株主優待の株

【高配当】「SBIホールディングス(8473)」はネット銀行・証券会社。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「SBIホールディングス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

SBIホールディングスは「ネット銀行・ネット証券」運営会社です。
投資銀行としての側面も持ち、2021年は新生銀行(8303)をTOBにより子会社化しています。

モーニングスター(4765)、ブロードバンドセキュリティ(4398)も傘下の会社ですね。
業界トップクラスの「SBI証券」を中心に、金融業を展開しています。

他にもバイオ・ヘルスケアなど、金融業以外の事業へも手を広げています。

プラズマコイ

他企業との事業提携や買収が盛んな企業ですね。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

※以下、SBIホールディングスを「SBI HD」と表記。

「SBI HD」は金融(銀行・証券)、アセットマネジメント(投資事業)を展開

公式サイトより引用

金融関係の事業で利益をあげている企業です。

「SBI HD」の事業利益は主に銀行業・証券業・投資事業の「金融関連の事業」からもたらされています。

投資家に人気の「SBI証券」は「国内最大手のネット証券」です。
楽天証券も人気ですが、プラズマコイはSBI証券をメインで使っています。

一般にはネット証券・銀行企業として認知が広まっていますが、
ベンチャー投資会社の側面も強く、投資会社と言ったほうが良いのかもしれません。
投資先一覧

例えばグッドパッチ(7351)ウェルスナビ(7342)ビジョナル(4194)などにも投資していました。

SBI HDの主な事業セグメントは3つ

  1. 金融サービス事業
    1.証券関連事業(SBI証券)
    2.銀行関連事業(住信SBIネット銀行)
    3.保険関連事業(SBIインシュアランスグループ)
    4.暗号資産関連事業(SBI VCトレード)
  2. アセットマネジメント事業(要はベンチャー投資など)
    1.SBI貯蓄銀行(韓国の銀行)、他の国でも銀行に出資
    2.未上場企業に投資をして、IPO・M&Aで利益を得る
  3. バイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティクス事業
    がんなどの治療薬や、健康食品の販売

時価総額は調査時点で「6,349億円」ということで中型株ですね。
PERは予想が開示されていないので、実績ベースですが1.73倍と一般的には割安な水準です。※かなり割安ですね。

今回は「SBI HD」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「SBI HD」のPER推移を見る


いまのPERは割安です

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「SBI HD」の調査時点(22/5/26)のPERは1.73倍。
過去の水準でみるとかなり割安水準です。

2022年は利益が4倍ほどになりましたのでPER的には大変な安さですね。
しかしこれには少しカラクリというか注意点があります。

企業の公式サイトから引用します。

当期の株主還元といたしましては、2021年9月30日を基準日として1株当たり30円の中間配当を実施しております。また、2022年5月27日に発表した2022年3月期の連結業績における税引前利益は412,724百万円となりましたが、営業投資有価証券の公正価値評価損益や株式会社新生銀行の連結子会社化に伴う負ののれん発生益等のキャッシュ・フローを伴わない利益の総額が連結税引前利益に占める比率は約81%と極めて高水準であることから、配当予想の決定に際し一部調整を行い、2022年3月期末における普通配当の予想を1株当たり20円増となる120円とすることにいたしました。

公式サイトの 配当金について より

プラズマコイ

新生銀行の買収で会計上の利益は大幅に増加してますが、
実際はそんなに儲かってるわけではないということです。

「SBI HD」の配当利回りを見る

4〜5%台まであがってきました。

「SBI HD」の配当利回りは実績ベースでは5.79%(22/5/27時点)
かなり高配当株といえるでしょう。

少しまえまでは配当利回りは2%台でしたが
2022年は好業績、増配により配当利回りが4%まで上昇しています。

優待もあり、10年以上で非減配の企業なので、割安&高配当株の銘柄として見ても良さそうです。

株主優待は健康食品やリップル2000円分

対象株数優待品
100株以上暗号資産(仮想通貨)「XRP」2,000円相当
or
健康補助食品・化粧品セット(A)
1,000株以上暗号資産(仮想通貨)「XRP」8,000円相当
or
健康補助食品・化粧品セット(B)

ポイントはXRP(リップル)がもらえる点です。
仮想通貨事業を行っているSBI HDならではの優待品です。

「SBI HD」の売上(上昇トレンドであるか?)

