プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim
今回は「アイチコーポレーション」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
アイチコーポレーションは「特殊車両」のメーカーです(豊田自動織機の子会社)
トラックマウントなど高所作業用の車両が主力です。
販売経路はカーリース社を通じて、電気工事・通信工事会社、建設工事会社、鉄道工事会社などにオートリースされているようですね。
高所作業車、電設工事用特装車で国内トップのニッチトップ企業としても注目です。
アイチコーポレーション(6345)は特装車メーカー🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 27, 2022
主に”高所作業”を行うための車両を作っています🚚
電線や通信設備の工事などに使われます👷
歴史ある企業で、株価も安定しているバリュー株ですね
配当利回りは4%程度と年々上昇しています💰
投資家としては配当利回りに注目したい銘柄です
同社の所属業界は「インフラ工事」になります。
社会的インフラ施工に使われる車両になります。
需要は底堅い企業と言えるでしょう。
電気・通信設備や建設現場などの工事需要は今後も続くと思われます。
長期保有で向いている銘柄と言えそうです。
この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。
- 「アイチコーポレーション」は特装車を作るメーカー
- 「アイチコーポレーション」のPER推移を見る
- 「アイチコーポレーション」の配当利回りを見る
- 「アイチコーポレーション」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「アイチコーポレーション」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「アイチコーポレーション」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「アイチコーポレーション」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「アイチコーポレーション」の配当金
- 「アイチコーポレーション」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「アイチコーポレーション」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「アイチコーポレーション」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「アイチコーポレーション」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「アイチコーポレーション」は安定業績で12年連続で非減配の企業
- 【チャートは?割安?】「アイチコーポレーション」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「アイチコーポレーション」は特装車を作るメーカー
アイチコーポレーションの主な事業セグメントは2つ
- 特装車
特装車の販売 - 部品・修理
特装車の部品販売、修理作業
車で移動中などによく見かける安全対策用品を販売・レンタルしています。
「アイチコーポレーション」の事業利益はに「特装車の販売・修理」で生み出されています。
特装車の専業企業ですね。
安定需要の特装車メーカーとして、着実に事業を展開している企業です。
時価総額は22/7/27時点で「659億円」ということで中型株ですね。
PERは11.4倍と一般的にはやや割安水準です。
今回は「アイチコーポレーション」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「アイチコーポレーション」のPER推移を見る
PERは割安水準ですね。
「アイチコーポレーション」のPERは11.4倍(22/7/27時点)。
過去の推移を見るとPERは10倍を切る場面もありましたね。
今のPERも12倍を切っており、まだ割安と言えそうです。
「アイチコーポレーション」の配当利回りを見る
配当利回りは約4%です
「アイチコーポレーション」の22/7/26時点での予想配当利回りは3.85%です。
配当利回りは年々上昇をしており高配当化しています。
今はかなり魅力的な配当利回りで買って行ってもよさそうな水準です。
「アイチコーポレーション」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上はジリ上がりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「アイチコーポレーション」の売上は上昇傾向です。
2020年のコロナショックから業績は足踏みしていましたが、2023年は需要が回復して600億円を突破できる見込みです。
しかし2022年は業績が大きく悪化しており、配当利回りが高くなっている一因となっています。
「アイチコーポレーション」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は高いですね。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「アイチコーポレーション」の営業利益率は12%ほどです。
営業利益率は12%とニッチトップ企業らしく高いですね。
営業利益率は高止まり感があり強みのある事業を展開できていることがわかります。
「アイチコーポレーション」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばいです。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「アイチコーポレーション」のEPSは横ばいです。
2023年も75円と安定推移をつづけています。
若干上昇傾向も見られますが、EPSとしては横ばい推移の企業と言えるでしょう。
自社株買いも定期的に行っており2022年は6.6億円自社株買いを行っています。
「アイチコーポレーション」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は非常に高いです。
「アイチコーポレーション」の自己資本比率は80%超えで非常に高いです。
無借金経営で財務状況は盤石の企業と言えるでしょう。
かなり体力のある企業と言えるでしょう。
「アイチコーポレーション」の配当金
配当は増配傾向で推移しています。
「アイチコーポレーション」の配当金は増配傾向です。
12年連続で非減配で安定配当を続けている企業です。
2023年も1株34円と配当維持の予想です。
「アイチコーポレーション」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%が目安です。
「アイチコーポレーション」の配当性向は50%で設定されています。
近年は配当性向をあげてきていますね。
財務状況も盤石で配当性向を上げても企業運営として十分だという判断でしょう。
今後も安定配当を期待して良いでしょう。
「アイチコーポレーション」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは毎年プラスです。
「アイチコーポレーション」の営業CFは毎年プラスです。
そこまで営業CFは安定しておらず、特装車の販売代金が年をまたいで入金されるようです。
そのため、営業CFは100億円を超えるとしもあれば、大きく下落する年もありますね。
自己資本比率が高く、多少営業CFが不安定でも問題はない企業でしょう。
「アイチコーポレーション」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「アイチコーポレーション」の現金は表では66億ですが貸借対照表をみると360億円ほどでした。
総資産は905億円ほどで、総資産に占める現金の比率は40%程度です。
現金保有額は多く、キャッシュリッチな企業で企業体力がある企業ということがわかります。
現金保有額は心配ないでしょう。
「アイチコーポレーション」の当期純利益は上昇中か?
利益は安定的に推移しています。
「アイチコーポレーション」の当期純利益は安定傾向です。
13年連続で増益をつづけており、安定した上昇を続けています。
ここ数年は売上が下がっている局面もありますが、当期純利益の観点からは横ばい傾向ですね。
毎年安定して利益を稼ぎだしています。
【まとめ】「アイチコーポレーション」は安定業績で12年連続で非減配の企業
安定配当が魅力です。
アイチコーポレーションの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.8% |
売上高 | ◯ | 回復傾向 |
営業利益率 | ◯ | 12%程度 |
EPS(1株利益) | ▲ | 横ばい傾向 |
自己資本比率 | ◯ | 80% |
1株配当 | ◯ | 12年連続非減配 |
配当性向 | ◯ | 50%目安 |
営業キャッシュフロー | ▲ | 安定せず |
現金など | ◯ | 横ばい傾向 |
総評としては「安定配当&盤石財務の優良企業」です。
12年連続で非減配なところは大きく評価できます。
株価も長期では上昇傾向で、営業利益率12%というニッチトップ企業である点からも長期投資に向いている企業と言えそうです。
【チャートは?割安?】「アイチコーポレーション」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】チャートも上昇トレンドです。
この記事の現時点(22/7/27)では株価は874円。
株価も長期では上昇傾向で、現段階では配当利回りも3.8%と高い水準です。
多少株価がさがっても高い配当金を心の支えに長期保有を行いやすいところも嬉しいですね。
安定配当のバリュー株だと言えるでしょう。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
この記事が為になったと思ったら応援クリックをお願いします(^^)↓
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
関連コンテンツです。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。