株式投資・金融知識

【高配当】「ヒップ(2136)」は財務優良の高配当銘柄。投資すべきか?

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は、高配当株として注目の「ヒップ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

ヒップの事業内容

「ヒップ」の事業内容を見てみましょう。

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クルマや電子機器の、開発エンジニアの派遣

開発系エンジニア派遣を行っており、自動車中心に、機械や電気・電子設計等の人材を派遣できます。
トヨタやホンダ、パナソニック等が主要な取引先のようです。

開発フェーズに特化し、高度技術サービスを提供」できるというのが強みです。

公式サイトから画像は引用

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「ヒップ(証券コード 2136)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!

※時価総額が20201/2/5時点が27億しかないので、超小型の銘柄だということは念頭に置いておきましょう。

チェックは「IR BANK」で行う

今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「ヒップ」の財務を見ていきます(^^)

※ページの下の方に「決算まとめ」のリンクがあります。

まずは配当利回りを見る

ヒップ(2136)
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最近では3%〜と高配当化してきている

「ヒップ」の配当利回りは2015年の2%台から上昇していて現在3%を超えています。
概ね業績と連動して配当利回りが上がっている企業となります。

配当利回りが3〜4%のときは「監視銘柄」で良いかと思います。

売上(上昇トレンドであるか?)

ヒップ(2136)
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業績は少しずつ成長の方向性。

配当金をいままで通り出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「ヒップ」は少しですが売上が右肩あがりでコロナの影響もそこまでありません。

派遣事業なので、自動車関連、電子機器関連の景気に非常に影響をうけそうです。

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派遣事業なので、産業の上下リスクがあります。

営業利益率(10%以上は欲しい)

ヒップ(2136)
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派遣事業なので上下が激しい!

売上から経費を引いたの時の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えて置きましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ヒップ」の営業利益率は3〜10%と上下が激しいです。

直近の決算を見てみても「売上は減少、売上原価は維持、販管費も維持」の三拍子で営業利益率が下がっています。

景気が悪くなれば、派遣から人件費を削除されると思いますので、
景気が良ければ業績も伸び、景気が悪ければ下がるという事になりそうです。

EPS(一株当たり当期純利益)

ヒップ(2136)
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EPSはまずまず

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。

個人的には100円くらいが一つの目安です。
「ヒップ」のEPSはここ数年は若干減少傾向です。

しかしEPSは70円〜100円程度なので、他社と比較してそれほど悪い水準ではありません。

自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

ヒップ(2136)

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。

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個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です

「ヒップ」は自己資本率は60%弱を推移しています。
2021/03も自己資本比率は増加の見込みとなっています。

配当金(高いほど良い)

ヒップ(2136)

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

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配当金は24円を維持できるかが今後の焦点

配当は概ね増配傾向で、近年は24円ですね。

業績が拡大しない限りはこの配当金を維持することになりそうです。

概ね減配はしていないので、今後この配当金を維持できるか?を見て行きたいと思います。

配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

ヒップ(2136)

稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。

はかせ

配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。

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配当性向は30%弱とやや低めです。

「ヒップ」は配当性向は30%弱で比較的高いと言えます。

そのため、減配のリスクは現在の業績を維持できている限りは低いと考えられます。

小型株でまだ注目されていないので、
近年成長してきた分、配当利回りが高くなってきていると考えられます。

営業活動によるキャッシュフロー

2136 ヒップ
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ここ5年は伸び悩み

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。

その会社の事業で「儲ける力」を調べる項目ですね。

「ヒップ」は、概ね2億〜4億の間を遷移しています。
特に成長性はなさそうで、今後もこの水準を維持するのかな?という流れに見えます。

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この水準をまもれるか?
高配当株としての判断指標ですね。

現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

2136 ヒップ
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積み上がっている

みなさんもご存知のように、基本的に現金は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

「ヒップ」の現金は増加傾向です。

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堅実に利益をだして、それをコツコツと積み上げています

また、2021/02/08時点では、時価総額の27億円に、保有現金の25億はかなり肉薄しているので、資産バリュー株の視点で見ても良いかもしれません。

配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)

2136 ヒップ

今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?

プラズマコイ

1億円くらいの配当の支払いですね

高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。

そのため、短期的に利益が悪化しても、
現金などの内部留保で配当が賄えれば、配当維持が期待できるということです。

現金の保有額から考えると、減配のリスクはそこまで多くはないと考えられます。

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毎年3億円くらい当期純利益を稼いでくれればOKという目安でしょうか

もちろんそれ以上に伸びたら、株価も配当金もあがるので、
そうなったら嬉しいですね。

【まとめ】ヒップは「エンジニア」を派遣する企業

プラズマコイ

トヨタ、ホンダ、パナソニックにエンジニアを派遣している会社!

ヒップの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り3〜4%台
売上高基本的には横ばい
EPS(1株利益)70円〜100円くらい
営業利益率3%〜10%くらいで上下がある
自己資本比率50%台後半で増加中
1株配当増加傾向
配当性向30%弱が目安
営業CF基本的にプラス
現金など時価総額と同等の保有額
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。


現状の業績からみて、株主還元の意志は高いところが魅力な企業だと思います。
超小型なので、要素をみつつ投資判断をしたいところです。

※この記事を書いている時点の意見です。

「ヒップ」に投資すべきか?

最後の、記事投稿時点での、プラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

配当利回り4%になった時の業績次第で考える!

※投資は自己責任でお願いします。

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