株式投資・金融知識

【高成長&高配当】「ジャックス(8584)」はクレジットカード販売・管理会社。株価は?投資すべき?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は大手クレジット会社「ジャックス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
ジャックスと言えば「ジャックスカード」ですね。

クレジットカードを使った手数料ビジネスという印象があります。
それよりも売上の柱がありましてそれが「ローン融資」です。

カーローンや住宅ローンの他、高級時計のローン融資を行っていますね。

プラズマコイ

金融業で基本的には融資をした「金利」で儲けるビジネスモデルです

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「ジャックス」はローン融資やクレジットカード運用の会社

メイン事業は「ローン融資」

ローン融資やクレジットカードなど「手数料ビジネス」の金融会社です

「ジャックス」の事業内容は、おもに「クレジット事業」から生み出されています。
オートローンの他に、住宅ローン、高級時計ローン、PC・家電のローンですね。

他にもクレジットカードでは決済代行や集金代行といったビジネスも行っています。

「ジャックス」はクレジット会社
Visa、Mastercard、JCBのカード発行による手数料ビジネスや、各種ローンの融資によって金利を得るビジネスモデル。

事業は国内がメインですが海外でも展開しています。

ジャックスの3つの主要事業

  1. クレジット事業
    生活関するローン融資(カーローン、住宅ローン、ブライダル用ローン)、BtoB間の請求代行業務
  2. カード・ペイメント事業
    ジャックスのクレジットカード事業
    Visa、Mastercard、JCBブランドのカード発行、各種バーコード決済に対応したサービスなどを展開
  3. ファイナンス事業
    銀行の個人向け融資を対象とした保証業務。銀行が融資する際に「審査・保証ノウハウ」を提供する
  4. その他
    事業融資やリース事業

時価総額は調査時点で「1,087億円」ということで中型株ですね。
PERは6.1倍と低いですね。不人気株と言えそうです。

今回は「ジャックス」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「ジャックス」のPER推移を見る


過去と比較して割安の水準です

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「ジャックス」の今のPERは6.1倍。
過去と比較しても割安と言えます。

好業績なのでPERは割安付近を遷移しています。。

「ジャックス」の配当利回りをみる

利回り5%と高配当な銘柄です

「ジャックス」の配当利回りは概ね4%を超えており、2022年は5%で予想されています。
高配当株というのにふさわしい利回りをしています。

時価総額としても過去最高水準で「高配当&新高値株」として注目しています。

「ジャックス」の売上(上昇トレンドであるか?)

徐々にですが右肩あがりです

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

ジャックスは高配当ながら右肩あがりの業績を達成しています。

オートローンや住宅ローンという2大ローンが成長しており売上(営業収入)は好調で推移しています。

「ジャックス」の営業利益率(10%以上は欲しい)

営業利益率は10%を超えています

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ジャックス」の営業利益率は10%ほど。

高い営業利益率を達成しています。
しかも安定的に10%前後を達成できているのが強みです。

2022年は一段上がって営業利益率は15%の予想ですね。

「ジャックス」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSも右肩あがりです

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ジャックス」のEPSは500円を突破する予定です。

EPSは上昇中ですね。

「ジャックス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率3.8%と低い水準です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「ジャックス」の自己資本比率は3.8%程度です。

基本的にはお金を貸す「金融業」のため、自己資本比率は低くなります。
金融業界では自己資本比率が低くなるのが普通なのでこの点は問題ないです。

「ジャックス」の配当金(高いほど良い)

連続増配の銘柄です!

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「ジャックス」の配当は連続増配です。
近年は業績が好調なため配当利回りも常に高く保たれています。

2022年度は1株配当が155円と大幅増配です。
近年は配当も大きく増加傾向で頼もしいですね。

「ジャックス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は30%を超えています。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「ジャックス」の配当性向は30%ほどです。
配当性向は市場平均並みです。そのうえで増配をできているのが素晴らしいですね。

配当利回りは5%程度まであがっていますが、無理をしていないことがわかります。

「ジャックス」の営業活動によるキャッシュフロー


真っ赤ですね

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「ジャックス」の営業CFは大幅マイナスです。

主要事業が、ローン融資や、クレジットカードによる後払い時の手数料ビジネスのため、事業拡大時は営業CFが先行で赤字になります。

これはを10年20年と多額の金利を得るための事業投資で、
業績が拡大している傾向と取れるのです。

一般企業であれば営業CFがここまでマイナスなのはNGですが、
金融業である場合は逆で営業CFがマイナスなのは「成長の証」といえます。

減に営業CFの赤字と反比例するかたちで業績は拡大し、配当金も増配されていますね。

「ジャックス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)


現金は増加気味です

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「ジャックス」の現金は2021年度の終了時は1121億円前後です。
現金は増加傾向にあります。

現段階では有利子負債を増やしているようですね。

有利子負債もかなり膨らんできて有利子負債比率は高くなってきています。
機動的に融資をするため、ある程度の現金保有額が常に必要になります。

「ジャックス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)


配当総額は上昇中です。

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「ジャックス」の配当総額は増加傾向です。
増配を重ねているため、配当総額も毎年順調に増加しています。

利益は毎年増えており、配当も毎年のように増配を続けている企業です。

「ジャックス」の当期純利益は上昇中か?


当期純利益は右肩あがりです

「ジャックス」の当期純利益は右肩あがりです。
着実に業績があがっていることがわかります。

10年間で見ても安定的に業績は成長していることがわかります。
2022年もかなり成長する予想ですね。

【まとめ】「ジャックス」はローン融資やクレジットカード管理をする会社。業績はジリ上がり。

プラズマコイ

安定感が強い企業です。

ジャックスの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り5%
売上高成長中
EPS(1株利益)500円
営業利益率10%くらい
自己資本比率4%くらい
1株配当連続増配の銘柄
配当性向30%くらい
営業CFマイナスだがok
現金など増加中
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。


総合的には安定業績で高配当な優良企業です。
株価も直近高値付近で上昇トレンド。

なにより業績が成長している中、常に高配当株である点も好感がもてます。

「ジャックス」の今後の株価は?買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【買い】直近高値を超えて上昇中

この記事の執筆時点では株価 3,100円。

決算もよく、株価も直近高値を超えています。
次のターゲットは2014年につけた3,400円ほど。

バリュー株のモメンタムに乗ってまだまだ強気の銘柄です。

※投資は自己責任でお願いします。

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