株式投資・金融知識

「三菱重工業(7011)」は日本の重工業を支える会社。株価は?投資すべき?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「三菱重工業」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

「三菱重工業」は国内の総合重工業でNo.1の企業です。
発電所機器を稼ぎ頭として、各種産業用の中でも特に”重たい”機械を作っています。

プラズマコイ

高い技術力が必要な機器を作っています

「三菱重工業」が作る製品は、電力、航空、物流、宇宙、防衛機器など国や経済を運営するうえで根本を担う重要なものが多いです。
利益うんぬんだけでは語れないほど重要な企業です。

そんな「三菱重工業」も上場企業です。
今回は業績や財務状況をチェックしていきます。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「三菱重工業」は発電所など重工業のリーディング企業

稼ぎ頭は「エナジー」セグメントです

「三菱重工業」の事業利益は主に「エナジー事業」から生み出されています。
火力発電所、原子力発電所などで使わる機器を多数開発しています。

エネルギー問題は社会を運営するうえの大きなテーマで、電気を生み出すための製品の多くを三菱重工が担っています。

「三菱重工業」は総合重工業を担う国内No1企業。
エネルギー関連を稼ぎ頭として、産業機械・物流機器・航空機器、防衛・宇宙開発にかかわる製品を開発している。

国内以外でも事業を展開しており、国内外の売上比率は大体半分ほどですね。

三菱重工業の事業は4セグメント

  1. エナジー
    火力発電、自然エネルギー発電、原子力発電、エンジン発電など
  2. プラント・インフラ
    エンジン、印刷機械、化学・製鉄プラント、インフラ整備
  3. 物流・冷熱・ ドライブシステム
  4. 航空・防衛・宇宙
    船舶、航空機、防衛戦闘機、宇宙関連機器など

時価総額は調査時点で「1兆2,307億円」ということで大型株ですね。
PERは12.2倍と平均水準です。

今回は「三菱重工業」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「三菱重工業」のPER推移を見る


PERから見ると割安です

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「三菱重工業」の今のPERは12.2倍。
2022年は業績予想が好調で、PERは低くなっています。

業績が好調なときはPERが低くなる企業なので、
いまは過去と比べると割安な水準になっていますね。

「三菱重工業」の配当利回りをみる

利回りは過去最高の水準

「三菱重工業」の配当利回りは2.4%です。
配当利回りは2%台の推移ですね。

高配当ではないですが、利回り的にはまずまずと言ったところでしょうか。
成熟企業で業績連動で配当が変わるのでそれに合わせて株価、利回りも変動する銘柄ですね。

「三菱重工業」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は横ばいです

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「三菱重工業」の売上は長期でみると横ばいです。
概ね4兆円前後が目安ですね。

売上の伸びは少し期待薄かもしれません。

「三菱重工業」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)

営業利益率は変動が激しいですね

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「三菱重工業」の営業利益率はここ数年は下落傾向です。

過去では7%ほどまで上がった営業利益率ですが、近年はさがってきていますね。

なかなか利益率が上がりにくいビジネスだということがわかります。

「三菱重工業」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇中です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。

「三菱重工業」のEPSは2022年は297円の予想で高い水準ですね。
右肩あがりというよりも100円〜300円くらいの間で推移しているといったかたちに見えます。

EPSからは成長感や安定感は感じられませんが、合格点の推移ですね。

「三菱重工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は減少中です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「三菱重工業」の自己資本比率は28%程度です。
有利子負債は減少中ですが総資産も減少しているかたちです。

自己資本比率が30%弱ですので盤石な財務というわけではないですが”このぐらいで運営していく”という経営方針が垣間見られます。

個人的には40%以上あるのが嬉しいですが事業運営には問題なしの水準です。

「三菱重工業」の配当金(上昇傾向か?)

2021年に大きく減配

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「三菱重工業」は連続増配の企業でしたが2020年まで。
いまは業績を立て直している最中です。

2022年は1株90円と増配の予定です。
今後はまずは過去最高の1株150円を目指すかたちになります。

「三菱重工業」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は高めですね。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「三菱重工業」の配当性向は30%〜50%が目安です。
配当性向も安定していません。

いまの水準であれば増配力はありますが不安定な配当性向が続いています。

増配・減配のリスクはともに高めの企業です。

「三菱重工業」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFは概ねプラス

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「三菱重工業」の営業CFはプラスで推移できています。
2021年はコロナショックの影響かマイナスになっています。

平常時であれば基本的には1000億円〜4000億円ほど営業CFがある企業です。

「三菱重工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)


現金は随時調達しています

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」もの。
貯めすぎは良くありません。

「三菱重工業」の現金は2021年終了時は2400億円程度です。

現金としては3000億円を目安に2400億円ほどあれば事業運営としては問題ないということですね。

総資産(4.8兆円)からみる現金比率は5%とそれほど多くはないですね。
※10%〜20%ほどあれば一安心ですがそこまで保有はされていません。

現金保有額はあまり多くない水準と見られるでしょう。

「三菱重工業」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)


配当総額は連続増加でしたがストップ。

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「三菱重工業」の配当総額は上昇中でしたが2021年は減配で一旦ストップしました。
今後の復活が望まれますね。

経済が回復してこれば配当も復活してくるでしょう。

今後の業績次第ですね。

「三菱重工業」の当期純利益は上昇中か?


2022年は1000億の復活を予定しています

「三菱重工業」の当期純利益は上下を繰り返しながら推移しています。
2022年は1000億円と回復予定です。

エネルギーの事業が堅調で、業績は復活傾向がうかがえます。
利益は上下を繰り返していますが500億円〜1000億円ほどで推移をしている企業です。

右肩あがりではないですが、利益は概ねプラスを維持できている企業です。

【まとめ】「三菱重工業」は業績の上下がありながらも利益を出し続けている重工業企業

プラズマコイ

投資対象としてはなかなか難しいですね

三菱重工業の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.4%
売上高横ばい
EPS(1株利益)100円〜300円目安
営業利益率安定しない
自己資本比率28%
1株配当直近で減配
配当性向30〜50%
営業CF概ねプラス
現金など最低限の保有

総評としては、業績が安定しない大型株です。

大型株ながら業績が安定しないため、長期保有をするというよりもタイミングをみてトレードをする銘柄として見ています。

「三菱重工業」の今後の株価は?買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】過去の水準からみると低い水準です。

この記事の執筆時点では株価は3,648円。

過去の推移をみると底値は2500円あたりを意識したいところです。

しかし日足の直近チャートを見ると直近高値を突破して上昇するようにも見えます。
過去の高値が8000円であることを考えると、チャート的にはこれから株価は上昇する可能性があります。

※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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