株式投資・金融知識

【安定高成長】「エラン(6099)」は入院に必要となる衣類・タオル・などの用品レンタルを展開。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は「エランの財務分析をしていきます。

エランは入院・入所生活に必要となる衣類・タオル・紙おむつや日常生活用品などを日額定額制でレンタルするサービス「CSセット」を提供しています。

先日ご紹介した「コーユーレンティア」など、他のレンタル業でも好調な企業がありますね。

レンタル業はシェアリングエコノミーにも含まれており注目の高いテーマです。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

一時的な「入院」x「レンタル」の相性は抜群です。

「エランの事業は入院に必要なアイテムをレンタルできるセットを提供!

決算説明資料より

入院時に衣服の選択などの家事負担が減るのは嬉しいですね

「エラン」の事業利益はおもに「レンタル事業」から生み出されています。
入院時必需品レンタル「CSセット」ですね。

日額料金が390円〜600円プランとリーズナブルで、入院日数次第では購入するより安いこともあります。
何より持ち運びや買い揃える手間を省けるのが良いですよね。

また状況によりプランを変更できるのも便利です。

「エラン」は「入院時の必需品レンタル事業」がメイン。
契約施設数を伸ばしていくことにより、ストック収入のようなビジネスモデルを構築できる。

高齢化社会が訪れ、今後も入院者が増加していくことを考えると事業は今後も成長できると見ていいでしょう。

時価総額は調査時点で「782億円」ということで超小型株ですね。
PERは43.36倍と割安水準です。注目度・人気が高い企業ですね。

今回は「エラン」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「エラン」の配当利回りを見る


配当利回りはかなり低いです

「エラン」の配当利回りは0%台です。
連続増配企業ですがまだ成長企業なので配当利回りは低い状態です。

配当利回りの低さも成長の証明と言えるでしょう。

「エラン」の売上(上昇トレンドであるか?)


売上は10年以上も二桁成長を続けています!

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

エランはの売上は安定して右肩あがりです。
しかも毎年安定して二桁成長を遂げており非常に力強い企業です。

ここまで長期間に渡り成長できている企業は珍しいです。

「エラン」の営業利益率(10%以上は欲しい)


営業利益率は上昇傾向です

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「エラン」の営業利益率は直近の予想では8%ほど。

営業利益率としては10%を目指して上昇中でこちらも好感が持てます。
売上と同様に利益率も少しずつ改善できており、企業努力が感じられます。

「エラン」のEPS(一株当たり当期純利益)


EPSは右肩あがり

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「エラン」のEPSは右肩あがり。

元々EPSが非常に低い企業ですが、利益は確実に成長できています。

利益が毎年伸びていることが伺えます。

「エラン」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)


自己資本比率は上昇中です

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「エラン」の自己資本比率は50%程度です。
有利子負債はありませんが、買掛金の金額が大きいですね。

資産規模が大きくなるにつれ買掛金の金額も増えているところから、事業規模が大きくなると増えるようですね。
事業拡大時は、CSセット利用者の増加に伴う仕入高が増えている事が伺えます。

財務的には問題なく健全に進捗していると言えるでしょう。

「エラン」の配当金(高いほど良い)


連続増配の企業です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「エラン」は売上、利益と共に配当金も着実に成長させています。

2021年度は1株8円と増配予想です。
今後も連続で増配が期待できる銘柄です。

「エランの配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は30%目安です

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「エラン」の配当性向は30%が目安です。
配当性向は市場平均あたりまで上がってきました。

そろそろ増配余地が少なくなってきていますが、配当性向はどこまで上げてくるのか毎年注目です。

「エラン」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFは上昇しています。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「エラン」の営業CFは20億円まできました。
右肩あがりで推移しており業績の好調さが営業CFからも見られます。

事業は上手くいっていると見ていいでしょう。

「エランの現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?) 


現金は利益分が積み上がっています。

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「エラン」の現金は上昇中です。
フリーCFが毎年プラスで出ており、その一部が現金として積み上がっています。

現金は今後もどんどん利益分が積み上がって行くことが予想できます。

大きなキャッシュアウトがあっても心配はないですね。
コロナショックでも業績が傾いてないことを考えると、現在の現金保有額でも問題のない財務状況かと思います。

「エランの配当金の支払い額(今後も維持できるか?)

今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?


配当総額は2〜3億円程度が目安

投資家としては、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。

「エラン」の配当総額は2〜3億円が当面の目安です。
少しずつ増配をしており配当総額も増えていますね。

現在の事業状況や現金の保有額をみると減配のリスクはかなり低いと言えるでしょう。

「エランの当期純利益は上昇中か?


利益は右肩あがりで絶好調です。

「エラン」の当期純利益は右肩あがりです。
2021年度も過去最高の業績予想です。

今後も高齢化社会による入院数の増加が見込める以上、有望な企業と言えるでしょう。
今後も利益を積み上げてくれそうな企業です。

【まとめ】「エラン」は入院時に必須な日用品などをCSセットとしてレンタルする成長企業


今後も成長のイメージが強く持てる優良企業です

エランの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り0%台
売上高10年連続上昇
営業利益率8%ほど上昇中
EPS(1株利益)上昇傾向
自己資本比率約50%
1株配当増加傾向
配当性向30%目安
営業キャッシュフロー上昇中
現金など上昇中
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、今後も成長が期待できる優良企業です。

高齢化社会が続くという要素もあり、シェアリングエコノミーの観点からも「レンタル」の需要は高くなってくる可能性が高いです。
有望なテーマに当てはまる企業だと思います。

【チャートは?割安?】「エランの今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。


【買い】今は押し目のチャートです。

この記事の執筆時点(21/11/21)では株価は1,248円。

TradingViewの月足でみると丁度25日移動平均線あたりまで下がってきました。

マーケットに左右される局面はあるかもしれません。
しかし決算は良く、今後も上昇を続けてくれると予想しています。

※投資は自己責任でお願いします。

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