こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
主に独身男性が幸せに過ごす方法を書いています。
今回はYouTubeの動画(リベラルアーツ大学)から企業の財務分析の方法を学んでいましょう。
君は、配当金を出し続けられる企業なのか!?
要チェックや!
動画の趣旨としては「今後も安定して配当金を出すことができるか?」という視点になりますので、目的が違えばこれら指標の解釈も変わってきますね。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「NTTドコモ」と「KDDI」の比較をしてきます(^^)
売上(上昇トレンドであるか?)
ドコモやKDDIは通信業なので、売上は営業収益という項目となっています。
KDDIは概ね右肩上がりで、ドコモは若干減少トレンドでしょうか。
しかし、業績がガクっと落ちる事が無いことから、
景気に関係なく収益を上げる事ができる事業と言えますね。
通信事業は、消費者にとって固定費なので、不景気に強いですね。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上(営業収益)から、かかった費用をを引いた、営業利益率。
営業利益率は10%は欲しいと動画内では言われていますが、
ドコモ、KDDIは約20%と高い水準ですね。
どちらの企業も、問題ないレベルかなと思います。
儲かりやすいビジネスモデルやで!
営業利益率が高いビジネスモデルなので、リストラも起こりにくそうです。
EPS(一株当たり当期純利益)
1株あたりの利益であるEPS。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
ドコモ VS KDDIではKDDIに軍配があがります。
KDDIのEPSは右肩上がりで、稼ぐ力が上がり続けている事がわかります。
KDDIは地味にですが、
成長企業と言えそうです。
配当金
配当金は、株を持っていると貰えるお金ですね。
ドコモの方が多いですが、直近ですとKDDIも増配をし続けていて、ほぼ同じ水準となっています。
両社とも連続増配の銘柄ですね。
配当性向:配当金÷EPS
稼いだ利益のうち、配当金が何割くらい?
という指標が「配当性向」
日本企業の目安は一説では30%くらいと言われています。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
ドコモとKDDIで企業のスタンスの違いがみられます。
ドコモは10年間の配当性向が高めです。
「ドコモは儲けたお金は事業に投資したり、溜めたりするのではなく、配当金として出す姿勢の企業」ということがわかります。
KDDIは配当性向は年々増加しているので、配当金を出すように企業の姿勢が変わってきています。
それでもドコモに比べると配当性向は低めで
「KDDIは事業成長のためにお金を使っている企業と言えます」
※「投資活動によるCF」という部分でKDDIの方がドコモよりたくさん投資にお金を使っていることがわかります。
自己資本比率:高いほど良い
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
※無借金で「未回収のお金がたくさんある」場合も含まれます。
ドコモの方が自己資本率が高いので、
中長期的に見て倒産しにくい会社ということが言えます。
自己資本比率が高ければ、
業績が落ちても借金返済に苦しまなくてすむ!
フリー・キャッシュフロー
フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきますね。
また、銀行から借りたりしても現金はプラスになります。
ドコモも、KDDIも大きな投資をすると減ったりするので、右肩あがりではないですが、現金は使ってナンボの部分があります。
KDDIは投資に積極的にお金を使い、ドコモは少しずつ積み上げていくスタンスですね。
どちらの企業も直近では最高値を更新しているので、財務状況としては良好と言えそうです。
【まとめ】ドコモとKDDIの財務まとめ
ドコモとKDDIの財務分析のまとめです。
- 売上・・・どちらも安定的に稼げる
- 営業利益率・・・どちらも約20%と高い水準
- EPS(一株当たり当期純利益)・・・KDDIは右肩上がり、ドコモも安定的に成長している
- 配当金・・・どちらも増配傾向
- 配当性向・・・ドコモは比較的高い、KDDIも増加傾向
- 自己資本比率・・・ドコモの方が高い
- フリー・キャッシュフロー・・・どちらも伸びている
比較的ではありますが、
ドコモの方が固くビジネスをしていて、
KDDIの方が攻めたビジネスをしている印象ですね。
どちらも安定企業ということで、安心して投資できそうです。
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