プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim
今回は「あい ホールディングス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「あい ホールディングス」は監視カメラなど「セキュリティー機器」のメーカーです。
利益の大半は①セキュリティー機器、②情報機器(印刷物のカッティングマシンなど)の2つの事業よって生み出されています。
他にも、カード機器及びその他事務用機器や、設計事業なども展開ています。
あいHD (3076)はセキュリティ機器メーカー?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) June 5, 2022
セキュリティ機器、カード発行システム機器、カッティングマシンなどを販売しています?
11年連続非減配で利益ベースでは右肩あがりを続けている増配株です??♂️
配当利回りも2.96%と上昇してきました?♪
売上は回復中ながら、利益は上昇傾向の企業です。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「あい ホールディングス」は通信インフラなど3つの事業を展開
- 「あい ホールディングス」のPER推移を見る
- 「あい ホールディングス」の配当利回りを見る
- 「あい ホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「あい ホールディングス」の営業利益率(10%以上は優秀)
- 「あい ホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「あい ホールディングス」の自己資本比率(目安40%以上)
- 「あい ホールディングス」の配当金(高いほど良い)
- 「あい ホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「あい ホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「あい ホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「あい ホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「あい ホールディングス」は利益上昇中の11年連続で非減配企業
- 「あい ホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「あい ホールディングス」は通信インフラなど3つの事業を展開
あい ホールディングスの主な事業セグメントは4つ
- セキュリティ機器
監視カメラやレコーダー等のセキュリティシステム機器を、マンションなど各種施設に提供 - カード機器及びその他事務用機器
主要製品:カード発行システム機器、鉄骨専用CAD - 情報機器
主要製品:カッティングマシン、ラベル加工用システム - 設計事業
建築総合コンサルタント業
主力のセキュリティー機器は利益率が40%と高いです
「あい ホールディングス」の事業利益は主に「セキュリティー機器」の事業もたらされています。
各種セキュリティー機器は販売とともに、保守業務も一括でパッケージ販売を行っています。保守業務の領域はストックビジネスになりますね。
時価総額は調査時点で「956億円」ということで中型株ですね。
PERは11.4倍と割安水準です。
今回は「あい ホールディングス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「あい ホールディングス」のPER推移を見る
いまのPERは過去比較では割安水準です。
「あい ホールディングス」の調査時点(22/6/3)のPERは11.4倍。
過去の水準と比較すると割安です。
最近は地合いが悪く、株価が減少傾向にあり、PER的には割安感が高まってきています。
「あい ホールディングス」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇中です。
「あい ホールディングス」の配当利回りは2.96%(22/6/3時点)
ここ10年で見ると3%以下で推移しており、なかなか高配当化はしてこないことがわかります。
しかし今は2.96%と3%突破に向けた期待が高まります。
割安感が高くなっている銘柄ですね。
「あい ホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は復活途上です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「あい ホールディングス」の売上は2018年の最高を目指して上昇中です。
2020年のコロナショックから、一気に回復することはできていないことがわかります。
2018年の過去最高から比べると、
リース関連・カード機器関連の事業の売上が減少しています。
PERが下がってきているのも、売上の減少が影響しているかもしれませんね。
「あい ホールディングス」の営業利益率(10%以上は優秀)
営業利益率は20%超えです
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「あい ホールディングス」の営業利益率は20%ほどです。
非常に高い営業利益率を達成しています。
特にメイン事業の「セキュリティ機器」は、単体での利益率が高いです。
マンションの監視カメラなど、販売から保守までを行っており、利益を出しやすいドル箱事業であると言えます。
「あい ホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは過去最高水準です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「あい ホールディングス」のEPSは120円あたりです。
2022年も過去最高水準まであがってきており、売上規模は低くなっていますが、利益水準は過去最高クラスまで高まっています。
「あい ホールディングス」の自己資本比率(目安40%以上)
自己資本比率は80%です。
「あい ホールディングス」の自己資本比率は80%です。
非常に高い自己資本比率で財務的には盤石ですね。
有利子負債もゼロで無借金経営を続けています。
「あい ホールディングス」の配当金(高いほど良い)
配当は10年連続増配です。
「あい ホールディングス」の配当は2010年から数えて11年連続で非減配の企業です。
配当額は常に増加傾向の増配株です。
2022年は1株50円と増配予定です。
「あい ホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%〜40%ほどです。
「あい ホールディングス」の配当性向は30%〜40%ほどです。
配当性向は概ね市場平均並みですね。
配当性向は維持しつつ、利益の伸びとともに配当金を増配していっています。
「あい ホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定上昇。
「あい ホールディングス」の営業CFは安定上昇。
長期に渡り上昇しています。
現金を稼ぐ力が年々高まっている企業ですね。
安定的に入金があるビジネスを展開できているようです。
「あい ホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「あい ホールディングス」の現金は2021年終了時は320億円程度です。
近年は投資に現金をあまり使っておらず、利益がそのまま現金に積み上がっている形です。
投資に現金をつかっていないということは、既存事業のポテンシャルの乏しさを感じます。
それを踏まえると今後の事業規模拡大にはM&Aが有効な手でしょう。
今まで、ニッチ産業に強みをもつ財務健全な企業を選んで慎重にM&Aを実施してきた歴史がありるので、投資家目線では、そろそろ次の有望な企業のM&Aを実施してほしいところですね。
「あい ホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
利益は増益傾向です。
「あい ホールディングス」の当期純利益は2022年は過去最高を達成する見込みです。
利益は順調に増えています。
売上こそ2018年のピークに戻っていませんが、利益は過去最高を更新しており、利益額にこだわった経営がなされていると考えられます。
【まとめ】「あい ホールディングス」は利益上昇中の11年連続で非減配企業
連続増配&高配当が魅力の企業です
あい ホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2.9% |
売上高(営業収益) | ▲ | 復活途中 |
営業利益率 | ◎ | 20%ほど |
EPS(1株利益) | ◯ | 過去最高水準 |
自己資本比率 | ◎ | 80%ほど |
1株配当 | ◎ | 11年連続で非減配 |
配当性向 | ◯ | 30〜40%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定上昇 |
現金など | ◯ | 上昇中 |
総評としては、ニッチ企業で強みを持つ事業を多数保有している優良企業です。
安定財務の企業で、爆発力があるというよりは、
既存事業に強みを持ち、堅実に利益を出し続けられる事業の集合体である企業と言えます。
「あい ホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】配当利回りがもう少し上がってほしいところ。
この記事の執筆時点(22/6/3)では株価は1,689円。
現在は株価が下落中です。
PER11.4倍は過去の水準から行くと非常に割安です。
株価が今後反転するかはわかりませんが、現時点では配当利回りが2.96倍とまだ高配当とは言いづらく、もう少し下がるまで我慢したい銘柄です。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
この記事が為になったと思ったら応援クリックをお願いします(^^)↓
にほんブログ村
関連コンテンツです。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。
「あい ホールディングス」はセキュリティ機器、情報機器の販売などの事業を展開。
セキュリティ機器は保守業務までをパッケージ化した形式で販売し、高い利益率を獲得している。
利益を上手く伸ばせており、11年連続で非減配につながっている。