プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は外食産業を中心に顧客満足度の覆面調査をしている「MS&コンサルティング」の財務分析をしていきます。
2017年のIPO組です。
フォローしている飲食店から「25日から通常営業に戻します」と連絡がきました?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) October 22, 2021
そろそろ覆面調査?の「MS&コンサルティング(6555)」は来るかもしれないので注目しています?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
これからは外食産業やそれに付随するサービスが復活してきそうです
- 「MS&コンサルティング」は主に飲食業の顧客満足度を覆面調査する会社
- 「MS&コンサルティング」の配当利回りを見る
- 「MS&コンサルティング」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「MS&コンサルティング」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「MS&コンサルティング」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「MS&コンサルティング」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「MS&コンサルティング」の配当金(高いほど良い)
- 「MS&コンサルティング」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「MS&コンサルティング」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「MS&コンサルティング」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「MS&コンサルティング」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「MS&コンサルティング」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「MS&コンサルティング」営業利益率が高めの覆面調査会社。
- 【チャートは?割安?】「MS&コンサルティング」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「MS&コンサルティング」は主に飲食業の顧客満足度を覆面調査する会社
覆面調査やその結果からコンサルを行うことで利益をあげている企業です
「MS&コンサルティング」の事業利益は「覆面調査の事業」から生み出されています。
少しずつ外食産業も復活しており最近は業績が回復してきています。
ダメージは大きいですが今後は経済再開とともに、覆面調査の依頼も戻り、業績が復活することに期待したいですね。
最近では顧客満足(CS)・従業員満足(ES)・業績の改善サイクルを無理なく回すための各種ツール(SaaSクラウドサービス)も提供していますね
時価総額は調査時点で「31億円」ということで超小型株ですね。
PERは21.34倍と少し割高の水準です。
今回は「MS&コンサルティング」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「MS&コンサルティング」の配当利回りを見る
配当利回りがあがってきました
「MS&コンサルティング」の配当利回りは1.7%です。
利回りはそこまで高くはないですが、過去に比べてあがってきているように見えます。
ちなみに株主優待は実施していません。株主優待があれば個人投資家には人気がでそうですけどね。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「MS&コンサルティング」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は横ばいから一気にさがりました
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「MS&コンサルティング」の売上は右肩あがりでしたがここ数年はコロナショックの影響で大きなダメージを受けています。
2022年は一転して強いリバウンドが見込まれています。
今後は30億円を目指して再成長が期待されます。
「MS&コンサルティング」の営業利益率(10%以上は欲しい)
利益率は高い水準です
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「MS&コンサルティング」の営業利益率は10〜20%ほど。
2021年は一時的に大きく下がっていますが、平常時だと高いですね。
コンサル企業のため利益率が高いビジネスモデルです。
高い営業利益率はポジティブな材料ですね。
「MS&コンサルティング」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSはここから復活できるかが注目です
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「MS&コンサルティング」のEPSは減少中です。
ここからEPSは再上昇してくる可能性は高いかと思いますが、順調に業績回復・業績成長ができるかは株価に大きな影響を与えます。
短期的には業績は一気に回復することが予想されます。
「MS&コンサルティング」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い水準です
「MS&コンサルティング」の自己資本比率は70%程度です。
有利子負債も少しありますが問題はなさそうです。
自己資本比率は常に高い水準を維持しており、財務的には問題なさそうですね。
財務レバレッジをかけない会社なので大きな売上成長はないかもしれません。
地道な成長になりそうです。
「MS&コンサルティング」の配当金(高いほど良い)
業績連動だが概ね増配傾向
「MS&コンサルティング」は近年は業績悪化で無配に転落しています。
利益が戻ってこれば復配しそうですね。
2022年は無配転落が予定されております。
「MS&コンサルティング」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%目安です
「MS&コンサルティング」の配当性向は決算資料によると30%です。
近年は厳しい業績で配当性向も目標通りにはいけていないですね。
業績を立て直し安定的に配当を生み出すべく事業運営をしているようです。
また、配当性向は30%ほどですが、自社株買いなどで総還元性向は100%にする見込みもあるなど、株主還元に意欲的な企業です。
「MS&コンサルティング」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定的にプラスです
「MS&コンサルティング」の営業CFは増加傾向です。
営業CFは安定的に推移しています。
赤字でも営業CFはマイナスになりませんでしたね・
「MS&コンサルティング」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は減少したので有利子負債で調達しています
「MS&コンサルティング」の現金はコロナショックで一気になくなりました。
そのため4億円の有利子負債によって現金を倍にしています。
今後は黒字経営なので、最終的に現金はプラスになる企業です。
この手持ち現金を今後どのように使っていくかがポイントになります。
「MS&コンサルティング」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
1億円くらいがターゲット
「MS&コンサルティング」の配当金は1億円くらいがターゲットです。
まずは復配がされてからですが、配当総額としてはそこまで大きくはないですね。
事業規模に比例して配当総額は大きくなる傾向があるので、業績成長が一つのカギになりそうです。
「MS&コンサルティング」の当期純利益は上昇中か?
利益3億円のポテンシャルはあるはずです
「MS&コンサルティング」のコロナショックで大ダメージを受けました。
2022年度は黒字転換が予想されています。
今後は経済再開が起こり、順調にいけば業績の巻き返しに期待できると思います。
【まとめ】「MS&コンサルティング」営業利益率が高めの覆面調査会社。
ミステリーショッパーを派遣。
「店舗の接客やサービス」の質を把握して、フィードバックによってお客様の満足度が高いサービスを提供します。
MS&コンサルティングの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ✕ | 0% |
売上高 | ✕ | 減少中 |
営業利益率 | ◯ | 10〜20% |
EPS(1株利益) | ▲ | 30円くらい |
自己資本比率 | ◯ | 70%台 |
1株配当 | ✕ | 無配転落 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 有利子負債で増加 |
総評としては、業績は不調な企業です。
やはり覆面調査は外食産業が主な顧客なので自粛生活は厳しかったようです。
業績の厳しさが数字に現れていますね。
今後は経済再開とともに業績が伸びてきそうかが判断ポイントです。
【チャートは?割安?】「MS&コンサルティング」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】過去最高水準くらいには急速に回復すると思う
この記事の執筆時点(21/10/22)では株価は698円。
この5年で株価は半分ほどになっています。
特に最近の株価も軟調で戻りが遅いですね。
プラズマコイ的には経済再開が起こり需要もあがるため、1年くらいは業績がもどってくる時期かなと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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