プラズマコイです(^^)
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今回は「情報企画」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「情報企画」は金融業務パッケージソフトを開発している会社です。
金融機関(銀行・信用金庫・信用組合)が融資を検討する際、
「その企業に融資しても大丈夫か?」をチェックできるシステムを開発しています。
このような「信用リスクのチェックシステム」に契約書の作成システムなど「便利な機能を追加して金融機関に販売している」ということですね。
地味ですが営業利益率が38%と競合が少ない企業と言えそうです。
財務状態や業種的に似ている企業ではエックスネットもありますね。
情報企画(3712)は金融業務パッケージソフトを開発しています?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) January 23, 2022
金融機関(銀行・信用金庫・信用組合)が融資を検討する際「その企業に融資しても大丈夫か?」をチェックできるシステムですね??✅
業績は安定しており、暴落時に高配当化したところを拾いたい優良企業です??
市場が暴落して高配当化したら買い場の到来です!
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「情報企画」は金融機関向けの融資判断システム会社
- 「情報企画」のPER推移を見る
- 「情報企画」の配当利回りをみる
- 「情報企画」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「情報企画」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「情報企画」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「情報企画」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「情報企画」の配当金(高いほど良い)
- 「情報企画」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「情報企画」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「情報企画」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「情報企画」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「情報企画」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「情報企画」は金融機関向けのシステム開発会社。競合が不在の安定企業
- 「情報企画」の今後の株価は?買い時かを予想する
「情報企画」は金融機関向けの融資判断システム会社
「替えがきかない」商品を展開しています
「情報企画」の事業内容は、おもに「パッケージシステムの販売・管理」から生み出されています。
システムの使われ方は「決算書をチェック、財務分析・融資判断支援、担保不動産評価、企業の格付け」ですね。
「信用金庫」で主に使われており、小規模の「企業や個人事業主」に融資してよいか信用度をチェックするために使われていると予想できます。
IRを見ると今後の展望として、地銀などの新規導入も進めているようです。
セグメントとしては他には不動産賃貸業も行っていますね。
情報企画の3つの主要事業
- システム事業
金融機関向けのパッケージシステムの販売・保守運用 - 不動産賃貸事業
保有不動産での賃貸収入
時価総額は調査時点で「119億円」ということで小型株ですね。
PERは11.08倍とほどほどの水準です。
今回は「情報企画」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「情報企画」のPER推移を見る
PER的には10倍を切ったらバーゲンです
「情報企画」の今のPERは11.08倍。
過去の推移をみるとPERは11倍〜14倍の間が目安でしょう。
決算を見ながらですがPER的には10倍を切ったら投資を検討しても良さそうです。
「情報企画」の配当利回りをみる
利回りは3%と安定配当ですね。
「情報企画」の配当利回りは3%あたりです。
常に配当利回りが変わらない企業です。
配当利回りは3%を目安として割安度の検討材料となりそうです。
配当利回りが3.5%を超えたら大注目ですね。
「情報企画」の売上(上昇トレンドであるか?)
業績は着実に上昇しています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「情報企画」は長期に渡ってジリ上がり傾向。
このような時価総額が低い高配当株としては理想的な売上の上昇ペースかと思います。
売上の上昇率が高いと人気化しすぎてしまうかもしれませんので、
このぐらいのペースがちょうど良いですね。
「情報企画」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は38%!!
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「情報企画」の営業利益率は38%ほど。
非常に強い競合優位性をもっていると言えます。
IT企業とは言え、この営業利益率は寡占になっていると言えます。
専門的なシステムで、一度入れてしまうと他のシステムにスイッチすることはかなりハードルが高いです。
強いビジネスを展開していると言えます。
「情報企画」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「情報企画」のEPSは250円を超えて上昇中です。
EPSが右肩あがりというのも非常にポジティブな材料ですね。
「情報企画」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は盤石そのものです。
「情報企画」の自己資本比率は79%程度です。
無借金経営で、レバレッジもかけず安定的な事業を運営している企業ですね。
財務的には問題なしです。
日本の安定高配当株としては自己資本比率が70〜80%の企業が多いですね。
蔵王産業も似た財務状態の企業です。
「情報企画」の配当金(高いほど良い)
連続増配の企業です
「情報企画」の配当は連続増配の企業です。
毎年コンスタントに増配を続けられています
2022年の一株配当は90円と5円の増配予定です。
このペースで増配を続けてくれれば、いつ買ってもお得な銘柄と言えそうです。
「情報企画」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は35%が目安でしょうか
「情報企画」の配当性向は30〜35%で推移しています。
毎年5円の増配を行っていますが、まだ増配余力はありますね。
近年は少しずつ配当性向があがっていますが、配当性向もOKです。
「情報企画」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFも右肩あがりです
「情報企画」の営業CFは上昇傾向です。
年度で比較すると、概ね上昇を続けており業績の好調さが伺えます。
良い形で成長をできていますね。
「情報企画」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇中
「情報企画」の現金は2021年終了時は24億円程度です。
営業CFは毎年プラスで、フリーCFも毎年プラスです。
稼いだお金が現金として積み上がっています。
総資産から見る「現金比率」も約37%とキャッシュリッチな企業ですね。
現金保有額としてもポジティブな材料です。
「情報企画」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は上昇傾向です。
「情報企画」の配当総額は増加傾向です。
毎年増配をしていますので増加しますね。
今の業績や現金保有額を見る限り、減配リスクは低いと言えるでしょう。
「情報企画」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は右肩あがりです。
「情報企画」の当期純利益は上昇傾向ですね。
10年間でみても堅調に増加できていますね。
少しずつ新規顧客の開拓や、既存顧客への追加販売を獲得できていることが伺えます。
【まとめ】「情報企画」は金融機関向けのシステム開発会社。競合が不在の安定企業
安定&高配当株として非常に魅力な企業です
情報企画の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3% |
売上高 | ◯ | ジリ上がり |
EPS(1株利益) | ○ | 250円 |
営業利益率 | ◎ | 38%くらい |
自己資本比率 | ◎ | 79%くらい |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ○ | 35%くらい |
営業CF | ○ | 安定プラス |
現金など | ◯ | 増加中 |
総評としては、高配当株として、非の打ち所のない超優良銘柄です。
業績が崩れない限りは、配当利回りが3.5%〜4%になったら買いの銘柄といえるでしょう。
配当利回りが3%でも今後の増配を見込むのであればお得な銘柄といえます。
「情報企画」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】株価2000〜2500円になったら出動したい
この記事の執筆時点では株価2,910円。
今はマーケットリスクが高く、チャートは下落傾向です。
そのため暴落を覚悟して2000〜2500円になったら買いに向かいたいですね。
買いに向かう前に直近の決算は確認してからにしましょう。
※本記事は個別株の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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