プラズマコイです(^^)
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今回は「ウィルズ」の財務分析をしていきます。
「プレミアム優待クラブ」「IR-navi」などの「株主管理プラットフォーム」を提供する企業です。
業績も毎年順調に成長しているますね。
2019年にIPOした新興企業です。
ウィルズ(4482)は「プレミアム優待倶楽部」を提供している会社です。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 7, 2021
その他ではIR-naviという機関投資家向けのツールを提供しています。 pic.twitter.com/Bqkc5ScNXZ
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
成長限界はM&Aの動向次第
- 「ウィルズ」は主に「プレミアム優待倶楽部」を運営する「IR支援会社」
- 「ウィルズ」の配当利回りを見る
- 「ウィルズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ウィルズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ウィルズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ウィルズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ウィルズ」の配当金(高いほど良い)
- 「ウィルズ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ウィルズ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ウィルズ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ウィルズ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「ウィルズ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ウィルズ」は「増収増益」の企業。「多角化」で今後の成長を狙うIR支援会社
- 【チャートは?割安?】「ウィルズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ウィルズ」は主に「プレミアム優待倶楽部」を運営する「IR支援会社」
プレミアム優待倶楽部が稼ぎ頭の事業。
「ウィルズ」の事業利益はおもに「プレミアム優待倶楽部」の事業で生み出されています。
「プレミアム優待倶楽部」は企業が手軽に「株主優待」を実施できるのが強みですね。
気になるのはクオーターごとに売上にバラツキがあることです。
現状の事業ポートフォリオでは、ストック収入にあたるものが無いので、不安定な業績にならざるおえないでしょう。
今後の業務の展開としてはいくつか旺盛な動きがみられます。
- 「識学」と業務提携して「プレミアム優待倶楽部」を柱とした株主管理DXソリューションの提供
- ネットマイル社(ポイント交換所)を子会社化して、他業種の事業展開
- 「Funds」と事業提携。ウィルズファンドを発足
これらを行って事業の幅を広げていっているところが成長余地かと思います。
ウィルズの主なサービス
- プレミアム優待倶楽部
「ポイント制株主優待」と株主の「電子化」を組み合わせたサービス - IR-navi
上場企業へ提供している機関投資家マーケティングプラットフォームサービス - ESGソリューション
統合報告書やアニュアルレポート等の投資家とのコミュニケーションツールを企画、制作 - 広告事業
「自社媒体 Web広告」、「Web広告代理店及びアドバタイジングゲーム」
時価総額は調査時点で「228億円」ということで小型株ですね。
PERは75.18倍と高い水準です。
今回は「ウィルズ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ウィルズ」の配当利回りを見る
配当利回りは下がってきている
「ウィルズ」の配当利回りはほぼ0%です。
配当株としては今は期待できませんね。
株主優待はプレミアム優待倶楽部
ウィルズは自社が運営する「プレミアム優待倶楽部」を株主優待として実施しています。
ここは面目躍如といったところですが、最低の単元が700株ということで優待株としてのハードルは少々高めです。
対象株数 | 【株式継続保有期間6か月以上】 |
---|---|
700株 | 6,000円相当(6,000ポイント) |
800株 | 7,000円相当(7,000ポイント) |
900株 | 10,000円相当(10,000ポイント) |
1,000株 | 12,000円相当(12,000ポイント) |
2,000株 | 25,000円相当(25,000ポイント) |
3,000株 | 60,000円相当(60,000ポイント) |
10,000株 | 80,000円相当(80,000ポイント) |
100,000株 | 100,000円相当(100,000ポイント) |
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「ウィルズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は力強く成長中
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ウィルズ」は売上規模が少ないこともあり、順調に成長していますね。
特に評価したいのは2021年度は売上が再成長することです。
プラズマコイは今後の成長戦略としてM&Aなど他業種の事業での売上向上を期待しています。
「ウィルズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
10%を超えていて高い利益率
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ウィルズ」の営業利益率は2021年予想として12%ほど。
営業利益率は予想ベースではさがってきています。ここはM&Aの影響でしょうか。
経営戦略によるかとは思いますが営業利益率は10%は堅守してほしいところです。
「ウィルズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ウィルズ」のEPSは15円でまだまだこれからです。
しかし上昇をしているので新興企業としては合格点かと思います。
今後も毎年順調にEPSが増加していくことを期待したいです。
「ウィルズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は上昇傾向
「ウィルズ」の自己資本比率は46%程度です。
自己資本比率はまずまず問題ない水準です。
しかし「総資産が20億円」しかないことを考えると、今後一気に変化する可能性があります。
そこは念頭に置いておきたいです。
まだまだ安定財務とは言いづらいですが、今後年を経るにつれ、強固な財務基盤を積みあげていければと言ったところでしょうか。
「ウィルズ」の配当金(高いほど良い)
配当は少なめ
「ウィルズ」は配当は出してはいますが少なめですね。
2020年は無配でしたが2021年は再び2.5円に復配をしています。
まだ配当をださなくても良いかな?と思ったりもしますが、株主還元の意識を示してくれているのかと思います。
今後の増配にも期待したいですね!
