株式投資・金融知識

パナソニック(6752)は国内トップの総合電機メーカー【割安大手株】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「パナソニックホールディングス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
以下、パナソニックと表記。

パナソニックは「国内トップの総合電機メーカー」です。

個人向けには家電、住宅関連の電機機器を中心に”くらし”に関わる製品を提供しています。
産業向けには、クルマ関連・情報通信・電池の事業を中心に展開しています。

プラズマコイ

Panasonicブランドの大手企業ですが業績はジリ貧の状況です

大手企業ではありますが、業績は横ばい傾向かジリ貧傾向です。
そのため株価も伸び悩みが続いていますね。

この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。

「パナソニック」は様々な電機製品を製造販売

出典:⼀⽬でわかるパナソニック

パナソニックの主な事業セグメントは5つ

  • くらし
    生活家電、AV機器・カメラ、美容家電・健康家電、パソコン、住宅設備などを製造
  • インダストリー
    産業用モーター、情報通信インフラ、車載用コンデンサなどの電子デバイス・産業デバイスを製造
  • オートモーティブ
    ETC車載器、車載カメラなど、車室空間を快適にするための総合ソリューションを提供
  • コネクト
    EV・情報通信インフラのの製造(溶接機、プロジェクター、業務用カメラシステム、PC・タブレットなど)
  • エナジー
    乾電池事業、産業用電池、車載用電池等などの電池事業

家電製品が主力ですね

「パナソニック」の事業利益はおもに「くらし事業」の製品で生み出されています。
生活家電やパソコンなど、個人向けの製品がメインの事業になります。

今後の成長戦略としては個人向けよりは他のセグメントで行われている産業向けの製品がカギになってくるでしょう。

例えば電池事業はEV自動車企業のテスラでの採用が話題になりました。
今後、EV自動車がトレンドになることは明白で、その中でテスラなどEV自動車の需要を取れるかは重要ででしょう。

「パナソニック」は「電機製品メーカー」
Panasonicブランドは国内でも家電を中心に認知度の高いブランド

家電を中心に個人向け電機製品が主力。
各種産業向けの製品も製造しており存在感が大きい企業。

松下幸之助が創業した企業としても有名

配当は概ね横ばい、増加傾向で配当利回りは2%〜3%目安

売上の海外比率は60%程度 出店:マネックス証券

時価総額は22/7/29時点で「2兆6,995億円」ということで超型株ですね。

PERは9.9倍と一般的には割安水準です。

今回は「パナソニック」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「パナソニック」のPER推移を見る


PERは割安水準ですね。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「パナソニック」のPERは14.5倍(22/7/29時点)。
過去の推移を見ると割安局面と言えそうです。

2023年は過去最高の売上、利益を見込んでおり高い利益に株価が追いついていない状況と言えます。

今後の不透明感や、2024年の反動減を見込んでいるため過去と比べて割安で放置されていると言えそうです。

「パナソニック」の配当利回りを見る

配当利回りは2〜3%台です

「パナソニック」の配当利回りは2~3%が目安です。
近年は徐々に配当利回りも上昇しています。

業績はジリ貧で、その分配当利回りがあがっているという背景がありますね。

「パナソニック」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は横ばい・下落傾向です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「パナソニック」の売上は横ばい・下落傾向です。
売上の上限目安は8兆円で、今後は8兆円の壁を突破できるか?が注目点になるでしょう。

いまは横ばいの売上推移で好調とは言いづらい状況でしょう。。

「パナソニック」の営業利益率(10%以上が目安)

営業利益率は4%前後です。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「パナソニック」の営業利益率は4%ほどです。

営業利益率は4%は低い水準です。
メイン事業の「くらし」セグメントの利益率が低いのがポイントですね。

営業利益率の部分は、事業構造的に変えるのが難しいかもしれません。
営業利益率の低さは投資判断時に留意しておきましょう。

利益率の参考 出店:マネックス証券

「パナソニック」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「パナソニック」のEPSは横ばい傾向です。
2022年度は109円をつけており、2023年も111円の予想でEPSは超短期では上昇傾向です。

