株式投資・金融知識

【売上成長20%】「ネクステージ (3186)」は中古車ディーラー。業績は絶好調!株価は?投資すべき?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「ネクステージ」の財務分析をしていきます。

ネクステージは「中古車」がメインのディーラー企業です。
中古車の販売を中心に、クルマのメンテナンス・保険・整備など総合サポートを行っています。
全国に約180店舗を展開しています。

コロナショックで新車の製造が難しい中、中古車が人気ですね。

プラズマコイ

中古車需要を受け「地方に新店を出店」していっています

「ネクステージ」は中古車がメインの自動車ディーラー

2021年は利益が2倍と好調

郊外を中心に大型の「自動車専門店」を展開しています

「ネクステージ」の事業利益はおもに「中古車販売」のから生み出されています。
販売のみならず、買取や車検などのメンテナンスも実施しており、自動車の総合店という位置づけになります。

新車のディーラーも展開しており、今後はトヨタ、日産、ホンダ、スズキなどの大手メーカーと激戦が予想されます。

「ネクステージ」は中古車をメインとした自動車ディーラー。
普通車、軽自動車、外国車を取扱い業績は絶好調

日本は不景気が続いているので、今後も新車よりも中古車の需要が高くなってくることが予想できますね。

ネクステージのセグメント(事業分野)は2つ

  1. 中古車販売事業
    「総合販売:ネクステージ」「SUV専門:SUV LAND」「輸入販売:ユニバース」などの業態
  2. 新車販売事業
    新車販売

※専門店は新車の取扱いもあり

時価総額は調査時点で「2,149億円」ということで中型株ですね。
PERは17.2倍とそこそこ高いですね。人気株と言っても良さそうです。

今回は「ネクステージ」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「ネクステージ」のPER推移を見る


いまは過去と比較して平均なみの水準です

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「ネクステージ」の今のPERは19.0倍。
過去と比較しても平均なみです。

買いのタイミングとしては可もなく不可もない状態でしょうか。

PERは15倍〜20倍の間を意識したい企業ですね。

「ネクステージ」の配当利回りを見る


配当利回りがかなり高い企業です。

「ネクステージ」の配当利回りは1%弱
かなり低い部類です。

成長企業で利益はあまり配当に回していない企業です。
成長株としてチェックしていきたい銘柄ですね。

「ネクステージ」の売上(上昇トレンドであるか?)


売上は毎年20%成長

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「ネクステージ」の売上は上昇傾向です!
この成長継続はすごいですね!

ほぼ毎年20%以上成長しています。

「ネクステージ」の営業利益率(10%以上は欲しい)


営業利益率は上昇気味

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ネクステージ」の営業利益率は直近予想で5%ほど。

営業利益率も年々向上しており、効率的に事業運営ができています。

出店から時間が経つにつれ、顧客数が増加し営業利益率が向上しているようです。
つまり1年目よりも2年目、3年目と営業利益率が改善していくということです。

「ネクステージ」のEPS(一株当たり当期純利益)


EPSは上昇中

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ネクステージ」のEPSは100円を突破し、いまも毎年上昇しています。

業績の好調さが見られてOKな推移ですね。

利益が増え続けていることがわかります。

「ネクステージ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)


自己資本比率は37%ほど

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「ネクステージ」の自己資本比率は37%程度です。

有利子負債は増加傾向でレバレッジをかけた経営をしています。
今のところは大成功ですね。

まだまだ攻めの姿勢を崩していません。
有利子負債は減ってはいませんが、総資産が増えていいます。

自己資本比率は徐々に上昇してきていますね。

「ネクステージ」の配当金(高いほど良い)


配当は増配傾向です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「ネクステージ」の配当は連続増配ですね。
配当金はそこまで多くないですがそれでも毎年増加をしています。

2022年度は1株配当が21円とさらに増配予定です。
配当金も順調に増えていますね。

まだ株主還元を強めるフェーズではないですが、利益が増えてその分配当金も増えるという好循環になっています。

「ネクステージ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は10%未満です。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「ネクステージ」の配当性向は近年は10%未満です。
低い配当利回りです。

成長企業でいまは配当よりも事業成長に資金を振り分ける戦略です。

好業績銘柄でも、配当利回りが低い理由もこれならうなずけますね。

ガンガン成長していくために株主還元は抑え気味にされています。

「ネクステージ」の営業活動によるキャッシュフロー


ここ2年で黒字転換した形です

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「ネクステージ」の営業CFは近年黒字化しました

近年まではキャッシュアウトが多い年がつづいていましたね。
ここ2年の推移をみていると、事業が軌道にのっており、営業CFはプラスにできる自力がついたと思って良さそうです。

「ネクステージ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?) 


現金は増加気味です

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「ネクステージ」の現金は2021年時点では227億円。

近年は有利子負債を増やしていることもありますが、
キャッシュフローがでている分が現金に積み上がった形に見えます。

まだ溜め込むフェーズではないので、今後も積極的に現金は使っていくことでしょう。

「ネクステージ」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)

「ネクステージ」の配当金の支払い推移はどうでしょうか?


増配で総支払額も増えています

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「ネクステージ」の配当総額は5億円程度
配当性向が低いため、利益水準からみた配当総額も低い金額で抑えられています。

同時に安定的に右肩あがりであることわかります。

減配リスクはほぼ無い企業といえるでしょう。

「ネクステージ」の当期純利益は上昇中か?


成長率がすごいです!

「ネクステージ」の当期純利益は毎年20%以上の成長をしています。
2022年は成長スピードが鈍化していますがそれでも20%の成長予想。

非常にイケイケな企業であることがわかります。
利益100億円企業の仲間入りも間近です。

【まとめ】「ネクステージ」は中古車がメインのカーディーラー。成長力が高い企業


毎年高い成長力を誇る有望企業です

ネクステージの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り1%弱
売上高連続増加傾向
営業利益率5%で上昇中
EPS(1株利益)100円超えで上昇中
自己資本比率37%
1株配当連続増配
配当性向10%以下
営業キャッシュフロー近年安定
現金など問題なし
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、PERが10〜15倍以下なら買いで良い銘柄だと思います。
成長力が高く、業績は文句なし!22/1/6の決算も素晴らしかったですね。

【チャートは?割安?】「ネクステージ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。


【買い】押し目を狙うべしです

この記事の執筆時点(22/1/7)では株価は2,682円。
新高値を更新中です。

近年の株価をみているとPERは20倍ほどまであがれそうです。
そのため15倍以下で買えればキャピタルゲインを取りやすい銘柄と言えるでしょう。

※投資は自己責任でお願いします。

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