こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は10年以上減配なしの連続増配銘柄
「クリエートメディック」の財務分析をしていきます。
地味ながら、盤石な財務と業績で毎年安定性に配当金をだしてくれる優良企業です。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
高配当株に投資するときは検討したい銘柄
- 「クリエートメディック」は”シリコーン製カテーテル”を作る医療機器メーカー。
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「クリエートメディック」の配当利回りを見る
- 「クリエートメディック」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「クリエートメディック」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「クリエートメディック」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「クリエートメディック」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「クリエートメディック」の配当金(高いほど良い)
- 「クリエートメディック」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「クリエートメディック」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「クリエートメディック」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「クリエートメディック」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「クリエートメディック」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「クリエートメディック」は財務、業績と共に堅実ん医療機器メーカー
- 「クリエートメディック」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「クリエートメディック」は”シリコーン製カテーテル”を作る医療機器メーカー。



主にカテーテルを作っています。
「クリエートメディック」の事業利益は主に「カテーテルの販売」で生み出されています。
カテーテルは現代の医療には欠かせない医療機器です。
そのため、必ず一定の需要が見込める産業です。
いきなり売上が急増することはなさそうですが、安定的に需要がある製品ですね。
販売する国は主に国内販売ですが、次いで北米での販売も重要です。
クリエートメディックの製品カテゴリは5つ
- 泌尿器系製品
- 消化器系製品
- PEG関連製品
- 外科系製品
- 麻酔・呼吸器系製品
時価総額は調査時点で「97億円」ということで小型株ですね。
PERは16倍とそこまで割安感はないですね。
今回は「クリエートメディック」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。



「クリエートメディック」の配当利回りを見る



3.5%以上を保ちつづけています
「クリエートメディック」の配当利回りは3%後半。常に高い配当利回りですね。
高い安定を誇るので安心して保有することができそうです。
買い増しも、資金が余ってきたらいつでも出来るという所も魅力ですね。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
「クリエートメディック」の売上(上昇トレンドであるか?)



ジリジリとだが売上はあがっている
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「クリエートメディック」の売上は、近年は横ばいですが、少しずつ上っています。
売上が下降トレンドだと困りますが、この調子なら高配当株として検討できる水準ですね。
「クリエートメディック」の営業利益率(10%以上は欲しい)



営業利益は10%まであとすこし。回復が待たれます。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「クリエートメディック」の営業利益率は10%弱で推移をしています。
もう少し高い営業利益率になると嬉しいので、
あと一歩がんばってほしいところです。
「クリエートメディック」のEPS(一株当たり当期純利益)



EPSは70円くらいで横ばい
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「クリエートメディック」は70円くらいで横ばいです。
ここ3年は70円を突破しており、上昇傾向とみることが出来ます。
自社株買いを少しずつですが毎年行っている効果がでていますね。
「クリエートメディック」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)



概ね高い水準を保っています
「クリエートメディック」の自己資本比率は70%台です。
高い自己資本比率を継続できており、財務的には心配する必要はなさそうです。
有利子負債も年々減少しており、財務の盤石性も年々高まっています。
「クリエートメディック」の配当金(高いほど良い)



安定に増配、配当維持を続けています。
「クリエートメディック」の配当は少しずつではありますが増配傾向です。
近年は概ね4年ごとに2円ずつ増配をしています。
本当に地味ではありますが安心感は抜群ですね。
今後も増配力は望めませんが、ディフェンシブな高配当銘柄として注目したいです。
「クリエートメディック」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)



配当性向は60%が目安
「クリエートメディック」の配当性向は60%が目安です。
配当性向は比較的高めで、積極的に株主に還元をしてくれています。
この高い配当性向を基にした配当政策で、さらに現金に余裕ができたら自社株買いも行ってくれていますね。
「クリエートメディック」の営業活動によるキャッシュフロー



10億弱は毎年稼いでくれる
「クリエートメディック」の営業CFは安定的にプラスを維持しています。
概ね5億〜14億円と幅はありますが、赤字になることはなく、キャッシュ創出力にも安定感がみられます。
「クリエートメディック」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)



現金は積み上がっている
「クリエートメディック」の現金は減少中。
自己資本比率が高く、配当性向も高いのが特徴のなか、
さらに有利子負債比率も年々下がっています。
つまり、現金はさがっていますが、事業運営に必要な分のみ残していると見ています。
30億を節目にそろそろ増やすフェーズになってくれれば問題ないですね。
「クリエートメディック」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)



今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
3.5億くらいで安定
投資家としては、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには「短期的に利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「クリエートメディック」は直近では配当金は3.5億くらい。
少しずつ増加しながらも配当総額は安定していて、
今後の増配もこのあたりの水準を意識して行われていそうです。
「クリエートメディック」の当期純利益は上昇中か?



利益は安定推移
「クリエートメディック」の当期純利益はここ5年は概ね横ばい。
当期純利益は5億円をベースとして前後するといった印象です。
基本的には黒字経営をしながら、堅実に事業を展開していってますね。
【まとめ】「クリエートメディック」は財務、業績と共に堅実ん医療機器メーカー
静かに安定的に利益を出し続けます。
クリエートメディックの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3%後半 |
売上高(営業収益) | ◯ | 概ね横ばい |
営業利益率 | ◯ | 9%台 |
EPS(1株利益) | ▲ | 70円くらい |
自己資本比率 | ◯ | 70%台 |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ▲ | 60%くらい |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定 |
現金など | ◯ | 安定 |
総評としては、この下部は安定株なので、いつ買っても良い銘柄ですね。
2020年3月のショック時も10%くらいしか下がっていません
「クリエートメディック」の今後の株価は?今は買い時かを予想する



最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】下値は限定的なので安心して買える
この記事の執筆時点(21/06/19)では株価は1,011円。
最近の株価推移をみると、下がっても900円までです。
ディフェンシブな高配当銘柄としておすすめです。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
クリエートメディックは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合、1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
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プラズマコイが分析用に使っている証券口座は「マネックス証券」です。
マネックス証券の「銘柄スカウター」は以下の項目がわかりやすくて気に入っています。
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IT系の企業です。こちらは業績が堅いですね。



こちらも似たような堅調さがある企業ですね。



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安定企業、三井住友ファイナンシャルGの財務分析です。
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