こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当株として注目の「SRAホールディングス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
SRAホールディングスの事業内容
「SRAホールディングス」の事業内容を見てみましょう。
画像だけを見ても何のことか分かりませんが、
簡単にまとめると「AIなどのシステム関係」に関わるサービスで、主に3つの業務を行っています。
- システム構築
- 作ったシステムやインフラの運用保守
- 各種ソフトウェアやサーバ機器の販売
「SRAホールディングス(証券コード 3817)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「SRAホールディングス」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
4%をかなりの割合で超えている!
「SRAホールディングス」の配当利回りは現在4%を超えています。
文句なしの高配当株といえます。
配当利回りが4%未満のときは「株価が上がっている時です」
何か理由があるはず、業績をチェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
業績はじりじりと成長。
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「SRAホールディングス」は売上が右肩あがりでコロナの影響もそこまでありません。
業種的にはIT産業、DX産業なので、今後の成長も見込めると思います。
これからも堅調な業績が続きそう!
営業利益率(10%以上は欲しい)
10%を安定的に超えられてる
いい感じ!
売上から経費を引いたの時の儲かり具合が「営業利益率」でわかります。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えて置きましょう。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「SRAホールディングス」の営業利益率は10%を超えています。
しかも、近年に営業利益率が伸びているので、
利益体質になってきていますね。
EPS(一株当たり当期純利益)
EPSはまずまず
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが一つの目安です。
「SRAホールディングス」のEPSはここ数年は100円〜200円と優秀な水準です。
効率的に稼ぐ力は優秀な企業と言えますね。
※2020/03はマイナスですが「投資有価証券の評価損」なので一時的な要素として問題ないと判断しています。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
「SRAホールディングス」は自己資本率は60%弱を推移しています。
借金も小額なので問題なさそうです。
つまり、財務は問題なしです
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。
配当金は110円を維持できるかが今後の焦点
概ね減配はしていないので、今後この配当金を維持できるか?を見て行きたいと思います。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
配当性向は高いですね。
「SRAホールディングス」は配当性向は50%程度で比較的高いと言えます。
企業の有価証券報告書でも、企業から正式に、
”株主還元として、「配当性向50%を目途に安定的な高配当を目指す」”
と発表されています。
そのため、減配のリスクが高いと思われ、配当利回りが高く保たれていると考えられます。
営業活動によるキャッシュフロー
ここ5年は横ばい
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
その会社の事業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
「SRAホールディングス」は、概ね25億〜40億の間を遷移しています。
現金を稼ぐ力は良くも悪くも安定しています。
成長産業なのに伸びてない点を
マイナスと見る見方もあります
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
減少している!?
みなさんもご存知のように、基本的に現金は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
「SRAホールディングス」の現金は減少傾向です。
激しい競争にさらされている可能性?
今後への積極的な投資をしている可能性?
現金低下の理由は「投資」をしている部分が大きい
現金が減少している理由の最大の理由は「投資にお金を使っている」と言えそうです。
この投資が、未来に回収できるかがポイントになります。
DX人材の育成など、今は投資をする時と判断しているようです。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
13億円くらいの配当の支払いですね
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、
現金などの内部留保で配当が賄えれば、配当維持が期待できるということです。
現状の業績から考えると、減配のリスクはあると判断できます。
ここ2、3年のうちに、投資を回収できるような事業フェーズに入れるかどうかがポイントになってきますね。
【まとめ】SRAホールディングスは「IT、DX」の統合的なサービスを提供している企業
デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の様々なサービスを提供している企業
SRAホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 4%台 |
売上高 | ○ | 基本的には右肩上がり |
EPS(1株利益) | ○ | 100円〜200円くらい |
営業利益率 | ○ | 10%くらい |
自己資本比率 | ▲ | 50%くらい |
1株配当 | ▲ | 今の業績では増配は望めない |
配当性向 | △ | 50%を目安 |
営業CF | ○ | 基本的にプラス |
現金など | △ | 投資がかさんでいる |
現状の業績からみて、株主還元の意志は高いところが魅力な企業だと思います。
しかし「事業投資+株主還元」で、企業体力が減少中なので、
そこを加味して投資判断をする
※この記事を書いている時点の意見です。
「SRAホールディングス」に投資すべきか?
最後の、記事投稿時点での、プラズマコイの投資判断です。
「業績が伸びる or 現状維持ができる」と思うなら投資しても良さそう
※投資は自己責任でお願いします。
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同じIT系の企業です。こちらは業績が堅いですね。
こちらも似たような堅調さがある企業ですね。
総合商社7社の中で”買い”の高配当株を探しました。
化学メーカー7社の中で”買い”の高配当株を探しました。
安定企業、三井住友ファイナンシャルGの財務分析です。
https://manabinomado.com/money_investment/%e3%80%90%e9%ab%98%e9%85%8d%e5%bd%93%e3%80%91%e3%80%8c%e4%b8%89%e4%ba%95%e4%bd%8f%e5%8f%8b%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%978ドコモとKDDIの財務分析です。
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