プラズマコイです(^^)
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今回は、成長著しく将来の高配当株の候補の
「ロードスターキャピタル」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「ロードスターキャピタル」は不動産テックの企業
「ロードスターキャピタル」の事業内容は、主に不動産の販売とクラウドファンディングを行っている会社です。
2017年に上場した比較的若い「不動産テック企業」ですね。
ロードスターキャピタルの主な収入源
- クラウドファンディング事業・・・投資家が自ら物件を選ぶソーシャルレンディング事業
- コーポレートファンディング事業・・・東京圏のビルやマンションなどを購入して売却する、一般的な不動産投資
- 仲介コンサルティング事業・・・不動産の仲介事業
- アセットマネジメント事業・・・投資用の不動産を投資家に変わって管理・運用
クラファンの事業は成長途中で
売上の多くは「普通の不動産売買」ですね。
不動産テックとしてクラウドファンディング事業を売りにしていますが、
実際の売上は、コーポレートファンディング事業が占めています。
時価総額は記事投稿時で「232億円」と小型の企業です。
今回は業績や、今後も配当金を出し続けられる企業なのか?
今は買いなのか?を分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
上昇中だがまだまだこれから
「ロードスターキャピタル」の配当利回りは2%後半と伸びてきていますが、まだまだ成長株で、事業が成長するまで魅力的とは言えない水準です。
今は配当を狙う株ではないですね
また株主優待に「OwnersBook」の購入枠ということで、ここも特徴ですね。
それではこの株は買いか?実際の業績を見ていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
成長中だが少し鈍化している?
株価が上昇したり、配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ロードスターキャピタル」の業績は伸びていますが、
売上規模の割には成長が鈍化しています。
売上高の伸びがイマイチなので、ここから再成長して欲しい所です。
営業利益率(10%以上は欲しい)
30%近い!
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ロードスターキャピタル」の営業利益率は30%近くと驚異の水準といえます。
不動産業界は比較的営業利益率が高いですが、ロードスターキャピタルほどの水準の企業は珍しいです。
売上が小さくても、儲ける力が高い企業と言えそうです。
EPS(一株当たり当期純利益)
右肩上がり
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが一つの目安です。
「ロードスターキャピタル」のEPSは200円を目指して右肩上がりなのがポイントです。
EPSは毎年50%の成長をしてきているので、
2021/12が予想以上に伸びれば株価の上昇が期待できますね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
低すぎる・・・
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
「ロードスターキャピタル」は自己資本率は15%くらいです。
しかも少しずつ自己資本比率が下がってきています。
今は長期借入金が多く、攻めの経営姿勢を取っています。
ここはリスク要因なので今後注視したい所です。
借り入れで、販売用不動産を取得する手法は不動産業界の常套手段ですが、
自己資本比率の数字だけ見ると危機感を感じる水準です。
配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄!
2021年も増配予想
配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。
利益は毎年増えていて、配当的には連続で増配を行っていますね。
そのため配当利回りも上昇していいっていますね。
2020年は24.5円で増配でした。
2021年の配当予想も29円で更に増配です。
2021年は他の不動産会社が配当維持を予想するなか
ロードスターキャピタルは増配予想をしています。
売上はも増えていて、当期純利益も過去最高を更新中です。
儲かった分、積極的に利益を配当金に回しています。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向はまだまだ低い
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。
順調に増配していっています。
配当性向は2021年も15%弱を予定で高くはありません。
配当を増やしながらも、業績成長のために資金を回しています。
営業活動によるキャッシュフロー
不動産物件を買いまくるフェーズ!
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
その会社の事業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
「ロードスターキャピタル」は、営業CFは真っ赤です。
販売用の物件を買って売るスタイルの不動産会社はこのように営業CFが赤字になる場合が多いですね。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
積極的に融資を引いて増加中
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金」です。
基本的に保有する現金は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
「ロードスターキャピタル」の現金は全体的には増加傾向です。
現金の増減の主な理由は以下ですね。
- 駐車場などを立てる土地を買う → 現金減る
- 長期借入金で現金を手に入れたり → 現金増える
- 当期純利益で儲かった → 現金増える
黒字倒産しないように、融資によって現金を一定額積んでいますね。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
今後は4億、5億円くらいの配当の支払いですね
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、耐えられる現金あればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「ロードスターキャピタル」は現金の保有額や、直近の業績を考えると、
減配リスクは低いかな?と思います。
業績が堅調であれば、増配が期待できる企業です。
【まとめ】ロードスターキャピタルは新しい不動産テックの会社
クラファンよりも普通のビル販売が収益源
ロードスターキャピタルの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | まだ2%台 |
売上高 | ▲ | 成長鈍化 |
EPS(1株利益) | ○ | 連続で上昇中 |
営業利益率 | ◎ | 20〜30%と高い |
自己資本比率 | ✕ | 15%くらい |
1株配当 | ○ | 29円 連続増配中 |
配当性向 | ○ | 15%くらい |
営業CF | ✕ | マイナス |
現金など | △ | 当面は問題なし |
総合的には、今後の「ビルなどの不動産市場」の動向次第ですが、
営業利益率が高く「稼ぐ力でネガティブ材料を吹っ切れるか?」がポイントと言えます。
「ロードスターキャピタル」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】既に株価は回復している
この記事の執筆時点では株価は1031円。
現状でも上昇トレンド真っ盛りですが、
そろそろ株価も上がってしまっているようにも見えます。
このタイミングでは見送りかなと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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