こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当株への投資時に候補銘柄としたい
「日本ケアサプライ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
日本ケアサプライの事業内容
「日本ケアサプライ」の事業内容を見てみましょう。
介護機器のレンタルなどをやっています。
高齢化社会がどんどん進んで行くことを考えると、成長しそうな企業ですが、実際のところを見ていきましょう。
「日本ケアサプライ(証券コード2393)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
基本的には、配当金を維持できる事をチェックしていきますが、
介護がテーマなだけに、成長性も意識して見ていきます。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「日本ケアサプライ」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
最近は人気化して少し配当利回りが低下
「日本ケアサプライ」の配当利回りは概ね2%〜4%が目安です。
今から見ると3%台後半の時は買いでしたね。
次に配当利回りが3〜4%に上がってきた時は、
業績を見つつ、買いの検討銘柄にしたいところです。
売上(上昇トレンドであるか?)
毎年売上は成長
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「日本ケアサプライ」は毎年成長していて、期待通りの成長を見せています。
今後も業績が堅調に伸びていくことが期待できます。
高齢化社会の今、業績が下がるネガティブな材料は少ないと思います。
営業利益率(10%以上は欲しい)
近年は10%を超えている
売上から経費を引いたの時の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えて置きましょう。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「日本ケアサプライ」の営業利益率は10%ほどで安定しています。
営業利益率が10%超えで高いのも良いですし
ほぼ安定している所も魅力です。
EPS(一株当たり当期純利益)
100円を超える予想!
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが一つの目安です。
「日本ケアサプライ」のEPSは上昇傾向です。
EPSが上昇傾向というのも、稼ぐ力が高まっている指標なので素晴らしいです。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
「日本ケアサプライ」は自己資本率は近年減少気味でしたが75%まで戻してきました。
自己資本比率の増加の理由は「借金返済」
2019年3月期で借金を返済しているのが効いていますね。
配当金(高いほど良い)
配当金は横ばい
配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。
配当は概ね増配傾向ですが、近年は46円で固定されています。
後述の配当性向がそこそ高いので、
業績が拡大しない限りはこの配当金を維持することになりそうです。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
配当性向は50%くらいが目安です。
「日本ケアサプライ」は配当性向は50%ほどが事実上の目安となっているようです。
そのため、減配のリスクは現在の業績を維持できている限りは低いと考えられます。
業績が伸びればその分増配も期待できます。
営業活動によるキャッシュフロー
近年減少気味なのが気にかかる
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
その会社の事業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
「日本ケアサプライ」は、近年は減少気味ですので注意深く見ていきたい指標です。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は減ってる!
みなさんもご存知のように、基本的に現金は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
「日本ケアサプライ」の現金は減少傾向です。
大きい借金も返したので
ここから増加できるのか?
そろそろ、現金が心もとなくなってきました。
今は業績の基盤を固めるための、一時的に使うフェーズという位置付けなのかもしれませんが、ここも注意深く見ていきたいです。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
7億円くらいの配当の支払いですね
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、
現金などの内部留保で配当が賄えれば、配当維持が期待できるということです。
現金の保有額から考えると、減配をしてもおかしくないですが、
2021/03の当期純利益が過去最高の予想で、業績好調のため、減配をするリスクは低いと考えられます。
伸び続ける「当期純利益」
利益は右肩あがり!
時代の流れを受け、業績は上昇トレンド。
利益が増えているのはもちろんプラスの材料です。
【まとめ】日本ケアサプライはを福祉介護ケア機器をレンタルする「今後も成長しそうな」企業
今後も伸びそうな感じ
日本ケアサプライの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 3%後半になったら狙いたい |
売上高 | ○ | 増加傾向 |
EPS(1株利益) | ○ | 増加傾向 |
営業利益率 | ○ | 10%くらいで安定 |
自己資本比率 | ○ | 75%くらい |
1株配当 | ○ | 46円で固定 |
配当性向 | ▲ | 50%目安 |
営業CF | ▲ | 減少傾向 |
現金など | △ | そろそろ心もとない |
現状の業績からみて、株主還元の意志は高いところが魅力な企業だと思います。
超小型なので、要素をみつつ投資判断をしたいところです。
※この記事を書いている時点の意見です。
「日本ケアサプライ」に投資すべきか?
最後の、記事投稿時点での、プラズマコイの投資判断です。
配当利回り3%〜4%になった時の業績次第で考える!
※投資は自己責任でお願いします。
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