プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「DX時代のクラウド・セキュリティ」サービスを提供している
「サイバーセキュリティークラウド」の財務分析をしていきます。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
デジタル時代には「情報漏えい対策」が必須
先日、同企業の今後のポテンシャルをTweetしました。
サイバーセキュリティークラウド(4493)はクラウド型WAF「攻撃遮断くん」を提供している会社です??️
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 7, 2021
WEBサービスを提供する企業は「WAFくらいは入れておかないと」という時代なので今後の導入数の増加に期待です?
- 「サイバーセキュリティークラウド」はWEBセキュリティー・ソフトウェアを提供している会社
- 「サイバーセキュリティークラウド」の配当利回りを見る
- 「サイバーセキュリティークラウド」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「サイバーセキュリティークラウド」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「サイバーセキュリティークラウド」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「サイバーセキュリティークラウド」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「サイバーセキュリティークラウド」の配当金(高いほど良い)
- 「サイバーセキュリティークラウド」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「サイバーセキュリティークラウド」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「サイバーセキュリティークラウド」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「サイバーセキュリティークラウド」は、高成長で今後の成長力に注目したい企業
- 【チャートは?割安?】「サイバーセキュリティークラウド」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「サイバーセキュリティークラウド」はWEBセキュリティー・ソフトウェアを提供している会社
サーバ系のソフトウェアは1回導入されれば離脱しにくい
「サイバーセキュリティークラウド」の事業利益は主に「攻撃遮断くん」のサービスで生み出されています。
他に「WafCharm(AWSの運用)」も売上を伸ばしていますね。
「サイバーセキュリティークラウド」はストック型のビジネスです。
ARR(年間の売上高の計算)が業績判断のポイントです。
ARRが下がったり伸びが弱いとビジネスが不調と言えるでしょう。
時価総額は調査時点で「282億」ということで小型株ですね。
PERは157倍と超割高といえます。かなり期待されています。
今回は「サイバーセキュリティークラウド」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「サイバーセキュリティークラウド」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「サイバーセキュリティークラウド」は事業投資に注力するため現状は配当をだしていません。
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「サイバーセキュリティークラウド」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上成長率は毎年30%を維持
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「サイバーセキュリティークラウド」の売上は上昇中です。
2021年度はガイダンスでは49%と売上が再成長をする予想です。
1点気になるのは「攻撃遮断くん」のQonQ(1Qから2Q)の伸びが弱いことです。
そろそろ「攻撃遮断くん」の上昇余地が少なくなってきているのかもしれません。
今後に注目していきたいです。
「攻撃遮断くん」は月額1万円からはじめられてお手軽なのですが、その分単価が低いと言えます。
他で高い売上をだすサービスを織り交ぜていかないと今後の成長力が保てなさそうです。
「サイバーセキュリティークラウド」の営業利益率(10%以上は欲しい)
プラ転をする予定です。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「サイバーセキュリティークラウド」の営業利益率は15%ほどです。
高い営業利益率ですが徐々に下がってきています。
事業拡大につれて様々なコストが発生しているものと思われます。
「サイバーセキュリティークラウド」は2020年12月に「ソフテック」を子会社化しています。
(脆弱性管理サービス「SIDfm」と「脆弱性診断」を提供する企業)
このあたりも営業利益率の悪化に絡んでいるのかもしれません。
ポテンシャルとしては営業利益率20%は狙える企業だとおもいます。
今後の企業マネジメントに期待したいと思います。
「サイバーセキュリティークラウド」のEPS(一株当たり当期純利益)
上昇傾向にある
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「サイバーセキュリティークラウド」のEPSは20円弱です。
まだまだこれからですね。利益もそれほど伸びていないです。
株価上昇のためには、今後も右肩あがりのEPSに期待したいです。
「サイバーセキュリティークラウド」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は低下気味
「サイバーセキュリティークラウド」の自己資本比率は44%程度です。
直近決算だと50%を超えていますが、2020/12時点でまだ総資産「14億円」が少ないです。
有利子負債もありますが、このあたりは適切にレバレッジをかけられていると思います。
今後は自己資本比率と共に、資産の増加にも注目していきたいです。
「サイバーセキュリティークラウド」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「サイバーセキュリティークラウド」の営業活動によるキャッシュフロー
2020年度がマイナスなのは良くない
「サイバーセキュリティークラウド」の営業CFは停滞気味に見えます。
2020年度はマイナスでした。
これは少し物足りないので2021年は営業CFは2億円くらいは行って欲しいと思います。
※ちょっと厳しいので現実的には1.5億〜1.7億円くらいでしょうか。
今までは赤字経営が続いていたのでマイナスの年もありましたが、
今後は毎年力強くプラス成長をしてくれるかと思います。
今後は営業キャッシュフローが安定的に成長していくかにも注目ですね。
「サイバーセキュリティークラウド」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は順調に増加中
「サイバーセキュリティークラウド」の現金は増加しています。
有利子負債で運営資金を確保しているといったところですね。
現金保有額は問題なしです。
「サイバーセキュリティークラウド」の当期純利益は上昇中か?
黒字転換の後は横ばい
「サイバーセキュリティークラウド」の当期純利益は2021年は33%の上昇予定です。
しかし見た感じでは横ばい感は否めません。
2億円突破が待たれますね。
【まとめ】「サイバーセキュリティークラウド」は、高成長で今後の成長力に注目したい企業
まずは売上成長、そして利益成長を見ていきたいですね。
サイバーセキュリティークラウドの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | |
売上高 | ◎ | 高成長中 |
営業利益率 | ◯ | 14%予想 |
EPS(1株利益) | △ | 20円弱 |
自己資本比率 | △ | 40%台 |
1株配当 | ー | |
配当性向 | ー | |
営業キャッシュフロー | ▲ | 横ばい |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、今後トレンドになるサイバーセキュリティ業界。
競合も増えて激化することが予想できます。
どこかのカテゴリで1位にならないと、高利益の体質にはいけません。
激しいバトルが繰り広げられますが、競争に勝ち抜けるかがポイントになってきます。
一方「攻撃遮断くん」などは一度導入してしまえば解約されづらいサービスです。
サブスク銘柄として一定の安定感はビジネスモデルとしてはポジティブに評価していきたいです。
【チャートは?割安?】「サイバーセキュリティークラウド」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【売り】業績がそこまで魅力的ではない
この記事の執筆時点(21/09/08)では株価は2,999円。
ここ数年の水準でみると右肩下がりです。
売上は成長していますが、利益などが少し物足りないということでしょう。
高いPERを許容するには、サプライズに近い決算をこなさないとこの株価は維持できませんね。
今は下落トレンドなので”売り”と考えています。
※投資は自己責任でお願いします。
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初心者は少額で経験を積むのも良いと思いますので、そういった意味でも「SBIネオモバイル証券」はおすすめです。
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