プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「西松屋チェーン」の財務分析をしていきます。
子供服や子供用品の店舗をチェーン展開している国内最大手の企業です。
記事執筆時点で店舗数1,018店舗と少子化の中にあっても出店を続けており、
毎年売上も伸ばしている企業です。
今日は西松屋チェーン(7545)の2Q決算でした
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 29, 2021
売上、営業利益と共にYoYで全くの横ばい?
通期のガイダンスに届くかは微妙になってきました。
何気にurlがhttps://t.co/hOD0Ju57r0という?
遊び心のあるurlですね? pic.twitter.com/kgFNJYbO1E
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
効率化経営や、市場シェアの向上で引き続き成長を続けていく予定
- 「西松屋チェーン」は「子供用品店」をチェーン展開している企業
- 「西松屋チェーン」の配当利回りを見る
- 「西松屋チェーン」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「西松屋チェーン」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「西松屋チェーン」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「西松屋チェーン」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「西松屋チェーン」の配当金(高いほど良い)
- 「西松屋チェーン」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「西松屋チェーン」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「西松屋チェーン」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「西松屋チェーン」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「西松屋チェーン」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「西松屋チェーン」は「営業利益率」が増加中の安定経営企業
- 【チャートは?割安?】「西松屋チェーン」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「西松屋チェーン」は「子供用品店」をチェーン展開している企業
国内最大手の子供用品チェーン店で
子供用品を買うなら「西松屋チェーン」となっています
「西松屋チェーン」の事業利益はおもに「子供服や育児用品、服飾雑貨」によって生み出されています。
低価格な子供用品専門店で、1000店舗を突破しているのでどの地域でも探せば1店舗はありそうです。
子供用品の専門店では最大規模のチェーン店で、消費者も安心して買い物をできる店ですね。
西松屋チェーンは今後は5つの成長戦略を掲げています。
今後の5つの成長戦略
- プライベートブランド商品の開発拡大
利益率の高いPB商品を拡大して利益アップを狙う - 店舗の大型化と人口集中地域への出店
商品を豊富に取り揃えられる大型店化をすすめる。ビジネスチャンスがある地域への積極出店 - インターネット販売の拡大
育児で忙しい家庭向けに需要をとっていく - 海外向け販売の拡大
プライベートブランドを海外の子供服店へと卸売をする - 店舗運営の効率化
IT化など作業効率化を実施して利益率を高める
時価総額は調査時点で「1014億円」ということで中型株ですね。
PERは9.74倍と割安です。
今回は「西松屋チェーン」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「西松屋チェーン」の配当利回りを見る
配当利回りは下がってきている
「西松屋チェーン」の配当利回りは1.5%程度です。
ここ数年の間に株価が徐々にあがってきて利回りがさがっていますね。
株主優待は西松屋チェーンで使える買物割引カード
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | 1,000円相当 × 2回 ※継続3年保有で 500円相当追加 |
500株 | 3,000円相当 × 2回 ※継続3年保有で 1,000円相当追加 |
1,000株 | 5,000円相当 × 2回 ※継続3年保有で 3,000円相当追加 |
ほとんどの個人投資家は保有しても1,000株まででしょう。
100株保有の場合は優待利回りは1.5%前後が目安になります。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「西松屋チェーン」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は常に増加をしている
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「西松屋チェーン」は毎年成長をできています。
ここ10年で一度もマイナス成長をしていないのはGoodです。
まだまだ成長余地を残しているということですね。
2022年は1700億円の大台を予定していますが、果たして達成できるかが注目です。
「西松屋チェーン」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率が10%に来れれば大したもの
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「西松屋チェーン」の営業利益率は7%ほど。
小売りチェーンにしては7、8%は高い方だと言えます。
もし営業利益が10%に届くようなら見かたを変えるべき企業です。
UNIQLO(ファーストリテイリング)でも10%程度で、
小売業としては営業利益率は7、8%でも十分合格点と言えます。
今後の営業利益率には非常に注目すべきですね。
「西松屋チェーン」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは低いが過去最高を見込む
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「西松屋チェーン」のEPSは100円を超えてさらに上昇中。
自社株買いも旺盛で、EPSを上げるような還元政策ですね。
素晴らしいEPSの伸びを見せています。
「西松屋チェーン」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は下がり気味だが目立った心配はなし
「西松屋チェーン」の自己資本比率は57%程度です。
無借金企業で買掛金などの債務が溜まってきていますが問題ない水準でしょう。
自己資本比率は問題なしです。
「西松屋チェーン」の配当金(高いほど良い)
減配はしてないが増配もほとんどしていない
「西松屋チェーン」は一連続増配企業です。
2022年も24円と1円増配しています。
増配余力はまだまだありますが、慎重に増配を行う企業ですね。
減配をすることはまずないでしょう。
「西松屋チェーン」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は15%目安
「西松屋チェーン」の配当性向はここ2年は15%ほどになっています。
コロナなどのリスクを鑑みて配当性向をあげないようにしているように見えます。
しかし過去の水準からいくと30%くらいにはしてくれそうです。
どこかで大幅な増配が発表されてもおかしくない企業ですね。
「西松屋チェーン」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは比較的横ばい
「西松屋チェーン」の営業CFは安定のプラスです。
年によって差があるのが特徴ですね。
長期で見ると営業CFはそこまで成長していないように見えます。
もうすこし右肩上がり感があってもよさそうですが、キャッシュフローがプラスになりにくいビジネスを行っているようです。
「西松屋チェーン」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は積み上がっている
「西松屋チェーン」の現金は毎年増加中です。
500億円の大台を達成しており、基本的には現金をためていく企業ですね。
現金が積み上がっているうちは特に問題はないですね。
業績がいつ大きく悪化するか懸念がありますので多少現金は厚めに持っておくくらいでいいでしょう。
「西松屋チェーン」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
直近の配当金の支払い状況はどうでしょうか?
13億円くらいが当面の配当総額ターゲット
「西松屋チェーン」の配当総額はほぼ横ばいです。
きれいな推移で11億、12億、13億と徐々に増加傾向ですね。
「西松屋チェーン」の当期純利益は上昇中か?
100億円も間近に迫る
「西松屋チェーン」の当期純利益はここ2年でかなりあがりました。
100億の大台も視野にはいっています。
今後はまずは当期純利益の100億円達成というが経営目標になるでしょう。
【まとめ】「西松屋チェーン」は「営業利益率」が増加中の安定経営企業
高い営業利益率を維持しつつ、新事業の拡大を目指す
西松屋チェーンの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 1.5% |
売上高 | ◯ | 上昇トレンド |
営業利益率 | ◯ | 8% |
EPS(1株利益) | ◯ | 140円 |
自己資本比率 | ◯ | 57%くらい |
1株配当 | ▲ | ほぼ毎年横ばい |
配当性向 | ◎ | 15%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 毎年プラス |
現金など | ◯ | 増加中 |
総評としては、財務的には問題なく、増配余力が魅力の企業です。
業績は成長するにしても一気にブレイクするというよりは少しずつ増加していくと予想しています。
【チャートは?割安?】「西松屋チェーン」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】ここ2年で復活している
この記事の執筆時点(21/09/29)では株価は1,438円。
業績が強くここ2年は株価がかなり回復しています。
今後は強く買うほどの材料がないので、踊り場にいるように見えます。
決算次第で上下するので決算後のタイミングでインしたいですね。
※投資は自己責任でお願いします。
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西松屋チェーンは魅力的ですが、投資資金が少ない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
西松屋チェーン自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になりますね。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買うがおすすめです。
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