長期では伸び悩み感があるので一進一退という状態でしょう。

自社株買いも毎年0.4億円〜1億円程度実施されています。

「パナソニック」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は上昇傾向です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「パナソニック」の自己資本比率は40%程度で推移しています。

有利子負債は一定額ありながらも自己資本比率が上昇傾向なのは好材料です。
毎年利益がでており、少しずつ財務が良くなっていることがわかります。

自己資本40%程度は少し物足りない水準ですが、
傾向も考慮すれば、財務状況としては問題ないでしょう。

「パナソニック」の配当金

配当は横ばい・上昇傾向です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「パナソニック」の配当金は横ばい・上昇傾向です。
2021年に減配をしていますがコロナショックの影響ですね。

2022年は1株30円と配当金を戻してきました。
2023年の配当予想は非開示ですが、過去の傾向をみると1株30円の配当維持が期待できます。

「パナソニック」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は30%が目安です。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「パナソニック」の30%を目安としているようです。
配当性向は市場平均なみですね。

株主還元の意識は平均並みの企業と言えるでしょう。
個人的には「電気製品は景気敏感なものが多い」と思うので配当性向30%は妥当でしょう。

「パナソニック」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは横ばい傾向です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「パナソニック」の営業CFは横ばいです。

長期的に見ると営業CFは2000億円〜5000億円が目安で、
営業CFは良くも悪くもレンジ内で推移しています。

ある程度は安定したビジネスを展開できているということですね。
事業に伸び悩み感はありますが、逆にいうと株価が割安に放置されているタイミングは買いかもしれませんね。

「パナソニック」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金は増加傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「パナソニック」の現金は1.2兆円ほどです。

総資産は8.2兆円ほどで、総資産に占める現金の比率は14%程度です。
現金比率としては標準並みです。

パナソニックほどの企業になると現金や総資産の額が1兆円規模になります。
現金保有額は1兆円を目安として上下していますね。

現金保有額としては問題ないでしょう。

「パナソニック」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は横ばい・上昇傾向です。

「パナソニック」の当期純利益は増加傾向です。
2000年代後半は赤字に苦しみましたが、2014年に黒字化して以降の当期純利益は増加傾向です。

2023年の予想である2600億円は高い水準であり、利益体質な企業へと変貌しようという企業努力が感じられます。

しかし売上は8兆円ほどに比べて当期純利益が2000億円程度で、
利益率の低さを感じる結果ですね。

【まとめ】「パナソニック」は業績横ばいの「電機製品」会社

電機製品で技術力がある企業なので今後の展開に注目です

パナソニックの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.6%
売上高横ばい
営業利益率4%程度
EPS(1株利益)横ばい
自己資本比率40%前後
1株配当横ばい傾向
配当性向30%目安
営業キャッシュフロー概ね安定
現金など上昇傾向
当期純利益改善努力中
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「業績に伸び悩む、割安大型企業」です。

売上、利益といった業績が伸び悩んでいるので株価も軟調ですね。

いまのPERは10倍以下、配当利回りは2.6%程度なので、業績が軟調なときは、
PERが低く、配当利回りがあがってきたら割安株として検討してもいいでしょう。

【チャートは?割安?】「パナソニック」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】チャートはレンジ相場の最中です

調査時点(22/8/2)では株価は1,100円。

株価チャートは右肩さがりですね。
売上、利益が横ばい傾向で株価は下落傾向がつづいています。

王道の中長期投資では、業績が好調なタイミングで買いたいです。
配当利回りも高くないので、個人投資家であれば見送るタイミングでしょう。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる

プラズマコイが分析用に使っている証券口座は「マネックス証券」です。
マネックス証券の「銘柄スカウター」は以下の項目がわかりやすくて気に入っています。

  1. 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
  2. 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
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