プラズマコイです(^^)
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今回は「イオンモール」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「イオンモール」は日本最大の商業施設専業デベロッパー企業です。
ショッピングモール「イオン」を運営しているイオングループの中核企業です。
本体のイオン(8267)とは違う会社なのでその点は注意ですね。
イオンモール(3633)は「イオン」の開発・運営企業?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) April 10, 2022
総合利回りが5%を超えている高利回り株です?✨
優待のイオンギフトカードが魅力ですね♪
イオン内ならユニクロでも使えます??
本体のイオン(8267)と間違えないように注意ですね⚠
100株でイオンギフトカード3,000円分がもらえるのが嬉しいですね♪
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「イオンモール」はイオンを中心としたモールの開発・運営管理を行う
- 「イオンモール」のPER推移を見る
- 「イオンモール」の配当利回りをみる
- 「イオンモール」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「イオンモール」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「イオンモール」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「イオンモール」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「イオンモール」の配当金(上昇傾向か?)
- 「イオンモール」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「イオンモール」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「イオンモール」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「イオンモール」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「イオンモール」は高利回りで業績回復中の企業
- 「イオンモール」の今後の株価は?買い時かを予想する
「イオンモール」はイオンを中心としたモールの開発・運営管理を行う
ネット系サービスの事業を3軸で展開しています
「イオンモール」の事業利益は主に「テナントからの賃貸収入」から生み出されています。
テナント賃料は毎月の「固定賃料」と売上の◯%といった「手数料」の2つから生み出されています。
そのため、お客さんが集まるようにイオンモールに各企業の店舗を誘致したり、様々な施設・イベントを実施したりします。
主に国内モールの運営をしていますが、中国・アジアをを中心に海外展開も行っています。
日本での事業が8割ほどですが、伸びしろとして海外への出店も積極的に行っています。
イオンモールの事業カテゴリは3つ
- 日本
2021年11月末で国内89のモールを運営・管理 - 中国
中国でのモール運営 - アセアン
東南アジア(ベトナム、カンボジア、インドネシア )での事業
時価総額は調査時点(4/10)で「3,502億円」ということで中型株ですね。
PERは15.2倍と一般的にはそこそこ割安です。
今回は「イオンモール」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイ調査のため事実と異なる内容の可能性があります。
「イオンモール」のPER推移を見る
PERは割安水準です
「イオンモール」の調査時点のPERは14.5倍。
過去をみると現在のPERはそこまで割安には見えません。
近年は株価も下落傾向にあり、不人気化しているように見えます。
「イオンモール」の配当利回りをみる
利回りは上がってきました
「イオンモール」の配当利回りは直近予想では3.2%です。
不人気化して高配当化してきました。
優待も含めると総合利回り5%と高利回りになってきました。
株主優待はイオンモールで使えるギフトカードなど
以下のいずれかを選ぶことができます。
対象株数 | 優待内容 |
---|---|
100株 | 3,000円分のイオンギフトカード 3,000円相当のカタログギフト 3,000円のカーボンオフセットサービスの購入 |
500株 | 5,000円分のイオンギフトカード 5,000円相当のカタログギフト 5,000円のカーボンオフセットサービスの購入 |
1,000株 以上 | 10,000円分のイオンギフトカード 10,000円相当のカタログギフト 10,000円のカーボンオフセットサービスの購入 |
イオンギフトカードはイオンモールで買い物をする場合には現金と同様の価値になります。
普段の買い物に使えるので魅力的ですね。
「イオンモール」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりです
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「イオンモール」の売上は右肩あがりです。
2021年はコロナ禍の緊急事態宣言やまん延防止により落ち込んでいますが、
2022年になりある程度回復してきました。
2023年は再び成長し4000億円を突破する強いガイダンスがでています。
「イオンモール」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は10%を超えています。
業種や年度で異なりますが、日本企業の平均は4〜7%ほどと言われています。
「イオンモール」の営業利益率は下落が続いています。
今後は国内外の営業利益率は改善に向かうという意向です。
中期経営計画では2025年には18.7%まで回復させると記載されています。
目論見通りに行くかどうかが株価へ影響するでしょう。
「イオンモール」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばいです。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「イオンモール」の2023年は100円を超える予定です。
EPSは2019年、2020年と比べると回復途上です。
過去の150円が当面の到達目標になりますね。
「イオンモール」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は低いですが問題なし
「イオンモール」の自己資本比率は28%程度です。
有利子負債が年々増えており、自己資本比率としては低めになっています。
不動産デベロッパーという事業特性上、有利子負債が多くなる事業構造です。
事業は、テナントからの賃貸収入モデルですが、
イオンモール自体も賃貸元であるイオンリート投資法人に賃料の支払いしています。
今の投資フェーズでしょうが、どこかで自己資本比率も落ち着かせ、金利支払いを落ち着かせることも必要でしょう。
「イオンモール」の配当金(上昇傾向か?)
