連続増配の株

【12年連続非減配】「イハラサイエンス(5999)」は半導体製造にも欠かせない「継手」のメーカー。株価も好調。今は買いなのか?【営業利益率20%】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「イハラサイエンス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

イハラサイエンスは「配管の継手」を作っているメーカーで地味ながら堅実な業績をあげている銘柄です。
近年は半導体装置の需要もあり業績も特に好調です。

プラズマコイ

最近の株価は力強く上昇中

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「イハラサイエンス」は主に産業機器の「継手・バルブ」などのメーカー

業績は上昇傾向 決算説明資料より引用

配管の継ぎ手がメイン商品です

「イハラサイエンス」の事業利益はおもに「配管の継手」で生み出されています。
産業機器は配管をジョイントするための「継手」や液体の流れを調節する「バルブ」が使われます。
それらを製造するのがメイン事業です。

継手・・・2つの部分を接合する装置

最近は業績も好調で株価も上昇傾向です。
理由は「継手」などの配管ユニットが「半導体製造装置」に必要なためです。

バルブなど他の配管ユニットの需要は旺盛で業績が伸びています。

「イハラサイエンス」は「継手」などの配管ユニットがメインの会社

半導体製造装置の需要などがあり、業績は上目線で進捗中。

安定業績を背に、12年連続で非減配の安定配当株としても注目

継手やバルブといった配管パーツは、産業用機器を動かす上では欠かせません。
これらのパーツは必要ですが必要なものなので工業製品に置いて安定的な需要を獲得しています。

イハラサイエンスのセグメントは2つ

  1. CP事業部(クリーン流体配管)
    「半導体の製造装置、液晶の製造装置、食品・医療」市場向け
  2. GP事業部(一般産業配管)
    「建設機械、工作機械、車両、船舶、化学プラント」など一般産業市場向け
国別の売上では国内が9割ほどになります。

時価総額は調査時点(22/6/13)で「298億円」ということで小型株ですね。
PERは7.2倍と割安の水準です。

今回は「イハラサイエンス」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「イハラサイエンス」のPER推移を見る


PER的には過去と比較すると割安感はありません。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「ヤマダコーポレーション」の今のPERは7.2倍。

今のPERは過去水準とからみる多少低い程度す。
過去には6倍台のこともありますのでそこまで割安感はありません。

「イハラサイエンス」の配当利回りを見る

配当利回りは3%前後が目安。

「イハラサイエンス」の配当利回りは3%です。
2020年3月は配当利回りも一時的に4%もありましたが概ね3%が目安の銘柄だと言えます。

現在の配当利回り3%程度はちょうど適正な利回りという感じです。

「イハラサイエンス」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は過去最高を突破しています

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「イハラサイエンス」の売上は2023年も過去最高を更新予定です。
過去の推移で気になるのは2008年の売上を更新するのに10年もかかったことです。

一度業績が落ち込むと次も復活に時間がかかる企業である可能性があります。

しかし近年は半導体製造装置向けの継手などが堅調で売上は急上昇中です。

「イハラサイエンス」の営業利益率(10%以上は欲しい)

営業利益率は20%ほどです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「イハラサイエンス」の営業利益率は20%ほど。

2023年の予想では営業利益率は20%になると予想されています。
この営業利益率の高さはなぜでしょう?普通はメーカーであればここまで高い営業利益率にはなりません。

理由は「配管設計」を請け負っている点があげられそうです。
社名に「サイエンス」がついている通り、配管を科学的に設計するという。頭脳を使った提案をしているのが同社の価値を高めていると予想できます。

単なる部品メーカーではないということです。

「イハラサイエンス」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは300円あたりです。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「イハラサイエンス」のEPSは300円をあたりです。

産業機器の配管という「成熟産業」なので今後も売上が大きく伸びる企業ではない・・・と思いきや近年伸びている点を考えると、今後もEPSの伸びを期待できる企業です。

海外事業の伸びに期待したいですね。

「イハラサイエンス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は80%近くです。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「イハラサイエンス」の自己資本比率は80%程度です。
成熟産業のバリュー株らしく高い自己資本比率を達成しています。

有利子負債もありますが年々減少しており、
財務的にも健全な企業ですね。

「イハラサイエンス」の配当金(高いほど良い)

増配傾向の安定配当企業です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「イハラサイエンス」は安定配当が自慢の銘柄です。
12年連続非減配と業績は着実に上昇しています。

2023年度も1株65円と増配の予定です。

毎年1円ずつジリジリと配当を増やしていく配当政策でしたが2022年に大幅増配になりました。

業績の好調さに裏打ちされ、増配が続いている点は評価できますね。

「イハラサイエンス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は20%ほどが目安

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「イハラサイエンス」の配当性向は20%目安です。
まだまだ余裕がありますね。

この配当性向では現在の業績推移を続ける限り、減配リスクは少なめですが
業績悪化時は一気に減配することも予想されます。

いずれにしても、無理してまで配当を出す配当政策ではなさそうです。

「イハラサイエンス」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは安定プラス

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「イハラサイエンス」の営業CFは安定プラスです。
2022年の数字を見ると、多少期をまたいで入金される事例がありそうです。

長期的にみて営業CFは右肩あがりというよりは安定推移の感じが見られます。
近年の営業CFは上昇傾向でこの点はポジティブ要素ですね。

「イハラサイエンス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

現金は増加傾向です

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎも良くありません。

「イハラサイエンス」の現金は増加傾向です。
有利子負債を返しながらでも現金は増えていますね。

この現金を今後どのように使っていくのかが注目ですね。

設備投資が一定額で発生する企業でその分の支出が見込まれます。
近年は業績が好調で現金も増加傾向です。

「イハラサイエンス」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は最高益の水準で推移

「イハラサイエンス」の当期純利益は好調です。
2022年度の33億円の当期純利益で過去最高益でした。
2023年も同水準をキープする見込みです。

当期純利益の推移からも業績の好調さが伺えます。

【まとめ】「イハラサイエンス」は12年連続非減配の「配管ユニット」メーカー

営業利益が高く業績堅調な企業です

イハラサイエンスの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り3%
売上高上昇中
営業利益率20%
EPS(1株利益)300円ほど
自己資本比率80%ほど
1株配当増配株
配当性向20%目安
営業キャッシュフロー安定推移
現金など増加中
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、業績好調なバリュー株です。
半導体装置向けの需要が目下の業績変動要因でしょう。

営業利益率、自己資本比率も高く、12年連続非減配という抜群の安定感を感じます。

【チャートは?割安?】「イハラサイエンス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】株価はレンジ相場を形成中です

この記事の現時点(22/06/14)では株価は2,148円。

財務優良な増配株で、株価は上昇傾向ですが、割安感はないです。
いまは見送りで良いかと思います。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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