プラズマコイです(^^)
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今回は「IDホールディングス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
IDホールディングスは「ソフト開発&運用会社」です。
IT関連で総合的なシステムサービスを提供しています。
システム運営管理、ソフトウェア開発が強みで、金融機関や大手ITベンダーが主要顧客です。
比較的底堅く、ストック性の高い収益モデルのビジネスを展開しています。
IDホールディングス(4709)はソフト開発&運用会社🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 10, 2022
金融機関向けのシステム管理が主要事業で、業績の底堅さを感じます🎏💡
配当性向は60%を超えていますが盤石なビジネス基盤が配当を支えています🌟
■株価指標(8/9時点)
PER 13.1倍
PBR 1.51倍
配当利回り4.61%
今後の成長が期待できるDX系のサービスを展開しています。
SSL証明書(グローバルサイン)はドル箱事業ですね。
電子印鑑(GMOサイン)も力強く成長している事業です。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「IDホールディングス」は電子認証を中心としたDX企業
- 「IDホールディングス」のPER推移を見る
- 「IDホールディングス」の配当利回りを見る
- 「IDホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「IDホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「IDホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「IDホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「IDホールディングス」の配当金
- 「IDホールディングス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「IDホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「IDホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「IDホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「IDホールディングス」は安定成長の高配当企業
- 【チャートは?割安?】「IDホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「IDホールディングス」は電子認証を中心としたDX企業
IDホールディングスのおもな事業は4つ
- システム運営管理(全体の4割)
金融機関などに「24時間365日稼働」のシステム運営管理サービスを提供 - ソフトウェア開発(全体の3割)
金融機関などにソフトウェアを開発する業務を提供 - システム基盤(全体の1割)
サーバの保守業務 - サイバーセキュリティ・コンサルティング・教育(全体の1割)
セキュリティ関連のソフトウェアの導入・運営サポート
システムの運営・管理がメインで地盤が硬そうですね
「IDホールディングス」の事業利益はおもに「システム運営管理」の事業で生み出されています。
ソフトウェア開発も収益源です。
「ソフトウェア開発➔システムの運営管理」を1ストップで提供できていることが予想できます。
他にもシステム関連ということで、サーバ管理・セキュリティ関連などの事業を展開していますね。
時価総額は22/8/10時点で「158億円」ということで小型株ですね。
PERは13.2倍と一般的には標準水準です。
今回は「IDホールディングス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「IDホールディングス」のPER推移を見る
PERは過去比較だと割安水準ですね。
「IDホールディングス」のPERは13.2倍(22/8/10時点)。
過去の推移を見るとほどよい水準感があります。
PER11倍あたりのときもありますが、PER13倍くらいでも多少は割安感があります。
「IDホールディングス」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇を続けています。
「IDホールディングス」の配当利回りは8/10時点で4.58%です。
配当利回りは年々あがっており高配当化を続けています。
株主還元意識が強い企業で、年々増配を続けていますね。
「IDホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は常に上昇しています。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「IDホールディングス」の売上は上昇傾向です。
主力事業はストック性があり、近年は追加受注も続いている状態です。
IT投資が活発な時代で、売上の上昇が継続していますね。
「IDホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は上昇傾向です。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「IDホールディングス」の営業利益率は6〜7%程度です。
営業利益率はIT産業としては少し物足りない感じもします。
営業利益率7%は製造業と同水準のため、ストック性のビジネスではありますが、労働集約型の事業運営であることが予想できます。
その一方、営業利益率は少しずつ上昇しており、効率化が進められていることも伺えます。
「IDホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは一進一退です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「IDホールディングス」のEPSは上昇傾向です。
EPSは100円には遠いですが、少しずつ上昇しています。
自社株買いも定期的に実施しています。
「IDホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は安定推移です。
「IDホールディングス」の自己資本比率は60%弱で推移しています。
近年は有利子負債を追加しており、自己資本比率はさがってますね。
それでも自己資本比率60%程度は維持できており財務的には心配しなくても良いでしょう。
「IDホールディングス」の配当金
配当は上昇傾向です
「IDホールディングス」の配当金は上昇傾向です。
14年以上連続で非減配の企業です。
2023年は1株40円と配当維持の予想です。
もっとも、株式分割を考慮すると実質10円の増配ですね。
連続非減配の継続にこだわりを感じます。
「IDホールディングス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は60%を超えています。
「IDホールディングス」の配当性向は60%を超えています。
配当性向はかなり高いですね。
配当性向がこれだけ高いと、利益が減少したときの減配を覚悟する必要があります。
同社の配当利回りが高い(不人気)の理由も配当性向の高さが起因している部分もあるでしょう。
一方、IT産業は絶好調の現代で、今後DX投資の流れが継続する限りは「今の配当を続けられる」という見方もできますね。
「IDホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定推移です。
「IDホールディングス」の営業CFは上昇傾向です。
近年の営業CFは10億円を超えています(2021年は期ズレでしょう)
近年は営業CFも増加傾向になっており、非常にポジティブですね。
「IDホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「IDホールディングス」の現金は47億円ほどです。
総資産は162億円ほどで、総資産に占める現金の比率は29%程度です。
現金比率は高めの水準です。
現金保有額は年々増加しており利益が現金に積み上がっていることがわかります。
好調は経営状況だと言えるでしょう。
「IDホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は上昇傾向です。
「IDホールディングス」の当期純利益は上昇傾向です。
2019年以降は10億円を超える年が多く、増益傾向の企業と言えそうです。
事業内容が堅いので今後も利益水準の維持・成長が見込める企業だと思います。
【まとめ】「IDホールディングス」は安定成長の高配当企業
堅調に利益を伸ばしている高配当株ですね
IDホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 4.6% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ▲ | 7%前後 |
EPS(1株利益) | ▲ | 横ばい・上昇傾向 |
自己資本比率 | ◯ | 60%前後 |
1株配当 | ◎ | 14年連続非減配 |
配当性向 | ▲ | 60%程度 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇傾向 |
現金など | ◯ | 上昇傾向 |
当期純利益 | ◯ | 上昇傾向 |
総評としては「堅実成長の高配当企業」です。
今日本はDX需要が高い企業が多く、それを支えるのがIT産業の企業です。
IDホールディングスはIT産業に属しており、主要顧客も金融機関など堅い企業が多く、安定した需要が見込まれる企業です。
【チャートは?割安?】「IDホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】チャートはレンジ相場の中です。
調査時点(22/8/10)では株価は874円。
配当利回りは4.6%で底堅い業績が期待できるため、買っても良さそうな感じはあります。
その一方、株価はレンジ相場で、株価上昇は狙いづらい企業と言えるでしょう。
そうなると、なるべく安く買いたい企業なので、今の株価水準としては「中立」のポジションです。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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