株式投資・金融知識

【安定配当】コマツ(6301)は建設機械メーカー。株価は?今は買いなのか?【世界シェア2位】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「コマツ(小松製作所)」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

コマツは世界シェア2位の「建設機械(建機)メーカー」です。
建設重機を国内で初めて生産した創業100年の老舗企業です。

以下、用途・製品の一例

  • 土木・建設現場で使用する「中型ブルドーザーや油圧ショベル」
  • 鉱山で使用する「ダンプトラック」
  • 街中で使われる「ミニショベル」
  • 工場などで使われる「フォークリフト」

プラズマコイ

建機の需要は今後も続いていくため世界シェア2位のコマツの優位性は簡単には揺るがないでしょう。

景気敏感株ではありますが、コロナショック後に業績は順調に回復しています。
「ダントツ」と表現される同社の技術力で今後も堅調な業績が期待できる企業です。

この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。

「コマツ」は建設機械を中心とした機械メーカー

出典:公式サイトより

コマツの主な事業セグメントは3つ

  1. 建設機械・車両
    ブルドーザー、ショベルカーなど建設関連の機械
  2. 産業機械他
    プレス機械、工作機械など各種産業向けの機械
  3. リテールファイナンス
    建機購入の代金の融資を企業に行い、リース契約のもと返済時の金利で儲ける金融事業

建機では世界シェア2位の巨大企業です

「コマツ」の事業利益は建設機械・車両で生み出されています。
建設機械の販売から、保守メンテンス、リース事業を行っています。

コマツの建設機械は、土木業界、建設業界、鉱山業界など社会インフラを担う事業に幅広く使われています。

22年から24年の中期経営計画では以下の分野に注力していくと記載があります。
今後はソフトウェア分野や、自動化・遠隔化といったところに注力していくようです。

ガソリンではなく、電気で動くよう電動化も記載がありますね。

出典:中期経営計画

売上構成比は海外が80%以上 出典:マネックス証券

「コマツ」は「総合建設機械メーカー」

建設機械を中心として、各種産業向けの機械を製造・販売している。
売上高で世界シェア2位を獲得しており競合優位性のあるビジネスを展開している

近年はデジタル化によりさらなる利便性の向上を進めている。

景気敏感な企業のため配当は業績連動で上下するが長期に渡り増配傾向をつづけている。

時価総額は22/7/15時点で「2兆8027億円」ということで超大型株ですね。
PERは12.0倍と一般的には割安水準です。

今回は「コマツ」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「コマツ」のPER推移を見る


PERは過去比較で割安です。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「コマツ」のPERは12.0倍(22/7/15時点)。
過去の推移を見ると概ね12倍を超えて推移しています。

他の指標と合わせて見る必要がありますが、
PERは12倍を切ったら割安かもと購入検討をしてもよさそうです。

「コマツ」の配当利回りを見る

配当利回りは3%〜5%が目安です。

「コマツ」の22/7/15時点での予想配当利回りは3%ですね。
近年の推移からいくと利回りは徐々にあがってきているように見えます。

配当利回りは3%あるので今後も増配傾向を期待するなら、
いま長期投資をはじめるとしても良い水準でしょう。

「コマツ」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇中です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「コマツ」の売上は右肩あがりで上昇中です。
2022年は過去最高を更新しており、2023年も3兆円の大台で更新予定です。

売上は上昇傾向でこの点は好調に推移していますね。

「コマツ」の営業利益率(10%以上が目安)

営業利益率は6%ほどです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「コマツ」の営業利益率は11%ほどです。

営業利益率は高めですね。
参入障壁がある製品を製造しているため儲かりやすいビジネス構造が感じられます。

営業利益率の推移としては横ばい傾向なので今後も同水準を維持できれば良いでしょう。

「コマツ」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは高値付近です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「コマツ」のEPSは2019年の271円が過去最高です。

近年は200円を超える年も多く、EPSは上昇傾向ですね。

自社株買いも毎年少しずつ進めています。
2022年は6.49億円の自社株買いでした。

「コマツ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は50%前後です

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「コマツ」の自己資本比率は50%前後です。
近年は50%あたりで推移しています。

近年は少し下落傾向が続いていましたが概ね問題はないでしょう。

「コマツ」の配当金

配当は増配傾向で推移しています。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「コマツ」の配当は増配傾向です。
特筆すべき年は2019年の1株110円でしょう。
そこから2020、2021年と2回減配をしているのはネガティブ材料です。

その一方、2022年は1株96円まで戻してきており、
2023年の配当金も1株96円予想と配当額は維持の予定です。

一時的に業績が悪化するときはありますが、長期で見た時の配当金の額は期待できる企業でしょう。

「コマツ」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は40%程度が目安

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「コマツ」の配当性向は40%を目安としています。
配当性向は標準並みの企業です。

「コマツ」は減配をしないというわけではなく、業績に連動して配当を決める方針のようです。
今後の増配は業績次第といったところでしょう。

「コマツ」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは概ね安定プラスです。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「コマツ」の営業CFは安定プラスです
ここ10年間の推移を見ると安定して営業CFを出せていることがわかります。

営業CFの観点では、現金を稼ぎ出す力は毎年ほぼ横ばいということですね。
産業としては成熟しており横ばい傾向ということがわかります。

「コマツ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金は増加傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「コマツ」の現金は2021年で3157億円程度。
総資産は4兆3475億円ほど。総資産に占める現金の比率は7%程度です(30%以上は余裕あり)。

現金比率は低めで、手元の現金は1年の事業資金として十分な額を残すという方針のようです。
近年は稼いだ利益が現金に積み上がっており上昇傾向です。

「コマツ」の当期純利益は上昇中か?

利益も右肩あがりの傾向が見られます

「コマツ」の当期純利益は安定的に上昇しています。

2020年、2021年はコロナショックで大幅に減少しましたが、
その反動もあり2022年、2023年は2000億円を突破して高い水準の利益着地になる予想です。

当期純利益はそこそこ順調に増加できていますね。

【まとめ】「コマツ」は安定業績・安定配当の企業

世界シェア2位の安定感が業績を支えています

コマツの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り3.3%
売上高上昇傾向
営業利益率11%ほど
EPS(1株利益)239円
自己資本比率50%
1株配当業績連動
配当性向40%目安
営業キャッシュフロー概ね安定
現金など増加傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、競合優位性を持つ割安株です。
建設機器メーカーでは世界シェア1位の米国キャタピーラーに次ぐ2位の位置につけており、簡単に事業基盤が崩れるような企業ではないでしょう。

そのため景気敏感株による株価下落はチャンスになります。

ワイドモートな企業らしく、ビジネスの優位性が崩れるようなシナリオが無い限りは長期保有を継続して良い銘柄かと思います。

【チャートは?割安?】「コマツ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】買っても良い水準ではあります。

この記事の現時点(22/7/15)では株価は2,880円。

配当利回りは3.3%と買っても良さそうな利回りですね。

足元ではロシア向け製品の出荷停止など逆風要素もありますが、円安による利益押しあげの期待もあり株価はレンジ内の推移になっています。

いまはちょうどレンジ内の真ん中ほどであり、タイミングとしては買いとも売りとも言いづらいですね。

長期投資なら1株ずつコツコツ買い進めていって良い銘柄だと思います。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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