こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は日本たばこ産業(2914)がとうとう減配したということで、買うべきか?売るべきかという叫びがTwitter上で一時お祭り状態になりました。
株系の人気YouTuberもこぞって、取り上げていましたね。
このように、投資家にとっては「お祭り要員」で評判のJT減配から、高配当株の付き合い方について学んでいきましょう。
- JTの株価推移
- JTの配当金推移、配当性向
- 高配当株の売り時、買い時の考察
JT(日本たばこ産業)の株価の推移を見てみましょう
まず、JTはここ5年間は下落トレンドです。
2015年の1株「約4000円から現在は2000円」と半額ですね。
半額やからバーゲンや!
・・・とはならないわけです。
たばこは健康面での印象が悪く、
機関投資家は、そんな株に手をだしたら、
世界的に怒られるので買えません。
個人の投資家は「高配当で優待もあるので」
お得が大好きな日本人などは、リスクを承知の上でこぞって買っていた銘柄になるのです。
遂に配当の支払いが業績的に限界だった?
業績の悪化に伴い、JTが取った行動は以下になります。
2021/2/12の決算でJTが発表した主な内容
- 希望退職の募集で人件費をカット
- 配当性向は「75%を目安とする」と宣言
- 154円→130円に減配
希望退職の募集をし、今まで明示化されていなかった配当性向を「配当性向75%を目安とする」と宣言して、それに伴い来期の減配を発表しました。
近年、経営的には、配当金の維持は厳しかった
近年は、概ね増配をしていましたが、配当性向的には「利益から配当金を捻出するにはそろそろ限界」でした。
今回は、利益体質になるべく、事業を見直し、人員も見直すということで、
企業の痛みをそのまま株主にも反映した形となっております。
経営者的には「会社も株主も運命共同体だよね!」っていうメッセージです。
その姿勢には一理あるのでプラズマコイが仮に「経営者や社内の人」であれば共感できます。
しかし、投資家の立場だと違った見方ができると思います。
財務的にはまだ減配しなくても良かったはず
利益剰余金は現金ではなかったり、現金が心もとないというのはわかりますが・・・
近年の配当の流れを見ていて、
直近4年の「増配→維持→維持→減配」という流れも、経営のヘタさを感じます。
僕も現役の大企業勤めなので対策が後手に回ってしまう理由も理解できますが、もっとやり方はあったはずです。
僕がJTを「売り」と判断した理由
- 「増配、維持、減配」までの流れが速すぎる
- 企業の体力的には配当を維持できるはず
- 企業努力が足りず、株主を軽視しているように感じる
【まだお得?】Twitterでの口コミをピックアップ
JTは「高配当株の投資」なので、今のお買い得度を基に改めてホールドするかの評価を見ることも大切かと思います。
Twitterの口コミを見ていきましょう。
まずはプラズマコイのです(笑)
投資初心者の頃に「高配当+優待」で減配したら売る!と心に決めていたので売りました。
また上述したように「この段階で減配?」という企業の姿勢に疑問を感じた点も売りの後押しになっています。
減配したら売ると決めていた、NISA口座のJT。
— プラズマコイ@大企業で好きに生きる (@purazumakoi) February 10, 2021
寄りで売ったら、今時点は結構戻している☺️
しかし、減配したら売ると決めていたので後悔はない!
以下、減配を前提に、どの株価なら買いなのか?まだ我慢できるのか?を言及された投稿も見られますのでピックアップします。
JT配当利回り
— 日比谷タクミ ?資産形成×キャリア形成? (@Hibiyatakumi) February 13, 2021
※株価は昨日時点、1株配当は予想
現 在:1株配当154円/株価1981円=7.77%
来 年:1株配当130円/株価1981円=6.56%
再来年:1株配当100円/株価1981円=5.04%
仮に株価が変わらずに、100円まで減配したとしても日本の配当株でトップクラスの利回りだね。
本当に皆さん売るのですか?
「JTは減配がなければ勝ち」、と意気込んで数ヶ月前に作成した損益分岐点を確認する表
— 長期株式投資 (@budoukamail) February 9, 2021
奇しくも130円への減配がメインシナリオとなってしまった(^^) pic.twitter.com/VL4qxUsWC8
実はポイントは「株価の維持」が可能かどうか
JTは高配当株で、配当が話題になっていますが、
上記のTwitterの投稿を見ると、株価が維持できるか?が重要になっていことがわかります。
つまりJT投資の方針は大きく2つになります。
金持ちの戦い方と、我慢の戦い方です。
JT投資の2つの戦術
- 【金持ちの戦術】株価が下がったら、無限ナンピンを行い、取得単価をさげて配当利回りを上げ続ける
- 【我慢の戦術】まだお得なので「株価の維持や配当の維持を期待」して持ち続ける
【まとめ】JT投資は慎重に判断すべき
この記事のまとめです。
JT投資は多くの人は、金持ちの戦術を取ることが難しいと思うので、
「我慢の戦い」を強いられます。
おそらく、今回のJTの減配で、
高配当株の投資家は銀行株など他の銘柄に移動するでしょうし、
プラズマコイ的にも、リスクと期待リターンが見合わないと判断して売っています。
今後も流れ的には株価も下落トレンドになる可能性もありますので
配当維持、株価の維持が期待できると思う場合はホールドや買いを検討しても良いかと思います。
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JT投資は昔からリスクのある投資として有名でしたね