プラズマコイです(^^)
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今回は「ENEOS ホールディングス」の財務分析をしていきます。
ENEOS ホールディングスは国内燃料油販売量において
国内トップの50%ものシェアを持つ石油会社です。
ENEOSホールディングス (5020)は石油精製→販売がメイン事業のエネルギー会社です?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) December 22, 2021
ESG投資の観点から株価はあがりにくいですが、クリーンエネルギーに事業転換の途中です?
何より魅力なのは高配当ですね‼
配当利回りは現時点で5%を超えています??
連続増配銘柄です??
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
減配をしないのが強みの高配当株です
- 「ENEOS ホールディングス」は石油販売がメイン事業のエネルギー会社
- 「ENEOS ホールディングス」のPER推移を見る
- 「ENEOS ホールディングス」の配当利回りを見る
- 「ENEOS ホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ENEOS ホールディングス」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ENEOS ホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ENEOS ホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ENEOS ホールディングス」の配当金 推移
- 「ENEOS ホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ENEOS ホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ENEOS ホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
- 「ENEOS ホールディングス」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
- 「ENEOS ホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ENEOS ホールディングス」は安定配当が魅力の成熟企業
- 【チャートは?割安?】「ENEOS ホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ENEOS ホールディングス」は石油販売がメイン事業のエネルギー会社
今は石油事業が中心で将来が不安視されています。
今後はクリーンエネルギー事業がカギになります。
「ENEOS ホールディングス」の事業利益はおもに「石油精製販売」から生み出されています。
一般向けにはガソリンスタンドの「エネオス」でおなじみですね。
国内1位のシェアを持ち、石油などの化石燃料の需要はまだまだ旺盛です。
そのため「ENEOS ホールディングス」は堅調に推移しています。
「ENEOS ホールディングス」は今のビジネスでは株価が上がりにくいのが特徴です。
理由は機関投資家の投資マネーが集まりにくいビジネスを行っているためです。
地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素。
それを排出する化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)の事業には投資がされにくいのが今の時代ですね。
その意味もあり、今後はクリーンエネルギー事業を主軸にすべく投資をしています。
ENEOS ホールディングスの事業セグメントは3つ
- エネルギー
主に国内向け(日本が8割)に石油を精製・販売する - 環境石油・天然ガス開発
原油及び天然ガスの生産 - 金属
金属の精算・製錬・リサイクル事業
時価総額は調査時点で「1兆3857億円」ということで大型株ですね。
PERは4.92倍と割安です。
今回は「ENEOS ホールディングス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ENEOS ホールディングス」のPER推移を見る
今は割安にみえますが。
「ENEOS ホールディングス」の今のPERは4.9倍。
過去の推移から見ると、かなり割安に見えます。
「ENEOS ホールディングス」の配当利回りを見る
近年の配当利回りは上昇傾向
「ENEOS ホールディングス」の配当利回りは直近予想で5.13%。
ここ数年は高配当株の言葉が似合う高い配当利回りを維持しています。
逆にいうとここ数年で不人気化が進んだとも言えますね。
「ENEOS ホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
上下差は激しいですが横ばい気味です
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ENEOS ホールディングス」の売上は概ね横ばい。
成熟企業のため売上規模はなんとか横ばいを保てるかといった状態です。
売上は原油価格や市場の需要によって大きく左右されるので、そこまで安定しない印象です。
「ENEOS ホールディングス」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は下落傾向
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ENEOS ホールディングス」の営業利益率は4%ほど。
メイン事業のエネルギーセグメントは薄利多売のビジネスモデルのため営業利益率は低めです。
「ENEOS ホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばい
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ENEOS ホールディングス」のEPSは、減少傾向です。
利益は安定しないですが、たまにポーンと業績が跳ねる年がありますね。
また、時価総額からみると微々たるものですが、自社株買いも近年は活発に行っています。
「ENEOS ホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は横ばい
「ENEOS ホールディングス」の自己資本比率は28%程度です。
有利子負債も2兆円ほど保有されており、かなり低い水準です。
しかしこの水準を長年続けているので経営上の問題はなさそうです。
総資産に至っては上昇傾向にありますね。
「ENEOS ホールディングス」の配当金 推移
配当は連続増配で安定傾向!
「ENEOS ホールディングス」は10年もの間、増配 or 配当維持をしていますです。
減配をしない所が魅力の企業です。
2022年度の1株配当も22円予想です。
基本的には減配をしないように決められていましたね。
宣言を最低水準でクリアした形です。
「ENEOS ホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%です
「ENEOS ホールディングス」の配当性向は50%が目安です。
たまに赤字のこともありますが、配当金は減配していないです。
利益がでたときは配当性向が50%ほどで配当をだしています。
配当性向的には増配余力は乏しいと見ていいでしょう。
「ENEOS ホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定的にプラスです。
「ENEOS ホールディングス」の営業CFはプラスで推移しています。
売上、利益は悪化するときも営業CFはプラスで着地していますね。
特に近年は、営業CF的には高めの水準ですね。
多少、赤字になってもキャッシュが回っていれば企業運営としては問題ないと言えます。
「ENEOS ホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
現金は4000億円程度で推移。
「ENEOS ホールディングス」の現金は4000億円あたりで横ばいです。
現金保有額はここ5年は安定推移で、10年間でみると成長しているとも言えます。
現金保有額としては問題ないですね。
「ENEOS ホールディングス」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
「ENEOS ホールディングス」の配当金の支払い推移はどうでしょうか?
700億円くらいが目安でしょうか。
「ENEOS ホールディングス」の配当総額は概ね上昇傾向です。
営業CFが大きくプラスで、減配懸念は少ないと見ていいでしょう。
この企業は、営業CFが大きく出ているのが魅力的の企業ですね。
「ENEOS ホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
安定感は乏しいですね
「ENEOS ホールディングス」の当期純利益は上下が激しいです。
利益額は「原油の仕入価格」や「為替の影響」によるものも多く利益の数字は上下が激しいですね。
利益額だけみるとあまり良い印象はないですが、
それとは別に潤沢なキャッシュ・フローがあるので問題ないと言えそうです。
【まとめ】「ENEOS ホールディングス」は安定配当が魅力の成熟企業
高配当株としては魅力的な銘柄です
ENEOS ホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 5% |
売上高 | ▲ | 横ばい |
営業利益率 | ▲ | 4% |
EPS(1株利益) | ▲ | 上下がある |
自己資本比率 | ▲ | 28% |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ▲ | 50%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 比較的安定 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、高配当株として検討したい銘柄です。
配当利回りが5%以上であれば、旨味が見られる水準と言えるでしょう。
一方で株価の上昇はそこまで見込めない銘柄だと思います。
【チャートは?割安?】「ENEOS ホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】配当利回り5%は魅力
この記事の執筆時点(21/12/22)では株価は429円。
4万円程度からと買いやすい水準で高配当株デビューや買いましができるので、高配当株としては検討しやすい銘柄だと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
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