プラズマコイです(^^)
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今回は「3年平均の営業利益率が40%以上」の日本企業をピックアップしました。
営業利益率が高い企業は各業界やポジションにおいて高い競争力を持つ企業である可能性が高く、今後のシェア拡大や長期的な利益成長が期待できます。
PERは高配当株では10倍前後ですが、成長株20倍〜60倍あたりと割高感がある銘柄が多いです。
今回は営業利益率が高い企業を20社紹介していきます。
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- 営業利益率40%超えの企業20選
- 1605 INPEX 43.20%
- 2127 日本M&Aホールディングス 44.20%
- 2326 デジタルアーツ 43.30%
- 2371 カカクコム 42.10%
- 2477 手間いらず 68.90%
- 3665 エニグモ 42.00%
- 3723 日本ファルコム 56.90%
- 3984 ユーザーローカル 40.60%
- 4327 日本エス・エイチ・エル 44.60%
- 4441 トビラシステムズ 40.80%
- 4684 オービック 57.20%
- 4733 オービックビジネスコンサルタント 44.80%
- 6037 ファーストロジック 49.90%
- 6861 キーエンス 52.00%
- 7164 全国保証 79.10%
- 4732 USS 47.00%
- 8628 松井証券 42.90%
- 8697 日本取引所グループ 56.20%
- 8771 イー・ギャランティ 44.50%
- 8772 アサックス 70.10%
- 【まとめ】営業利益率が高くても業績と株価は連動します
営業利益率40%超えの企業20選
高利益率には”稼げる理由”があるものです
高い営業利益率を誇る企業は、競合優位性が高いため事業継続性が高く、売上の上昇が利益に直接つながるのが特徴です。
見出しは「銘柄コード、企業名、3年平均営業利益率」の順番で記載しています。
1605 INPEX 43.20%
「INPEX」は日本最大の石油・天然ガス開発会社です。
元々が国営企業であったため、筆頭株主は日本政府(経済産業大臣)の企業です。
最近は国際経済の不安感から原油などが上昇しており、株価が上昇しています。
INPEXの特徴
- 原油・ガス価格により業績が連動する
- 近年はコロナ、ロシアウクライナ問題で原油高になっている
- 直近では業績や株価が上昇している
2127 日本M&Aホールディングス 44.20%
「日本M&Aセンター」はM&Aコンサルティング会社です。
中堅・中小企業に特化した友好的M&A仲介業務の全国的に展開しています。
事業承継M&Aを中心にM&A専門コンサルタント業を行っており、中堅・中小企業のM&A実績は国内1位です。
日本M&Aセンターの特徴
- 22/2/14のIRで不正会計が発覚。株価は大きく下落
- PERは40倍以上で割高水準
- 自己資本比率80%で財務安定度が高い
個別分析をしています。
2326 デジタルアーツ 43.30%
「デジタルアーツ」は情報漏えい防止ソフトの国内最大手です。
電子メールフィルタリング「m-FILTER」、Webフィルタリング「i-FILTER」などで、
組織内のネットワークでは、リスクのあるWEBサイトやメールを閲覧・受信できないようにすることでリスク回避を行います。
デジタルアーツの特徴
- 世界的にセキュリティソフトの需要は高まっている
- 一度導入してしまえばストック収入が見込めるビジネスモデル
- 検閲システムは1つの設定で全ての組織に提供できるため利益率が高い
個別分析をしています。
2371 カカクコム 42.10%
「カカクコム」は日本最大の価格比較サイト「価格.com」の運営会社です。
「価格.com」以外にも飲食店では「食べログ」、旅行比較サイト「フォートラベル」など各種比較サイトを展開しています。
カカクコムの特徴
- 収入源はクリック数や販売実績に応じて掲載店舗からの手数料収入と広告収入
- 業績は、収入モデル的に景気動向の影響を大きく受ける
- 株価は右肩あがりで上昇中
2477 手間いらず 68.90%
「手間いらず」は宿泊予約連携サイト運営会社です。
ホテルや旅館向けに複数の予約サイトからの予約を管理する宿泊予約サイトコントローラ「TEMAIRAZUシリーズ」を提供しています。
他には「比較.com」という各商品の最安ショップを探せる比較サイトを運営しています。
