プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「エニグモ」の財務分析をしていきます。
エニグモの事業は「BUYMA」の運営です。
「BUYMA」は個人間(CtoC)で海外ブランド物が売買できるのECプラットフォームを提供しています。
またエニグモは「ソニーグループ」が出資していて、関連会社になっていますね。
エニグモ (3665)が運営する「BUYMA」というECプラットフォームはユニークなビジネスモデルです?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 21, 2021
海外在住の日本人に、海外ブランドの購入を委託するようなイメージで売買ができます?
ブランド物は現地のほうが値段が安いですからWinWinのサービスですね?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
高利益率で競合が見当たらないサービス
- 「エニグモ」は「CtoC取引」の海外ブランドECサイトを運営
- 「エニグモ」の配当利回りを見る
- 「エニグモ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「エニグモ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「エニグモ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「エニグモ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「エニグモ」の配当金(高いほど良い)
- 「エニグモ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「エニグモ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「エニグモ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「エニグモ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「エニグモ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「エニグモ」は「海外通販サイト」を運用「高い営業利益率」でおすすめの企業
- 【チャートは?割安?】「エニグモ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「エニグモ」は「CtoC取引」の海外ブランドECサイトを運営
海外のブランドものを安くECで売買できるサイト!
「エニグモ」の事業利益はおもに「BUYMA」の運営で生み出されています。
「BUYMA(バイマ)」はユニークな売買方法のサイトです。
BUYMAってどんなサイト?
- 海外在住の出品者(パーソナルショッパー)が商品を出品する
- 日本の購入者が商品を注文する
- 出品者が注文をうけてから商品を購入・発送処理をする
出品者は在庫を持たないので「リスクを取らず」に販売ができるわけです。
主に女性向けのブランド物を中心に、個人間(CtoC)の海外製品の通販サイトとして人気のサービスです。
エニグモのサービスは3つ
- BUYMA事業
日本で展開するECサイト - GLOBAL BUYMA事業
米国など海外で展開するBUYMAサイト - 投資事業
旅行関係の企業などに出資
時価総額は調査時点で「566億円」ということで中型株ですね。
PERは26.35倍と少し割高です。成長企業としては通常運転なPERかと思います。
今回は「エニグモ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「エニグモ」の配当利回りを見る
最近配当を出し始めました
「エニグモ」の配当利回りは0%台です。
長らく無配の銘柄でしたが近年配当をだしはじめました。
事業も順調で株主還元をはじめたといった形ですね。
まだまだ配当金を目当てにする企業ではないです。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「エニグモ」の売上(上昇トレンドであるか?)
毎年2桁の売上成長を達成
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「エニグモ」は毎年2桁成長の企業です。
2018年は売上の成長が鈍化しましたが、そこから見ると再成長をしていますね。
近年は安定成長をできています。
売上は順調に成長できていますね。
「エニグモ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は40%を超える
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「エニグモ」の営業利益率は40%ほど。
非常に高い営業利益率です。
この高い利益率にはビジネスモデルに秘密があります。
収益は手数料ビジネスがメインで、支出はサーバ費と人件費、広告宣伝費くらいでしょうか。
営業利益率は秀逸なビジネスですね。
「エニグモ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは右肩あがり
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「エニグモ」のEPSは上昇中です。
自社株買いはあまりしない企業ですが、利益がどんどん伸びていますね。
「エニグモ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は非常に高い
「エニグモ」の自己資本比率は72%程度です。
有利子負債もなく財務状況としては問題のない水準です。
財務的には安定感がある企業ですね。
「エニグモ」の配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄です。
「エニグモ」は最近配当をだしてきた企業です。
しかし2022年は配当未定ですが10円は維持してくれるのではないかと思っています。
今後も増配をしてくれるでしょう。
「エニグモ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は15%程度と低い水準
「エニグモ」の配当性向は15%が目安とされています。
市場平均に比べるとまだ低いです。
まだまだ投資フェーズの要素が強いので株主還元の割合は低いですね。
企業としては増配余力を残しているとも考えられます。
「エニグモ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定しないが増加中
「エニグモ」の営業CFは増加傾向です。
手数料ビジネスなので毎年安定するようなビジネスではないですが、
近年は概ね増加傾向と見ていいでしょう。
今後も業績に連動して右肩上がりを実現していってほしいですね。
「エニグモ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は120億円ほど
「エニグモ」の現金は毎年増加中です。
毎年、現金の手残りが現金として積み上がっていっていますね。
高い営業利益率で高いフリーキャッシュフローを生み出しています。
現金の増加ペースは速いですね。
毎年力強い成長をしています。
「エニグモ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
3億円くらいが当面の配当総額ターゲット
「エニグモ」の配当総額は3億円が目安。
まだまだこれから増配をしていくかと思います。
あくまで通過地点という認識でよいでしょう。
「エニグモ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益はマイナス成長
「エニグモ」の当期純利益は近年増加中です。
2022年度の当期純利益は会社予想だと20億円〜25億円ですね。
過去最高をとってくるとは思いますが、会社予想の上限25億円までは現状だと厳しいでしょう
【まとめ】「エニグモ」は「海外通販サイト」を運用「高い営業利益率」でおすすめの企業
今後もBUYMAが成長できるかが鍵
エニグモの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 0%台 |
売上高 | ◯ | 成長中 |
営業利益率 | ◎ | 40% |
EPS(1株利益) | ◯ | 増加中 |
自己資本比率 | ◎ | 72% |
1株配当 | △ | 一株10円 |
配当性向 | ◎ | 15%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇傾向 |
現金など | ◯ | 十分 |
総評としては、今後も成長ができる産業かと思います。
目立った競合がおらずシェアを奪い続けることができるのも強みでしょう。
まだ時価総額も低く、今後ZOZOのように大化けする可能性がある企業です。
【チャートは?割安?】「エニグモ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】チャートは右肩上がりだが
この記事の執筆時点(21/09/22)では株価は1,295円。
一時的にマーケットの影響で下げましたが強い株価推移をしています。
マーケットのボラティリティが落ち着いてきたら再び上昇しそうな銘柄です。
しかし直近の決算がそこまで強い数字ではなかったので1,500円のラインを超えるほどの勢いはなさそうです。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
エニグモは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
エニグモ自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
この記事が為になったと思ったら応援クリックをお願いします(^^)↓
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
関連コンテンツです。
10倍になる株候補を発掘しました。
高成長を続ける日本株を集めました。
地味であまり話題にならない高配当株をピックアップしました。
営業利益が高く、業績も好調な「プレスリリース」が集まる企業です。
こちらは堅調さがある企業ですね。