投資歴7年 プラズマコイです(^^)
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今回は成長企業「ラクスル」の財務分析をしていきます。
「ラクスル」は「企業同士の仕事の受発注を行うためのWEサービス」を運営するプラットフォーム企業です。
最近は事業領域を広げていってもいます。
サービスの代表例は、企業名と同じサービス名の「ラクスル」です。
ネットで簡単に印刷物を注文できる印刷通販サイトです。
提携する印刷会社の保有する印刷機の非稼働時間を利用することにより、
格安で印刷できるので話題になりました。
2018年のIPO銘柄です。
ラクスル (4384)は小ロットから印刷物を”格安で発注”できる「ラクスル」というECプラットフォームを展開する会社です?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) December 24, 2021
印刷物の受発注を”EC上で行う”という新発想で話題になった企業ですね?
近年は事業を多角化しています?
今後、業績を急拡大する経営姿勢を示しています。
BtoBプラットフォームを運営で今後に高い期待ができる企業です。
- 「ラクスル」はクラウド型POSレジ「ラクスル」がメイン商材
- 「ラクスル」の配当利回りを見る
- 「ラクスル」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ラクスル」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ラクスル」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ラクスル」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ラクスル」の配当金(高いほど良い)
- 「ラクスル」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ラクスル」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ラクスル」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ラクスル」は印刷などのシェアリングプラットフォームを運営している成長企業
- 【チャートは?割安?】「ラクスル」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ラクスル」はクラウド型POSレジ「ラクスル」がメイン商材

「ラクスル」「ハコベル」「ノバセル」の3つ以外にも
新たなサービスを展開していってます
「ラクスル」の事業利益はおもに、印刷・集客支援の「ラクスル」で生み出されています。
他の事業は現在は利益は出ていません。
しかし「ハコベル」「ノバセル」「ジョーシス」など次々とサービスを開始し「ラクスル」のサービス自体も成長を続けています。
事業内容は、シェアリングエコノミーの観点から見ることもできます。
自社で、印刷部門や輸送部門を持たなくても良いので、特に小規模の事業者にとってメリットがあるでしょう。
いずれにしろ「ラクスル」の事業はスキマの需要であったり、潜在的に眠っている需要を掘り起こしているともいえます。
メイン事業は3つですが「ハコベル」「ノバセル」は子会社化していますね。
事業をよりスピーディーに成長させてくれそうです。
ラクスルの事業は主に3つ
- ラクスル
印刷・広告シェアリングプラットフォーム - ハコベル
物流シェアリングプラットフォーム - ノバセル
広告プラットフォーム(テレビCM、タクシー広告、WEB動画)
時価総額は調査時点で「1,528億円」と中型株ですね。
PERは900倍予想です。成長への強い期待がありますね
今回は「ラクスル」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出せるようになる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ラクスル」の配当利回りを見る
無配当の企業です。
「ラクスル」は現在は配当をだしていません。
グロース期の銘柄ですので株主還元よりも企業成長を優先するフェーズのようです。
「ラクスル」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は毎年成長率が上昇中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ラクスル」は毎年成長をしています。
※2022年は当初は390億円ほどの業績予想から332億円と下方修正となり株価がさがっています。
理由は会計基準の変更なので実質は問題ないかと思っています。
新会計基準にあてはめても2022年度は売上が30%成長と力強い成長予想です。
「ラクスル」の営業利益率(10%以上は欲しい)

営業利益率は黒字ぎりぎりです
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ラクスル」の営業利益率は0%を前後。
今は投資のフェーズなため利益をコントロールしているフェーズです。
あまり赤字を掘らないようには調整されていますね。
「ラクスル」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇中です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ラクスル」のEPSは上昇中です。
グロース期の銘柄としては順調ですね。
大きなEPSの伸びはまだお預けですが、徐々に伸びており、今後に期待を持てる推移です。
「ラクスル」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は高いですね
「ラクスル」の自己資本比率は34%です。
2020年に有利子負債を50億追加して一気に自己資本比率がさがりました。
財務基盤としては安心感はない水準ですが、
個人的にはグロース期の企業はこのくらい自己資本比率が低くてOKだと思います。
レバレッジを掛けるべきフェーズですね。
「ラクスル」の配当金(高いほど良い)
無配当の企業です。
まだグロース期の企業ですので配当は出していません。
「ラクスル」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは増加傾向
「ラクスル」の営業CFは安定的に成長しています。
2021年は15億もの営業CFを達成しています。
事業は軌道にのってきたと見ていいでしょう。
業績は順調に推移していると思います。
「ラクスル」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

事業資金を厚めに積んでいます。
「ラクスル」の現金は2021年度終了時は136億円程度です。
チャンスを逃さないようにいつでも動かせる現金を厚めに保有しているように見えます。
わざわざ有利子負債で調達したほどですので、投資の意識が旺盛のようです。
「ラクスル」の当期純利益は上昇中か?

そろそろ安定黒字の時期でしょうか。
「ラクスル」の当期純利益は2021年に黒字化。
2022年も同水準以上に黒字で着地しそうな気配です。
そろそろ利益フェーズに入ったように見え、今後の成長に期待が持てます。
【まとめ】「ラクスル」は印刷などのシェアリングプラットフォームを運営している成長企業
ECで様々な業務にシェアリングを提供
ラクスルの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | ー |
売上高 | ◎ | 上昇中 |
営業利益率 | ▲ | 0%ほど |
EPS(1株利益) | ◯ | 成長中 |
自己資本比率 | ▲ | 31%くらい |
1株配当 | ー | ー |
配当性向 | ー | ー |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇傾向 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては業績が伸びそうなグロース企業です。
現在も業績は成長中で、決算も良く時価総額(約1500億円)からみるバリエーションは高くなっています。
いわゆる成長株の人気企業なので少しやけどに注意な側面はありますが、楽しみな銘柄です。
【チャートは?割安?】「ラクスル」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】チャートは右肩あがり
この記事の執筆時点(21/12/24)では株価は5,260円。
チャート的には上場来の上昇トレンドです。
株価がかなりあがってるので個人投資家的には手出しが難しいですね。
1株から買うような証券口座で少し遊んでみるくらいでしょうか。
※投資は自己責任でお願いします。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
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こちらは堅調さがある企業ですね。