手間いらずの特徴
- 1つの商品を多数の企業に販売することによるビジネスモデル
- 景気敏感株
- 業績は減少傾向で株価も減少中
3665 エニグモ 42.00%
「エニグモ」は世界中の個人出品者と個人購入者のファッション製品マッチングサイト「BUYMA(バイマ)」を展開している企業です。
海外在住の日本人出品者ネットワークを中心に世界各国のパーソナルショッパー(出品者18万人)からファッションアイテムを購入できるマーケットプレイス(取扱アイテム約650万点、購買会員数900万人)を展開しています。
個人バイヤーと利用者からの手数料が収入源になるため、サイト内の消費活動が活発になることが重要です。
エニグモの特徴
- 円安は業績に悪影響になるとの懸念から株価が下落
- 営業利益率は2022期は39%と下落傾向
- 自己資本比率は79%と財務安定度は高い
個別分析をしています。
3723 日本ファルコム 56.90%
「日本ファルコム」はゲームソフト開発&販売会社です。
ゲーム会社なため、ゲームがヒットすることで高い営業利益率となります。
日本ファルコムは激戦のゲーム業界でヒット作を生み出し、安定的に収益を上げ続けています。
日本ファルコムの特徴
- 売上高は横ばい推移
- 営業利益率は常に高く、競合優位性を維持できている企業
- 人気タイトルのライセンスを多数保有しているのが強み
3984 ユーザーローカル 40.60%
「ユーザーローカル」はビッグデータAI解析会社です。
データクラウド事業としてビッグデータ・AIを活用した各種マーケティング解析&業務支援ツールの提供、企業データとSNS大量データ分析による企業経営・意思決定の支援しています。
ユーザーローカルの特徴
- Webマーケティング支援・アクセス解析ツールの需要は増加している
- AIでの画像認識、チャットボットなどの導入も人気
- 業績は右肩あがりで株価の高値更新も期待できる
4327 日本エス・エイチ・エル 44.60%
「日本エス・エイチ・エル」は適正検査などを提供する人材コンサル会社です。
新卒採用、社内人材の配置検討、昇進検討時など様々な場面で使われるテストを提供し、テストの導入・運営コンサルも実施します。
日本エス・エイチ・エルの特徴
- 業績は安定成長
- 高配当株として個人投資家から人気
- 自己資本比率は約86%
個別分析をしています。
4441 トビラシステムズ 40.80%
「トビラシステムズ」は詐欺・迷惑防止セキュリティソフト会社です。
「迷惑情報データベース」を管理することで、携帯電話向けの、迷惑電話・迷惑メッセージを防止することができる「トビラフォン」を展開しています。
トビラシステムズの特徴
- 2019年のIPO銘柄
- オレオレ詐欺などの被害対策としてau系サービスに提供している
- 法人の電話管理サービスも提供
4684 オービック 57.20%
「オービック」は国内最大手の独立系のERPシステムインテグレータです。
会計システムを中心に業種ニーズに特化した基幹系統合業務ソフトウェア(ERP)「OBIC7シリーズ」の販売、業種別クラウドソリューションとサポートします。
企業情報システムのシステムインテグレーション(SI)、システムサポート(SS)、オフィスオートメーション(OA)、業務用パッケージソフト(PKG)の4事業をワンストップ・ソリューション・サービスとして提供できるところが強みです。
オービックの特徴
- 時価総額が18,117億円の大企業
- PER40倍&配当利回り1.18%だが業績好調
- 自己資本比率約90%
個別で銘柄分析をしています。
4733 オービックビジネスコンサルタント 44.80%
「オービックビジネスコンサルタント」は会計パッケージソフトメーカーです。
中堅・中小規模企業にフォーカスした基幹業務パッケージ「奉行シリーズ」(財務会計、人事労務、給与、販売管理)販売、クラウド&スタンドアロンで提供してます。
オービックビジネスコンサルタントの特徴
- オービック(4684)の持分適用会社
- ストック化収入で安定業績が強み
- 自己資本比率は約80%
個別で銘柄分析をしています。
6037 ファーストロジック 49.90%
「ファーストロジック」は「楽待」を運営する不動産投資情報サービス会社です。
不動産会社の集客支援・仕入支援ビシネスにより不動産投資家と不動産会社のマッチング提供(物件掲載・提案・広告掲載・査定・一括見積サービスなど)、購入から売却まで不動産投資ライフサイクルをカバーしています。
