こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、今後の経済回復時に注目していきたい、
「駅探」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「駅探」は、大企業の「統合管理ソフト」を提供する会社
「駅探」の事業は主に「乗り換えアプリ」を提供している企業です。
電車や飛行機などのアプリや、乗り換えのシステムを構築し、それに関連するサービスを提供しています。
プラズマコイも乗り換えアプリは「駅探」をつかっています
2020年は電車や飛行機に乗れない時期がつづきましたので、業績は悪化していますが、
今後は列車や飛行機が再び使われるようになれば、再び業績の回復が期待できますね。
駅探の主な事業は2つ
- コンシューマ向け事業
「駅探」アプリの有料会員や、サイトの広告による収入など - 法人向け事業
駅探BIZなど、業務ソリューションサービス、乗り換えの仕組みの外部販売での収入
時価総額は調査時点で「38億円」ということで小型株ですね。
今回は「駅探」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
基本的には2.5〜3%くらい
「駅探」の配当利回りは大体2.5%台です。
たまに高配当になりますが、基本的にはそこまで配当利回りの旨味はなさそうです。
現段階では高配当株としてはそこまで魅力的ではないですね。
今後は株価成長の期待を持ちつつ、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
売上は減少予想
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「駅探」の売上はコロナのショックが大きく、2021年3月期は大ダメージです。
この1年は業績の見通しは厳しいですが、
ワクチン接種により電車や飛行機に乗る人が増えれば未来の見通しは明るいですね。
2022年の業績はある程度回復してくるのではと思います。
営業利益率(10%以上は欲しい)
最近下がり気味
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「駅探」の営業利益率は減少傾向。
当初は20%くらいありましたが、どうにも最近は悪材料が多く、儲かりにくくなっているように思います。
営んでいる事業に、強みがなくなってきていると言えそうです。
営業利益率15%に早く回復したい
営業利益率が回復してこないことにはなかなか業績の回復も厳しいかもしれませんね。
EPS(一株当たり当期純利益)
減少傾向
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「駅探」のEPSはかなり減少してしまいました。
売上、営業利益率と平行してEPSも回復が望まれます。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
80%と高い水準
「駅探」の自己資本比率は高い水準なので有利子負債の返済負担は軽い状態です。
しかし直近の業績悪化により、長期借入金が増えていますね。
特に言うことがないほど、財務的には問題ないと判断できますね。
配当金(高いほど良い)
ずっと20円だったが・・・
「駅探」はずっと1株20円の配当金でたが、
2021年3月期も14円と減配予想。
このあたりは業績が悪いので遂に陥落といったところですね。
株主にとっては業績を回復させて20円復帰が悲願ですね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は40%以下が目安
「駅探」の配当性向は40%以下を目安とみて良さそうです。
直近は業績悪化なのでまずは業績を立て直す所からですね。
営業活動によるキャッシュフロー
安定的に黒字
「駅探」の営業CFは安定黒字。
2020年3月期も当期純利益は黒字ギリギリでしたが、営業CFとしては比較的豊富でしたね。
IT事業なので、仕入れがいらないと言う所が影響していそうですね。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
時価総額は38億円に対して
現金が24億ある。
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。
「駅探」の現金は近年は豊富に備蓄されています。
2020年3月期の最も苦しい期も何とか黒字のり切ったので、
2021年3月期の、経済状況の回復見通しを見る限り、赤字で現金が大きく減少する心配はなさそうです。
現金などの保有額としては全く問題ないですね。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
とりま2億くらい用意できればOKかな
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「駅探」は概ね1.5億〜2億くらい配当をだしていますので、当期純利益が3億円くらいあれば一旦安心ですね。
【まとめ】駅探は「駅などの乗り換えアプリ」を構築して駅の関連サービスを提供する会社
みんながたくさん電車を使うようになるかが今後のカギ
駅探の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2.5%くらい |
売上高 | △ | 大きく減少 |
EPS(1株利益) | △ | ギリギリ黒字 |
営業利益率 | △ | 近年かなり減少 |
自己資本比率 | ◎ | 80%以上 |
1株配当 | ✕ | 減配 |
配当性向 | △ | 直近は100%を 大きく超えている |
営業CF | ○ | 基本プラス |
現金など | ◎ | かなり豊富 |
総評としては、電車や飛行機に多くの人が積極的に利用すると業績が好調なので、
早く観光業界の盛り上がりや、需要の回復が求められます。
「駅探」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】底は打ったので買っても良いかも?
この記事の執筆時点では株価は569円。
たまに1000円以上に吹き上がる事がある株ですね。
見た感じ3年毎に7月に吹き上がっている気がするので、2021年7月も一気にくるのでしょうか。
テーマ的にも鉄道株などに1歩出遅れて上がってきそうな銘柄で、実際最近は株価がジリジリあがってきています。
株価も底値をどんどん切り上げているので、そろそろ買ってもいいかもしれません。
※投資は自己責任でお願いします。
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