こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、コロナ銘柄として一世を風靡している、
「ミズホメディー」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「ミズホメディー」は主に医療系ウィルス検査薬を提供している、検査薬の製造販売の企業



「ミズホメディー」の事業は主に「検査薬の製造販売」を行っています。
従来はインフルエンザの検査薬が大半を占めていましたが、近年はインフルエンザが流行しておらず、新型コロナウィルスの流行により、売上構成比がかなり変わってきています。
コロナ銘柄として最近評判の銘柄ですね
本題からはそれますが、新型コロナウィルスが出てきたのとインフルエンザが流行しなくなったのには何か影響があるのでしょうかね。
ミズホメディーの主な事業、収入源
- コロナウィルス検査薬
- インフルエンザ検査薬
- その他の検査薬(遺伝子解析装置も含む)
- 妊娠検査薬
時価総額は調査時点で「331億円」ということで小型株ですね。
今回は「ミズホメディー」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。



まずは配当利回りを見る



それほど利回りは高くないですね
「ミズホメディー」の配当利回りは0%〜1%台です。
製薬会社で、検査薬の売上にともない、業績・株価の変動が激しい銘柄なため配当利回りも安定しまいせんね。
今後は株価成長の期待値が大きい銘柄かと思いますが、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当利回りの伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)



業績の急成長で株価が上昇
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ミズホメディー」の売上は2020年はインフルエンザ検査薬の落ち込みで売上が減少しましたが、
2021年は新型コロナウィルスの検査薬の売上拡大で増収増益が見込まれています。
当面の業績のポイントは2つになるかと思っています。
- インフルエンザ検査薬の売上状況
- 新型コロナウィルスの売上状況
その他も、スマートジーン機器設置を拡大していく見込みなど、
業績が拡大できる要因は多数ありますね。
営業利益率(10%以上は欲しい)



20%を超えると予想
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ミズホメディー」の営業利益率は10%〜20%が目安。
アップダウンの激しい営業利益率なので、毎年その業績で一喜一憂を株主に与えてくれそうです。
検査薬の需給によって激しく左右されますね。
しかし概ね10%を超えているので、簡単に赤字にはならなさそうという部分は、好材料として覚えておきましょう。
EPS(一株当たり当期純利益)



アップダウンが激しい
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ミズホメディー」のEPSは営業利益率と連動していますね。
こちらも、検査薬が売れれば高く跳ねますね。
2021年12月期のEPSは遂に150円を超えており過去最高の業績を達成いていることは素晴らしい事です。
世界の経済は、様々な要因でかわりますので、いつだって上がる株があれば、下る株もあるということですね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)



自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
60%は超えてきました。
「ミズホメディー」の自己資本率は60%を超えており更に上昇中です。
借入金を減らしながら、毎年利益を積み重ねており、自己資本比率が上昇しています。
自己資本比率の上昇は、業績のアップダウンがありながらも、毎年利益がでていることの証です。
好材料ですね。
配当金(高いほど良い)



業績によって配当金を連動させています。
「ミズホメディー」の配当は配当性向が30%と定められており、配当金のそれに連動する形になっています。
2021年12月期は、業績が好調なので1株配当は48円と過去最高の予想です。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)



配当性向は30%が目安
「ミズホメディー」の30%が目安とされています。
2020年はIRバンクの資料では90%となっていますが、公式の決算短信では30%となっていますね。
データのミスでしょうか。
いずれにせよ、配当性向は30%ということで、安定配当はなさそうです。
配当金を狙って投資をする銘柄ではなさそうです。
営業活動によるキャッシュフロー



業績が多少悪化しても黒字を維持!
「ミズホメディー」の営業CFはプラスで概ね成長中です。
近年は毎年の営業CFでは、業績が多少悪化しても数億円はだせるような事業運営になっており、
経営状況としては悪くない進捗に見えますね。
今後も積極的に業績拡大を狙って欲しいと思います。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)



1億を割ってますね。
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。
「ミズホメディー」の現金などは1億を割っています。
自己資本比率を見ると、売掛金の回収など、足元の現金収支は問題ないという経営の判断かと思います。
現金の保有はもう少し保ってくれると投資家としては安心です、
現段階では業績も好調なので問題はないでしょう。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)



今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
2021年の予想では4〜5億円以上を配当金として出す予定
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「ミズホメディー」は配当性向は30%くらいと、業績に完全に連動するスタイルなので、あまり配当金の総支払額を見る必要もないかと思います。
しかし、今後は自社株買いを行う可能性もあるので、配当金の総支払額を見ておくのは有効かなと思います。
【まとめ】ミズホメディーは業績が急成長中の「検査薬」製造販売の企業
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ミズホメディーの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 0%〜1%台 |
売上高 | ◎ | コロナ検査薬がヒット |
EPS(1株利益) | △ | 増減が激しい |
営業利益率 | ○ | 10%〜20%くらいは見込める |
自己資本比率 | ○ | 60%台 |
1株配当 | ▲ | 業績連動 |
配当性向 | ▲ | 30%くらい |
営業CF | ▲ | 近年は安定的にプラス |
現金など | ▲ | 減少しているがおそらく問題はない |
総評としては、コロナ銘柄ということで、今後のコロナウィルス検査薬の需要が直近の業績に影響しますね。
「ミズホメディー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する



最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】高値を突破したので2022年の業績をどう見るか?
この記事の執筆時点では株価は3,580円。
2021年12月期の業績は既に株価に織り込まれているので、2022年もこの業績好調と見るかが、
これから購入検討する際はポイントになります。
一通り株価はあがってしまっていますので、今後はマーケットの相場に価格は左右されそうです。
とは言え、今既に保有している場合は、次の決算が悪く無い限りは保有しても良さそうですね。
※投資は自己責任でお願いします。
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