収入源は不動産会社等(リフォーム業者・不動産管理会社・建設会社、加盟店数4300店)から掲載物件数に応じた掲載料、広告掲載料、物件提案数等に応じたサービス対価でプラットフォーム事業を展開しています。
ファーストロジックの特徴
- 不動産デベロッパーではなく、不動産投資用物件の投資サイトを運営
- プラットフォームビジネスにより業績は安定している
- 自己資本比率は90%と高い
6861 キーエンス 52.00%
「キーエンス」は世界的なFAセンサ・制御機器のファブレスメーカーです。
各種センサ、自動制御機器、計測機器、画像処理機器、顕微鏡、電子応用機器、安全機器を供給しています。
売上高の約30%が新製品、うち70%は世界初・業界初商品です。
キーエンスの特徴
- 社員の給料ランキング話題になる超優良企業
- 時価総額は国内2位、3位を争う国内有数の大企業
- 自己資本比率は約95%
個別で銘柄分析をしています。
7164 全国保証 79.10%
「全国保証」は住宅ローン信用保証会社です。
住宅ローン借手への連帯保証人請負業務サービスを中心に各種保証商品(アパート・教育・カードローン)を提供。
全国保証の特徴
- 住宅ローンは30年以上になりストック収入が積み上がる
- 高利回り株として個人投資家に人気
- PERも11倍と低く割安感
個別で銘柄分析をしています。
4732 USS 47.00%
「USS」は中古車オークション運営会社です。
会員制のオークション事業(現車オークション「USSオートオークション」、インターネット「CIS情報サービス」、衛星TV「USS JAPAN」)の3サービスを提供しています。
特に中古車オークションが稼ぎ頭で、手数料ビジネスにより高い営業利益率を達成しています。
USSの特徴
- 半導体不足で中古車市場は好調。株価も緩やかに上昇中
- 総合利回り&連続増配で個人投資家に人気
- 業績は上昇中で株価は底堅い
個別で銘柄分析をしています。
8628 松井証券 42.90%
「松井証券」は大手ネット証券会社です。
オンライン専用の強みを生かして手数料ビジネスを展開することで高い営業利益率を達成しています。
その一方、SBI証券、楽天証券などの他の証券会社の隆盛により、近年は業績が悪化しています。
松井証券の特徴
- 業績が下落傾向で株価も下落傾向
- 配当利回りは4.8%と高い
8697 日本取引所グループ 56.20%
「日本取引所グループ」は東京証券取引所、大阪取引所などの「証券取引所」を運営する企業です。
株式市場の売買取引の手数料ビジネスで、市場で取引が活発に行われることにより利益があがります。近年は株式投資も人気化しており、独占企業である同社の利益もあがってきています。
日本取引所グループの特徴
- 業績は右肩あがりで株価も上昇
- 日本株の人気度が取引回数→業績に影響
- 総合利回りが高く個人投資家に人気
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8771 イー・ギャランティ 44.50%
「eギャランティ」は企業向け信用保証サービス企業です。
同社のサービスにより、売り手企業は請求書発行・入金管理・代金回収等の事務を同社グループにアウトソーシングすることができるので、業務効率化と、代金の回収漏れリスクが回避できます。
イー・ギャランティの特徴
- 業績は上昇傾向で、株価も上昇中
- 銀行、信用金庫との契約締結が進み業績寄与が期待できる
8772 アサックス 70.10%
「アサックス」は不動産担保ローンの融資会社です。
法人や個人用途に不動産担保ローンを融資します。不動産を担保としたローンのため利用用途は問わないのが特徴です。
アサックスの特徴
- 業績は横ばい。やや下落傾向
- 配当金は安定
【まとめ】営業利益率が高くても業績と株価は連動します
営業利益率は事業の強みを測る1要素として見ましょう
今回は20銘柄をピックアップしました。
どの企業も利益率が高くなる強いビジネスモデルの企業です。
一方、株価は営業利益率が高くても売上、利益に連動していることがわかります。
そのため、営業利益率はビジネスの儲かりやすさや、競合優位性を測る指標としつつ、
市場規模とシェア率など、今後企業の売上や利益が上昇していきそうかを見て売買することが重要になってきます。
営業利益率は高いほうが良いですが、
営業利益率が高いからと言って売上成長が望めない企業には投資してはいけないことですね。
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