プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim
今回は「システム・ロケーション」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
システム・ロケーションは「中古車取引データ(ビッグデータ)解析会社」です。
中古車の取引データを元に、自動車ローンの金利設定などに使われるシステムを提供しています。
システム・ロケーション(2480)は中古車ビッグデータ解析会社?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) May 8, 2022
中古車の取引データを元に現在価値・将来価値を算出し、自動車ローンの金利設定に使われる「オートファイナンス業務支援システム」などを提供している企業です??
11年連続非減配で、業績も右肩あがりの企業です?✔
中古車取引のビッグデータ分析会社です。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「システム・ロケーション」は自動車販売の業務支援システムを開発
- 「システム・ロケーション」のPER推移を見る
- 「システム・ロケーション」の配当利回りをみる
- 「システム・ロケーション」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「システム・ロケーション」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「システム・ロケーション」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「システム・ロケーション」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「システム・ロケーション」の配当金(上昇傾向か?)
- 「システム・ロケーション」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「システム・ロケーション」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「システム・ロケーション」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「システム・ロケーション」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「システム・ロケーション」は業績好調で11年連続非減配の優良企業
- 「システム・ロケーション」の今後の株価は?買い時かを予想する
「システム・ロケーション」は自動車販売の業務支援システムを開発
中古車取引データを基に業務支援システムを提供しています
「システム・ロケーション」の事業利益は主に「各種システムの販売・利用料」から生み出されています。
自動車の価値算出システムをコアに様々な自動車関連のビジネスに使われるシステムを提供しています。
自動車リースビジネス向けのパッケージシステム「シスろけっと™」がメイン商品で、
パッケージ内の各システムを分割して単品システムとしても提供しているようです。
国別の事業は日本が中心です。
海外展開も進めているようですが、まだ種まきフェーズのようです。
システム・ロケーションの製品セグメントは3つ
- 自動車金融工学
・残価設定システム/車両価値算出システム「RV Doctor」「PV Doctor」「トラックRV Doctor」
・車種カタログデータベース/車種DB・特許・登録商標 - ソリューション
・オートファイナンス業務支援サイト「シスろけっと」
・新車販売支援サイト「C.A.Doctor」 - ローン支援ソリューション
・「CAV Monitor」(現在価値一括算出サービス)
時価総額は調査時点(4/25)で「64億円」ということで超小型株ですね。
PERは14.4倍と一般的には標準なみです。
今回は「システム・ロケーション」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイ調査のため事実と異なる内容の可能性があります。
「システム・ロケーション」のPER推移を見る
PERは上昇傾向です。
「システム・ロケーション」の調査時点のPERは14.4倍。
過去の水準からみると割安感はありません。
しかし22/5/6に発表された決算での来季ガイダンスが非常に強く、PERは
「システム・ロケーション」の配当利回りをみる
利回りは2%ほどです。
「システム・ロケーション」の配当利回りは2%ほどです。
2022年3月は記念配当があったこともあり、3%ほどまであがっていましたが、
普段の配当利回りは2%ほどが目安になりそうです。
22/5/6時点の分析ですが、決算もよく、配当利回りがさらに下がるかもしれません。
「システム・ロケーション」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は急上昇中です
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「システム・ロケーション」の売上は2桁成長です。
売上規模がそこまで大きくないこともあり、成長率は高いですね。
近年は、自動車の「残価設定型の販売形式」も増えてきており、リース関連のビジネスが活発になっていることが見て取れます。
2023年は45%の成長予定で、過去最高を更新予定です。
「システム・ロケーション」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は40%を超えています
業種や年度で異なりますが、日本企業の平均は4〜7%ほどと言われています。
「システム・ロケーション」の営業利益率は40%あたりです。
同じシステムを多数の取引先に販売するビジネススタイルで、
営業利益率は高くなっています。
2023年の営業利益率が下がるのは、新規事業の展開を予定しており、その分で下落するということでしょう。
「システム・ロケーション」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは過去最高を更新中です
EPSは「上昇中であるか、100円超え」を目安としています。
「システム・ロケーション」のEPSは右肩あがりで過去最高を更新しています。
業績は安定して右肩あがりであることがわかります。
「システム・ロケーション」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は84%程度です
「システム・ロケーション」の自己資本比率は84%程度です。
安定的な小型企業らしく、無借金経営をしており、自己資本比率は高いですね。
財務状況は盤石です。
「システム・ロケーション」の配当金(上昇傾向か?)
配当金は連続増配です。
「システム・ロケーション」の配当は2011年から11年連続で非減配の企業です。
2019年からは増配を続けています。
2023年の予想は1株38円予想と減配予想です。
しかし2022年は記念配当20円を含んでおり、実質は8円の増配予想です。
また、配当予想は保守的に出す企業ですので、実績ではさらに増配をする可能性もありますね。
業績が良ければ増配が見込めます。
「システム・ロケーション」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%ほどです。
「システム・ロケーション」の配当性向は30%です。
配当性向は近年は30%を目安としているようで、
多少業績が悪くても配当性向40%〜50%までは配当維持をしてくれそうです。
業績が良ければ過去の実績にもあるように、積極的に増配して株主に還元をしてくれています。
「システム・ロケーション」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは横ばいです
「システム・ロケーション」の営業CFは概ね横ばいです。
毎年大体4億円あたりですね。
営業CFは増えておらず、良くも悪くも横ばいで推移しています。
「システム・ロケーション」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「システム・ロケーション」の現金は2022年は19億円程度です。
現金は増加傾向ですね。
現金は減らないようにしつつ、利益を新規事業や配当に回すような経営方針のようです。
堅実な事業運営がなされています。
「システム・ロケーション」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定上昇です。
「システム・ロケーション」の当期純利益は安定上昇を続けています。
2023年はも過去最高を更新予定です。
業績は右肩あがりの好業績企業ですね。
【まとめ】「システム・ロケーション」は業績好調で11年連続非減配の優良企業
好業績が続いている企業です
システム・ロケーションの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2% |
売上高 | ◎ | 過去最高更新 |
EPS(1株利益) | ◎ | 過去最高更新 |
営業利益率 | ◎ | 40%前後 |
自己資本比率 | ◎ | 80%前後 |
1株配当 | ◎ | 連続非減配 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業CF | ▲ | 横ばい |
現金など | ◯ | 安定増加 |
総評としては、業績も配当も上昇傾向の優良企業です。
特に近年は、新車でも残価設定型クレジット(ローン)やカーリースなど、
ビッグデータを基にした金利設定など、同社システムの需要が高まっていることが想像できます。
強気の業績予想もこのような市場構造の変化が背景としてあるのかもしれません。
「システム・ロケーション」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】決算もよく、高値更新銘柄として上昇を期待
この記事の執筆時点(5/6)では株価は1,801円。
チャートは1,800円の直近高値付近で何度も跳ね返されていますが、5/6の決算がよかったので、高値をブレイクしそうです。
短期の価格を気にするなら、1,800円をしっかりブレイクしたのを確認してから買いたいです。
目標株価は2007年につけた上場来高値の2,400円です。
配当金も11年連続非減配で、増配株であることもポジティブ要因です。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
関連コンテンツです。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。