株式投資・金融知識

【美容銘柄】「アイスタイル(3660)」は化粧品口コミサイト「アットコスメ」を運営。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は黒字転換2倍株候補の「アイスタイル」の財務分析をしていきます。

アイスタイルは主に「アットコスメ」のサイト運営をしている企業です。
他にはECサイトや実店舗(24店舗)も展開しています。

アットコスメは月間訪問者1,430万人のユーザー数の国内最大級の化粧品、スキンケア情報が集まる”美容の総合サイト”です。

コロナショックで外出自粛により化粧品や美容の興味が薄れており業績が悪化していました
しかし今後は「化粧品需要は回復に向かう」とプラズマコイは見ています。

プラズマコイ

美容品に関するサービスを行う企業ですね。
化粧品の需要によって業績が大きく左右されます。

「アイスタイル」は化粧品を中心に美容のコミュニティ、ショッピングサイトの運営を行う会社

売上高はECや実店舗によって取る。利益は@cosumeで取る形になっています。

@cosumeは女性なら一度は見たことがある化粧品サイトではないでしょうか。

「アイスタイル」の事業利益はおもに「@cosumeの運営」で生み出されています。
サイトの広告枠を提供し、企業からの収入を得ています。

他には自前でECサイトや実店舗を持てちます。
今は投資段階に見えますが、今後はこちらの利益が伸びてくることも予想されます。

特にECサイトに関してはどの小売業も今後の必須テーマになっていますね。

「アイスタイル」は美容に関するコミュニティサイトや店舗を展開する企業。
美容に関する需要が業績を左右する。

Global事業は基本的には赤字ですが、これは業種を問わず他の企業も苦戦している領域ですね。
日本企業が海外で利益をあげるのは至難の業だということが分かります。

アイスタイルの事業は主に3つ

  1. On Platform事業
    日本最大の化粧品コミュニティサイト「アットコスメ」の運営
  2. Beauty Service事業
    化粧品ECサイト「cosme SHOPPING」運営、化粧品実店舗「cosme STORE」(国内24店舗)
  3. Global事業
    中国・香港・シンガポール・インドネシア・タイでサービス

時価総額は調査時点で「304億円」と小型株ですね。
PERは98倍で高い水準となっています。PERは一時的に利益が落ちているためこの水準になっていると言えます。

今回は「アイスタイル」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出せるようになる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「アイスタイル」の配当利回りを見る

無配の企業です。

アイスタイル」は現状は配当をだしていません。
過去は配当金を微額ですがだしていましたが、現在は業績悪化をしていることもあり出していません。

直近決算では通期の黒字転換が見込まれています。
今後は復配もありえますね。

  • 今後キャピタルゲインを狙えるか?
  • 今後の配当を期待できるか?

チェックしていきましょう。

「アイスタイル」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は急成長中です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「アイスタイル」は成長企業という位置づけで見るとよいでしょう。
2022年度も売上高成長率は26%を予想されており高成長が見込まれています。

事業別で成長力をチェックしていきます↓

特にBeauty Service(ECサイトでしょうか)の伸びが強いですね。
外でも売上は強気成長が予想されています。

ちょっと強気すぎる気もしますので注意が必要ですね。

「アイスタイル」の営業利益率(10%以上は欲しい)

営業利益率は低めといえます

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「アイスタイル」の営業利益率は直近予想では1%ほど。

コロナショックからなんとか営業利益を黒字転換するといったフェーズです。

ここで主力の「On Platform(@cosumeの運営)」の利益額を見てみましょう。
2017年の決算ではクオーターごとに6億円のほどの営業利益がありましたが、
2021年の決算では3〜4億円に半減しています。

収入源である@cosumeからの収入が半減しています。

2017年はOn Platform事業の営業利益はクオーターごとに6億円

2017年はOn Platform事業の営業利益はクオーターごとに3億円程度

事業基盤が由来できていることがわかります。

「アイスタイル」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは低い状態です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ということです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「アイスタイル」のEPSは低いです。

今の事業運営からするとEPSが高くなりづらい企業と言えるでしょう。
主力事業の利益が落ちており、今後も投資をする必要性が大きいためです。

「アイスタイル」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は低くなってきています

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「アイスタイル」の自己資本比率は35%です。
有利子負債の増加が目立ちます。

企業の体力が落ちていると考えてよいでしょう

事業のポテンシャルとしては「@cosme」「ECサイト」が利益を生み出すプラットフォームとして成長してこないと事業としては厳しくなってくるでしょう。

今は財務的にもジリ貧の状態と言えそうです。

アイスタイル」の配当金(高いほど良い)

無配の企業です。

まだグロース期?の企業ですので配当は出していません。

「アイスタイル」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFはプラスです。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「アイスタイル」の営業CFは概ねプラスです。
2021年は経費を削減し、大きめにプラスにしてきましたね。

今後は経済再開とともに攻めの事業運営がされそうですので営業CFは少し下がってくると予想しています。

「アイスタイル」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

現金は70億円ほどです。

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「アイスタイル」の現金は2021年度終了時は70億円です。
数年の動向をみていると、有利子負債を追加していますが、基本的には現金は横ばい。

事業を運営するのには70億円くらい持っておきたいという所でしょう。
事業規模が大きくなってきているので現金保有額も増えています。

「アイスタイル」の当期純利益は上昇中か?

今後は過去最高を目指していく展開になります

「アイスタイル」の当期純利益はコロナショックの大ダメージから黒字化しています。
今後は守備から攻撃に展開するフェーズで当期純利益10億を目指していく展開になるでしょう。

その後は過去最高を伺うシナリオですね。

当期純利益が10億円になるほどの数字がだせれば株価としてはポジティブインパクトとなりそうです。

【まとめ】「アイスタイル」は「@cosume」を収入源として、美容関係のサービスを展開する企業

ここ数年は業績回復の年となるでしょう。

アイスタイルの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り
売上高上昇中
営業利益率1%ほど
EPS(1株利益)まだ低い
自己資本比率35%くらい
1株配当
配当性向
営業キャッシュフロープラス
現金など増加中

総評として、長い目で見ると厳しい企業かと思います。
アフターコロナ銘柄としては数年の業績回復は期待できるでしょう。

次やその次の決算には十分期待できます。

【チャートは?割安?】「アイスタイル」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】利益額次第で株価が動く

この記事の執筆時点(21/10/22)では株価は411円。
利益水準とともに株価が動いていますね。

今は少しずつですがチャートも上昇トレンド。
うまくいけば株価も1000円くらいには回復できるかもしれません。

※投資は自己責任でお願いします。

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アイスタイル自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。

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  1. 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
  2. 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
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そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
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