プラズマコイです(^^)
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今回は「アルトナー」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「アルトナー」は技術者派遣会社です。
エンジニア(技術者)に特化した派遣・業務請負会社ですね。
近年の業績は好調!
背景には「IT・DX時代」という時流があります。
アルトナーは「人材不足で需要が高いエンジニア業界の派遣業」を営んでおり、将来性に大きな期待が持てる高配当企業です。
所属エンジニアは各産業で需要が高い職種をカバー!
アルトナーにはアプリケーションソフトウェアの開発をするソフトウェアエンジニアが多数所属しています。
他にも回路基板を作る電子エンジニアや、機械の駆動システムを作る機械エンジニアなども所属しています。
アルトナーが好調な理由は日本の雇用環境も関係しています。
日本のエンジニア不足は深刻な問題と言われていますが、メーカーはエンジニアを抱え続けるのはリスクが高く(一度雇うと簡単に解雇できない)、一定の労働力をアウトソーシングしたいと考えています。
「アルトナー」はそんな需要を背景に成長し続けている企業と言えるでしょう。
アルトナー (2163)はエンジニアに特化した派遣・業務請負会社?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 11, 2022
売上・利益は右肩あがりで配当利回りは3%
PERも14倍程度の割安高成長株です?✔
時価総額も100億円未満と今後の成長に期待したい企業です??
多くの産業にはエンジニアの存在が欠かせません。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「アルトナー」はエンジニアに特化した派遣・業務請負を行う会社
- 「アルトナー」のPER推移を見る
- 「アルトナー」の配当利回りをみる
- 「アルトナー」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「アルトナー」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「アルトナー」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「アルトナー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「アルトナー」の配当金(上昇傾向か?)
- 「アルトナー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「アルトナー」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「アルトナー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「アルトナー」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「アルトナー」は連続増配の優良銘柄。エンジニア需要で業績好調
- 「アルトナー」の今後の株価は?買い時かを予想する
「アルトナー」はエンジニアに特化した派遣・業務請負を行う会社
高いエンジニア需要で全領域で成長できています
「アルトナー」の事業利益は主に「エンジニア派遣」から生み出されています。
産業技術のコアになる「機械設計開発」「電気・電子設計開発」「ソフトウェア開発」の3領域において、日本をの大手メーカーにエンジニアを派遣しています。
日本は技術力が高い国として有名で、高い技術力をもったエンジニアを多く派遣できることがアルトナーの成長のカギといえるでしょ。
アルトナーの技術領域は3つ
- 機械
2D・3D CADを使用して、機械が動く仕組みの設計 - 電気・電子
機器や装置の心臓部となる回路基板設計や、信頼性評価業務 - エンベット・モデルベース
機械や機器に組み込まれる制御システムのソフトウェア開発 - ソフトウェア
IoT機器に組み込まれるソフトウェアやネットワークシステムのアプリケーションソフトウェアの開発
詳細は公式サイトの会社案内にて
時価総額は調査時点(22/6/10)で「89億円」と小型株ですね。
PERは11.2倍と一般的には割安水準です。
今回は「アルトナー」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「アルトナー」のPER推移を見る
PER的には過去と比較すると割安です
「アルトナー」の今のPERは11.2倍。
過去と比較すると近年はPERが下がってきており、割安感が高まっているように見えます。
PERは下落傾向ではありますが、下落余地は限定的だと判断できる水準ですね。
「アルトナー」の配当利回りをみる
配当利回りは上昇中!
「アルトナー」の配当利回りは執筆時点(22/6/9)で4.39%です。
かなり高配当株になっています。
株価がさがっており、配当金を増配している結果ですね。
年々配当金は増加しており高配当株と言って良い水準になっています。
「アルトナー」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「アルトナー」の売上は上昇中です。
8年連続で売上は増加しており連続増収を達成中です。
成長企業と言っていいでしょう。
「アルトナー」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は12%程度です
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「アルトナー」の営業利益率は約12%ほど。
高い営業利益率を達成できています。
エンジニア人材は高単価で、事業が拡大するにつれ利益率が高くなっていることがわかります。
派遣業なので販売商品の原材料はかからず、固定費もあまりないため高利益率になりやすいビジネスモデルだといえそうです。
「アルトナー」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「アルトナー」のEPSは毎年上昇しています。
2023年は過去最高を達成見込みでEPSは100円に向けて上昇中です。
「アルトナー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は70%前後です。
「アルトナー」の自己資本比率は70%程度です。
無借金経営で財務力は盤石ですね。
有利子負債を使わずに事業運営がされています。
一気に業績拡大していくというよりは安定的に成長をしていくタイプの企業ですね。
「アルトナー」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「アルトナー」は8年連続増配の企業です。
増配率でいうと毎年二桁で成長しています。
2022年の1株配当も38円と増配予定です。
毎年増配を達成しており、増配力が最も魅力な点といえるでしょう。
「アルトナー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は40%あたりです。
「アルトナー」の配当性向は40%が目安です。
配当性向は年々増加していますが40%以下を意識されているように見えます。
無理せず増配を出来ていることがわかります。
「アルトナー」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向です。
「アルトナー」の営業CFは増加傾向です。
毎年増加傾向で推移していますね増加していますね。
営業CFの観点から、現金創出力の成長も確認できます。
ビジネスで生み出される毎年の現金収入額も増えていますね。
「アルトナー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「アルトナー」の現金は2022年終了時は35億円程度です。
現金の”手残り”が安定しており、現金が増加しつづけている企業です。
この企業は「事業投資」に資金を使わずに成長できる企業のようです。
有利子負債がないことと「投資活動によるCF」の少なさから感じます。
派遣業なため、大きな施設の建設も不要で、現金が残りやすい事業といえそうです。
「アルトナー」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新予定
「アルトナー」の当期純利益は上昇傾向です。
毎年過去最高を更新し続けています。毎年増益を達成できています。
右肩あがりで利益が増加しており、好調に成長できています。
当期純利益からもエンジニア需要が高く、事業成長を続けていることがわかりますね。
【まとめ】「アルトナー」は連続増配の優良銘柄。エンジニア需要で業績好調
連続成長で財務力も盤石です。
アルトナーの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 4.5% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◎ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 13% |
自己資本比率 | ◎ | 70% |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ○ | 40%弱 |
営業CF | ○ | 上昇中 |
現金など | ○ | 上昇中 |
総評としては、成長企業でありながら、連続増配&高配当の優良企業です。
無借金経営で金利上昇時の下落懸念も少なく、
今後の業績はエンジニア需要次第ですが今の経済トレンドから、専門的な技術者の需要が落ちることはあまり考えられず、未来も明るそうです。
「アルトナー」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】好決算で高配当の魅力的な企業です
この記事の執筆時点では株価は841円。
株価は横ばいですがPERが11.2倍のいま、強気に買い向かいたい企業です。
プラズマコイが強気の理由は4つあります。
- 決算が良い(毎年最高益を更新)
- 将来性も明るい(エンジニア不足の時代)
- 金利上昇局面に強い(無借金経営)
- 配当利回りも高い(しかも連続増配)
懸念点は時価総額が大きくないので、割安状態で放置される可能性があることでしょうか。
それでもこの4.5%の配当利回りであれば、好決算が続く限り保有してよいでしょう。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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