業績は右肩あがりです。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「SBI HD」の売上は、上昇トレンド。
2021年、2022年は急上昇の年でした。

投資事業や、企業買収により成長をしています。
過去の推移をみても力強く売上が成長しています。

「SBI HD」の営業利益率(10%以上は欲しい)

営業利益率は40%に上昇しています。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「SBI HD」の営業利益率は40%ほどです。

非常に儲かりやすい事業構造といえます。
小売業や製造業と違い、仕入れが発生しない、丸儲け領域の事業のため高い営業利益利益になります。

営業利益率40%は他の業種や企業をみてもかなり高い部類に入ります。

「SBI HD」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは増加傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「SBI HD」は2022年は1500円ほどの急上昇になりました。

買収した新生銀行の「負ののれん発生益」により、大幅な増益になりEPSも跳ね上がりましたね。
そのため一時要因と言えるでしょう。

「SBI HD」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は低くなっています

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「SBI HD」の自己資本比率は約5%です。
有利子負債を増やしているという点もありますが、ポイントは銀行・証券業であるためですね。

基本的には顧客から現金を預かっているのが金融業なので自己資本比率は低くなります。
そのため低い自己資本比率でも問題なしですね。

「SBI HD」の配当金(高いほど良い)

配当は強い増配傾向。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「SBI HD」の配当は10年以上減配はなし。増配株です。

2022年も1株30円の大幅増配でした。
2023年の配当予想はでていないですが、配当維持 or 増配が期待できます。

「SBI HD」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

プラズマコイ

配当性向は30%を目安に設定

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「SBI HD」の配当性向は40%目安です。
2022年は新生銀行の買収により利益額は増えていまうが、実際の現金収入は増えてないことから配当性向的には低くなっています。

投資会社だと配当性向を素直に見づらい部分があり、
少し判断の難易度があがりますね。

「SBI HD」の営業活動によるキャッシュフロー

毎年安定していて盤石なCF

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「SBI HD」の営業CFはマイナス傾向です

2022年の決算短信より主な項目を列挙リマス。
➕「税引前利益」が約4000億
➕「顧客預金の増減」が約1800億
➖「営業債権及びその他の債権の増減」が約3700億
➖「負ののれん発生益」が約2600億
➖「債券貸借取引受入担保金の増減」が約1600億
➖「営業投資有価証券の増減」が約1600億

一時要因は、新生銀行の買収により発生した「負ののれん発生益」約2600億ですね。

基本的には営業CFはマイナスになりがちで、
現金は有利子負債(社債など)によって調達している状況のようです。

「SBI HD」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

現金は積み上がっている

基本的には保有する”現金等”は多い方が良いです。
十分な現金がないと企業運営や事業投資ができなくなります。

貯めるだけではなく、適切に使われていくことも重要です。

「SBI HD」の現金は2022年終了時は2兆円程度です。
現金は増加傾向です。

2022年になって現金が一気に増えました。
これは新生銀行の買収により、新生銀行が保有していた現金が連結された影響が大きいです。

投資活動によるCFにその数字がでてますね。

「SBI HD」の当期純利益は上昇中か?

プラズマコイ

2022年は最高益を大幅に更新しました

「SBI HD」の当期純利益は毎年成長を続けていて、2022年度は過去最高を大幅更新しています。

新生銀行の買収による「負ののれん発生益」が約2600億円ほどあるので実質的には1000億円ほどで見ておくとよいでしょう。

【まとめ】「SBI HD」は投資活動が活発の、高配当企業

プラズマコイ

銀行・証券業をおこないつつ、ベンチャー投資も活発です

SBI HDの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り4%〜5%台
売上高(営業収益)上昇中
営業利益率40%台
EPS(1株利益)増加傾向
自己資本比率5%ほど
1株配当増配傾向
配当性向340%目安
営業キャッシュフロー基本マイナス
現金など増加傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、高配当ながら安定感にかける企業です。

金融業の強みである営業利益率と安定収入はありますが、
投資事業を行っている企業は投資家から見るとギャンブル要素もあり、SBI HDは「業績安定株とは言いづらい」側面がありますね。

それでも、増配株なので「配当実績としては安定増加」という部分は魅力です。

「SBI HD」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】株価はレンジ内

この記事の執筆時点(22/5/28)では株価は2,589円。

ここ5年のチャート推移をみると、2,500円以下だと割安感がでてきます。
高配当株ということもあり配当利回りも5%以上で魅力です。

決算は悪くなく、成長力も感じます。
購入のタイミングは株価が2,000円〜2,500円が目安でしょうか。

※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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