プラズマコイです(^^)
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今回は「JBCCホールディングス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
JBCCホールディングスは「情報システム会社」です。
事業は子会社を通じて展開を行っています。
事業内容は「クラウドサービスを中心」にシステムの設計から構築、運用までを一貫して手掛ける総合ITサービス企業です。
超高速開発を特長とし、セキュリティ・AI・RPA等のサービスなどを提供しています。
JBCCホールディングスは情報システム会社🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 29, 2022
近年はスピード重視に応えるべく「超高速開発」を展開しています💻
また同社の”利益率重視”なところも投資家にとっては嬉しいですね🎏✔
■投資指標
PER 11.7倍
PBR 1.51倍
配当利回り3.53%
※22/7/28時点
売上より利益を重視する経営方針に注目です。
もともとは日本IBMの商社業が中心でしたが近年は「総合ITサービス企業」へと展開しており、ソフトウェア面を強化していますね。
経営方針も「売上より利益を求める」方針になっており投資家としては嬉しいポイントです。
この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。
- 「JBCCホールディングス」は総合ITサービス企業
- 「JBCCホールディングス」のPER推移を見る
- 「JBCCホールディングス」の配当利回りを見る
- 「JBCCホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「JBCCホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「JBCCホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「JBCCホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「JBCCホールディングス」の配当金
- 「JBCCホールディングス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「JBCCホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「JBCCホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「JBCCホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「JBCCホールディングス」は11年連続で非減配の企業
- 【チャートは?割安?】「JBCCホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「JBCCホールディングス」は総合ITサービス企業

JBCCホールディングスの主な事業セグメントは2つ
- 情報ソリューション
超高速開発、クラウド、セキュリティを中心に企業の情報システムの構築及び運用・保守サービス
- 製品製造開発
独自のソフトウェア、クラウドサービス及びプリンター等の情報機器の開発・製造・販売
「情報ソリューション」事業の売上が9割ですね
「JBCCホールディングス」の事業利益はおもに「情報ソリューション」で生み出されています。
近年では利益率の高い「超高速開発」を推進しており利益が上昇しています。
22/7/27発表の決算短信を見るとSI(システムインテグレーション)分野のうち約5割までが超高速開発になっています。
他には会社全体の売上の約1割はストック売上となっている所も22/7/27決算短信にかかれており、売上のストック化が進んでいることがわかります。
時価総額は22/7/29時点で「306億円」ということで小型株ですね。
PERは11.4倍と一般的にはやや割安水準です。
今回は「JBCCホールディングス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「JBCCホールディングス」のPER推移を見る

PERは割安水準ですね。
「JBCCホールディングス」のPERは11.4倍(22/7/29時点)。
過去の推移を見るとPERは11倍は割安局面と言えそうです。
近年は利益が上昇しており、PER的は割安になってきています。
「JBCCホールディングス」の配当利回りを見る

配当利回りは約3.6%です
「JBCCホールディングス」の22/7/29時点での予想配当利回りは3.6%です。
もともと高配当な企業ですね。
近年は少しずつ配当利回りも上昇傾向です。
増配をしていても株価にはあまり反映されず高配当化していますね。
「JBCCホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は減少傾向です
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「JBCCホールディングス」の売上は減少傾向です。
もともとの商社ビジネスから、ソフトウェア関連のサービスに移行しており、
売上はさがっていますが利益は上がっているので問題ないかと思います。
今後はどこかで売上の減少に歯止めがかかって上昇傾向になるように経営が進められています。
「JBCCホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)

営業利益率は上昇中。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「JBCCホールディングス」の営業利益率は6%ほどです。
営業利益率は上昇中で今後も上昇していくでしょう。
上手くいけば5年〜10年後には営業利益率は10%を超えることも可能でしょう。
従来の商社ビジネスから、ソフトウェア関連のサービスに移行して、利益率があがっています。
「JBCCホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「JBCCホールディングス」のEPSは上昇傾向です。
2023年も150円の予想です。
稼げる企業へと改革が進んでいることがわかりますね。
自社株買いも定期的に行っており2022年は10億円の自社株買いを行っています。
「JBCCホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は上昇中です。
「JBCCホールディングス」の自己資本比率は50%を超えており上昇中です。
有利子負債も2億円ほどで、ほとんど無借金に近い状況です。
利益体質になったことにより財務力も力強く成長していますね。
財務状況としては問題ないでしょう。
「JBCCホールディングス」の配当金

配当は増配傾向で推移しています。
「JBCCホールディングス」の配当金は増配傾向です。
11年連続で非減配で安定配当を続けている企業です。
2023年も1株62円と増配の予想です。
2018年から増配傾向が続いており、事業構造が順調に進んでおり利益体質になってきていることが伺えます。
「JBCCホールディングス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は40%が目安です。
「JBCCホールディングス」の配当性向は40%を目安とされているようです。
配当性向は平均からやや高めです。
株主還元意識は高めの企業といえるでしょう。
これ以上は配当性向をあげることは期待しづらいので、今後も増配は業績次第ですね。
「JBCCホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFはここ5年で安定してきました。
「JBCCホールディングス」の営業CFはプラス傾向です。
2018年にマイナスになって以降、安定プラスになってきていることがわかります。
この間にストック売上の増加、高利益率のビジネスに転換しており、2020年以降は営業CFも安定してプラスになっています。
営業CFもプラスを維持できる企業になってきていることがわかります。
「JBCCホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金は増加傾向です。
「JBCCホールディングス」の現金は121億円ほどです。
総資産は333億円ほどで、総資産に占める現金の比率は36%程度です。
現金保有額は多く、キャッシュリッチな企業と言えるでしょう。
総資産は減少気味で、利益体質になるため負の資産を整理している状況かと思います。
現金保有額は高く心配ないでしょう。
今後、どこかで攻めに転じる局面もでてくるでしょう。期待して良いと思います。
「JBCCホールディングス」の当期純利益は上昇中か?

利益は安定的に上昇しています。
「JBCCホールディングス」の当期純利益は安定上昇です。
概ね毎年着実に増加できており、利益が増えるビジネス構造が構築できていることがわかります。
経営の順調さを感じます♪
【まとめ】「JBCCホールディングス」は11年連続で非減配の企業
安定配当が魅力です。
JBCCホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.6% |
売上高 | ▲ | 減少傾向 |
営業利益率 | ▲ | 5%程度 |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇傾向 |
自己資本比率 | ◯ | 54%で上昇傾向 |
1株配当 | ◯ | 11年連続非減配 |
配当性向 | ◯ | 40%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 近年安定 |
現金など | ◯ | 上昇傾向 |
当期純利益 | ◯ | 上昇傾向 |
総評としては「利益体質が進捗している優良企業」です。
11年連続で非減配なところが特に大きく評価できます。
株主還元意識が高い企業ですね。
当期純利益も10年間でみると増加トレンドで、今後の安定成長、安定増配も期待できます。
【チャートは?割安?】「JBCCホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】チャートは上昇トレンドですが
この記事の現時点(22/7/29)では株価は1,720円。
株価を見ると1,300円あたりが下値として推移しています。
利益が上昇トレンドで配当利回りも高く、買っても良さそうな企業ですが、少し株価があがってしまった感もあるので積極的に買う場面ではないでしょう。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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