「ウィルズ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%目安で設定
「ウィルズ」の配当性向は20%目安に見えます。
配当性向を気にするフェーズではないので何となく見ておくくらいでOKかと思います。
「ウィルズ」の営業活動によるキャッシュフロー
強い伸びをしている
「ウィルズ」の営業CFは毎年強い伸びをしています。
プラズマコイは営業CFの伸びは強く評価する方針なのでこの伸びは嬉しいです。
今後は営業利益率が下がってくるため、営業CFのアップ率は減少する可能性があります。
営業CFと合わせて確認していきたいですね。
「ウィルズ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は毎年増えている
「ウィルズ」の現金は毎年増加中です。
営業CFが強く伸びたので、結局は手残りが増えたということかと思います。
基本的には利益の分が現金に積み上がっているように見えます。
事業の順調さが見えますね。
「ウィルズ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
1億円くらいが配当総額のターゲット
「ウィルズ」の配当金は直近では5000万円程度。
今は”とりあえず出している”という状態ですが、それでも5000万円になるので配当金というものは大きな出費ですね。
配当を出すということはそれだけで高い株主還元の意識があると言えそうです。
「ウィルズ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は毎年成長中
「ウィルズ」の当期純利益は成長を続けています。
今後は子会社にした企業など、いままでとは別の事業での要因も利益に関わってきます。
経営戦略としての成否が事業に直結してきますね。
今後も利益成長ができるかが株価上昇のポイントです。
【まとめ】「ウィルズ」は「増収増益」の企業。「多角化」で今後の成長を狙うIR支援会社
今後も毎年30%以上の成長を続けられるのでしょうか。
ウィルズの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | ほぼ0% |
売上高 | ◎ | 毎年強い成長 |
営業利益率 | ▲ | 減少傾向 |
EPS(1株利益) | ▲ | まだまだ |
自己資本比率 | ▲ | 46%ほど |
1株配当 | ◯ | 株主還元の意識がある |
配当性向 | ◯ | ー |
営業キャッシュフロー | ◎ | 強い伸び |
現金など | ◯ | 増加中 |
総評としては、今後のIR市場のポテンシャルが判断しづらいのが率直な感想です。
そのため今後の成長余地は未知数。
しかしだからこそ、他業種の企業を子会社化するなどさらなる成長への投資が行われています。
今後もチャレンジを続けて成長を続けられるか、決算をチェックしていきたい企業です。
【チャートは?割安?】「ウィルズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】レンジ相場の真っ只中
この記事の執筆時点(21/09/7)では株価は1,161円。
8/13の決算のときが800円代だったのでその時に比べればかなり上昇しています。
好決算銘柄と言えます。
今後も決算が良ければそのタイミングでインするのがおすすめです。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
ウィルズは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
ウィルズ自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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こちらは堅調さがある企業ですね。