配当金は連続増配です。
「イオンモール」の配当は連続増配です。
配当は年々増加していますね。
2021年は赤字でしたが配当を維持しています。
減配耐性を感じます。
2023年も1株50円の配当維持の予想です。
「イオンモール」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%以上です。
「イオンモール」の配当性向は近年は50%です。
本来は30%あたりで抑えたいところでしょううが業績が悪く配当性向が高くなってしまっているというところでしょう。
今後はしばらくは配当金は維持傾向で、
事業拡大が上手くいけば増配するといった流れが予想できます。
「イオンモール」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定しています。
「イオンモール」の営業CFは安定プラスで推移しています。
安定プラスといっても2021年は前年から半分になっており業績悪化の影響が見て取れます。
2023年は売上のガイダンスも強いので、営業CFにも好影響があるでしょうか。
注目したいところです。
「イオンモール」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中です。
「イオンモール」の現金は2022年度 終了時は829億円程度です。
3000億円規模の事業で、事業運営、事業投資に現金が使われたと考えてよいでしょう。
過去の水準よりはまだ多めで、今後も積極的に事業投資も予定されています。
過去の推移をみていると保有額は問題ないでしょう。
「イオンモール」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は回復途上です。
「イオンモール」の当期純利益は回復途上です。
中期経営計画では2025年に営業利益900億円の高い目標が置かれており、実現できれば当期純利益も過去最高を達成するかと思います。
海外事業の展開など、中期経営計画の達成のハードルは高いと思います。
個人的には一旦2019年、2020年の水準まで戻るかを目安としています。
【まとめ】「イオンモール」は高利回りで業績回復中の企業
業績悪化で、高利回りになってきています。
イオンモールの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.4% 総合利回り5%超え |
売上高 | ▲ | 回復途上 |
EPS(1株利益) | ▲ | 回復途上 |
営業利益率 | ▲ | 下落中だが10%超え |
自己資本比率 | ▲ | 28%で下落中 |
1株配当 | ◯ | 赤字でも減配せず |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業CF | ◯ | 安定プラス |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、減配耐性がある高利回り株として魅力的な銘柄だと思います。
イオンは国内No.1のショッピングモールで、
その中核企業であるイオンモールは安定感がある企業です。
未来のことはわかりませんが、
コロナ禍がどこかで落ち着けば、復活を期待して保有することは十分アリでしょう。
「イオンモール」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】チャートは悪いですが下値で耐えている歴史あり。
この記事の執筆時点では株価は1,539円。
過去の株価推移をみていると1,200円あたりを下値に反発しています。
今はレンジ相場でトレンドとしては下落傾向ですが、下がっても1,100円、1,200円で反発すると思えば、
総合が5%を超えている今はお買い得な水準と考えられます。
いまなら高配当株として買ってもよいでしょうし、
損失が怖いなら1,200円〜1,400円あたりまで待っても良いでしょう。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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