プラズマコイです(^^)
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今回は「ニチレキ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「ニチレキ」は道路舗装の国内最大手です。
主にアスファルをを用いて道路舗装、敷設を行っています。
公共事業がメインのため、国土交通省の「防災・減災の予算増減」で業績が変わってきそうです。
ニチレキ (5011)は道路舗装の会社?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 8, 2022
材料製造から施工・管理までを一貫しててがけています?
公共事業の会社ですね?✅
業績は安定上昇、配当利回りは3%を超えてきました??♂️
安定高配当のバリュー銘柄です??
足元の業績は過去最高を達成していますね!
業績は堅調で連続増配の銘柄として注目しています?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「ニチレキ」は道路舗装を行う企業
- 「ニチレキ」のPER推移を見る
- 「ニチレキ」の配当利回りをみる
- 「ニチレキ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ニチレキ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ニチレキ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ニチレキ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ニチレキ」の配当金(上昇傾向か?)
- 「ニチレキ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ニチレキ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ニチレキ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ニチレキ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「稲畑産業」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ニチレキ」は連続増配の優良銘柄。安定需要で業績堅調
- 「ニチレキ」の今後の株価は?買い時かを予想する
「ニチレキ」は道路舗装を行う企業
道路舗装に関する事業を行っています
「ニチレキ」の事業利益は主に「道路の材料製造・舗装事業」から生み出されています。
一言でいうと「道路を作っている企業」ですね。
道路は社会的インフラで公共事業のため需要が底堅いというのが最大のメリットです。
独自の工法・技術を日々「研究開発」することで、
道路舗装等に関する「調査・診断、設計・提案、製造・販売、施工・管理まで」高いレベルで一貫システムとしてで提供できるのが強みですね。
ニチレキの2つ事業セグメント
- アスファルト応用加工製品
アスファルト乳剤など道路工事に必要な材料を製造 - 道路舗装
独自の技術(ニチレキ工法)を用いた道路舗装の施工・管理
時価総額は調査時点で「409億円」ということで小型株ですね。
PERは7.4倍と割安水準です。
今回は「ニチレキ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「ニチレキ」のPER推移を見る
PER的には標準の水準です。
「ニチレキ」の今のPERは7.4倍。
過去の推移をみるとほぼ妥当な水準に見えます。
多少割安感はありますがそこまで異常というわけでもなさそうです。
安定不人気株という立ち位置です。
PER的には想定の範囲内といったところでしょう。
「ニチレキ」の配当利回りをみる
利回りは上昇中
「ニチレキ」の配当利回りは3%あたりです。
配当利回りは年々上昇しています。
利回りの原因は毎年の増配ですね。
まだ増配余力もありそうです。
「ニチレキ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ニチレキ」の売上は上昇中です。
安定して売上は上昇しています。近年は毎年プラスですね!
今後のポジティブ要素、ネガティブ要素は決算短信に書いてありました。
防災・減災、国土強靭化対策など建設需要の高まり等を背景に高水準の公共投資が期待される。
一方、引き続き原油価格高騰等の業績下押し要因に注視を要する状況にあります
2022年3月期 第3四半期決算短信 より
プラズマコイは、公共事業なので底堅く推移してくれるとおもっています。
「ニチレキ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は10%程度です
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ニチレキ」の営業利益率は約10%ほど。
高い営業利益率ですね。
事業の強みから10%を超えています。
営業利益率は原油価格と連動するので、原油高は業績悪化につながります。
「ニチレキ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは高い水準を維持しています
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ニチレキ」のEPSは2022年は173円予想。
高いEPSを保てています。
EPSは150円以上を維持しつつ、安定配当をしてほしい企業だと思っています。
「ニチレキ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は盤石です。
「ニチレキ」の自己資本比率は75%程度です。
有利子負債もありますが問題にするほどではありません。
創業50年以上で安定財務の企業と言えそうです。
「ニチレキ」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「ニチレキ」は連続増配の企業です。
近年は毎年着実に増配をできています。
2022年の一株配当も42円と増配予定です。
年々配当金を増やしていける企業で長期保有に向いていそうです。
「ニチレキ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は15%あたりです。
「ニチレキ」の配当性向は15〜20%が目安です。
2020年を見ると、一時的であれば配当性向が上がっても配当維持をしていますね。
まだまだ増配余力はあるので今後の増配にも期待できる企業です。
「ニチレキ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加しています
「ニチレキ」の営業CFは増加傾向です。
2021年は大きく成長していますし、注目したいのは毎年の安定プラスです。
公共事業の安定感を感じます。
ますます安定企業だという意識が強まる数字です。
長期の高配当株候補にしたい銘柄ですね。
「ニチレキ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は減少傾向です
「ニチレキ」の現金は2021年終了時は231億円程度です。
内訳は有利子負債(借金)とフリーCF(事業利益)が積み重なった結果だといえますね。
総資産の中で現金比率は27%ほどでキャッシュリッチな企業といえますです。
「ニチレキ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は上昇傾向です。
「ニチレキ」の配当総額は上昇中です。
連続で増配しており、配当総額は増加しています。
今後の増配も期待できる企業です。
「稲畑産業」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益も安定しています
「ニチレキ」の当期純利益は上昇傾向です。
2021年は62億で着地。
2022年は53億円と好水準で着地予定です。
原油高で利益率は悪化しながらも安定的に利益をだせるだけの需要が健在であることがわかりますね。
【まとめ】「ニチレキ」は連続増配の優良銘柄。安定需要で業績堅調
安定株として注目したいです
ニチレキの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.2% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
EPS(1株利益) | ◯ | 安定 |
営業利益率 | ◯ | 10% |
自己資本比率 | ◎ | 75% |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ◎ | 15〜20%くらい |
営業CF | ○ | 安定 |
現金など | ○ | 上昇中 |
総評としては、株主還元意識が高い優良銘柄です。
商社は景気敏感株の代表セクターですが、PERは常に低いバリュー株で、安定配当、高配当株銘柄として注目をしたいセクターです。
伊藤忠は商社セクターでも1位、2位を争う代表的な企業なので、
バフェットのように割安水準のときに買って利益を得たいところです。
「ニチレキ」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】安定株好きなら買ってもよさそう
この記事の執筆時点では株価は1,295円。
連続で増配できており、大崩れはしなさそうな銘柄です。
今の配当利回りは3.2%ほどなのでもう一声欲しいところですが減配リスクは少ないので安定株好きなら有望かと思います。
※本記事は個別株の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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