プラズマコイです(^^)
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今回は「ペイロール」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
2021年のIPO企業です。
「ペイロール」は給与計算のアウトソーシング会社。
毎月の給与計算や年末調整の業務を請け負ってくれる会社です。
ペイロールの提供するアウトソーシングサービスとはどんな業務でしょうか?
企業の人事部門に代わり、顧客企業の人事部門が担っている給与計算業務を受託することで、顧客企業に対し工数削減、コア業務への特化を実現いただくことができるフルスコープ型アウトソーシングサービスを展開しております
事業計画及び成長可能性に関する事項 より
大企業では、製造業でも小売業でも多くの企業に「人事部」があります。
給料計算は必要ではありますが、企業のコアな価値にはなりません。
そのため、給料計算などの間接業務はなるべく社員の力を使わずに行うことが求められます。
ペイロール (4489)は給与計算を請け負う企業です?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) April 19, 2022
企業の人事部の「給料計算」をアウトソースできるユニークなサービスを行っています?
給料計算は毎月行われるため、ストック型の収入モデルになります?
IR資料のKPIもARRやチャーンレートなどSaaS型企業とにた指標で測られています?✔
大企業をターゲットにしている所が特徴です
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「ペイロール」はアウトドア用品を中心としたメーカー
- 「ペイロール」の配当利回りをみる
- 「ペイロール」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ペイロール」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「ペイロール」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ペイロール」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ペイロール」の配当金(上昇傾向か?)
- 「ペイロール」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ペイロール」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ペイロール」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ペイロール」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ペイロール」は安定成長の給料計算アウトソーシング企業
- 「ペイロール」の今後の株価は?買い時かを予想する
「ペイロール」はアウトドア用品を中心としたメーカー
導入社数が増えるほど収入が増える仕組みです
「ペイロール」の事業利益は主に「給料計算業務」から生み出されています。
クライアント企業の毎月の給料計算を行う業務ですね。
収入モデルはストック型のリカーリングサービスであり、
解約率も低いことからキャッシュフローが安定するのが魅力な点です。
4Qは年末調整関連の収入もありその分も上乗せされますね。
時価総額は調査時点(22/4/19)で「173億円」ということで小型株ですね。
PERは15.8倍と一般的には割安です。
今回は「ペイロール」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイ調査のため事実と異なる内容の可能性があります。
「ペイロール」の配当利回りをみる
利回りは低めです
「ペイロール」の配当利回りは直近予想では0.4%です。
上場したばかりですが配当を出すようです。
既に利益もでており株主還元をはじめられるステージのようです。
株主優待は上場記念でクオカード
上場記念で1回だけですが、
2022年6月末時点に300株以上の保有で3,000円相当のクオカードがもらえます。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
300株 | 3,000 円分 |
「ペイロール」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがり
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ペイロール」の売上は右肩あがりです。
すごい成長率ではありませんが安定的に売上が成長しています。
今後も毎年少しずつ右肩あがりになることが予想できます。
「ペイロール」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は安定しています
業種や年度で異なりますが、日本企業の平均は4〜7%ほどと言われています。
「ペイロール」の営業利益率は17%の予想です。
会計システムの業界はどこも営業利益率が10%を超える高利益率の業界です。
企業によっては営業利益率が50%を超える企業もありますね。
その意味で業界的には17%前後はそこまで高くない水準です。
しかし一般的には高い水準なので十分高いといえるでしょう。
「ペイロール」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは急上昇です
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ペイロール」の2022年のEPSは上昇傾向。
順調に成長を続けています。
2022年は60円のEPS予想ですが進捗率から達成できるかは怪しいところです。
この企業の株を買うなら決算後にしたほうが良さそうです。
「ペイロール」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は50%前後です
「ペイロール」の自己資本比率は51%程度です。
有利子負債はありますが、年々返済が進んでおり自己資本比率は上昇しています。
有利子負債比率は年々さがっており財務の健全性はあがっていますね。
「ペイロール」の配当金(上昇傾向か?)
IPO直後ですが配当金を出す予定です
「ペイロール」はIPO直後ですが配当を出す方針です。
2022年は1株5円の予想です。
今後の連続増配に期待したいですね。
「ペイロール」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%が目安です。
「ペイロール」の配当性向は30%目安です。
今後は利益の安定増加により、配当金も毎年微増で推移すると個人的には予想しています。
「ペイロール」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは上昇中です
「ペイロール」の営業CFは上昇中。
安定的に営業CFがでています。
ビジネスモデル的には、今後も長期で右肩あがりになると考えられます。
「ペイロール」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中です。
「ペイロール」の現金は2021年終了時は10億円程度です。
総資産が200億円程度であることを考えると現金比率は低めですね。
有利子負債の借入残高も57億ほどあり、先行投資に費用がかかっています。
当面の運営資金には問題なさそうですが、
財務的に余裕がある状態というわけではなさそうです。
IPOで調達した資金は2022年に大きく事業投資に使われる見込みです。
「ペイロール」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は横ばいです
「ペイロール」の当期純利益はここ数年は横ばいです。
2022年は大幅な利益増加が見込まれていますので決算に期待したいところです。
右肩あがりの成長を続けられているうちは株価の上昇にも期待ができますね。
【まとめ】「ペイロール」は安定成長の給料計算アウトソーシング企業
今後も安定成長が期待できる企業です。
ペイロールの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ✕ | 0.4% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 17%横ばい |
自己資本比率 | ▲ | 51% |
1株配当 | ▲ | 5円 |
配当性向 | ー | |
営業CF | ◯ | 安定プラス |
現金など | ▲ | 心もとない |
総評としては、ストック型でキャッシュフローが安定しているのが魅力の企業です。
事業内容はニーズがあるかと思いますが、売上が一気に伸びるには市況の後押しが必要なため、今後も緩やかに売上、利益が伸びていく企業かと思います。
「ペイロール」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】そろそろ買いたくなってきますが決算までがまん
この記事の執筆時点(22/4/19)では株価は964円。
PERは15.8倍で割安高成長な銘柄としてチェックしたい企業です。
22/5/12に次の決算があるので、好決算であれば買っていきたいところです。
今はまだ大きく上がる材料もないので様子見で待ったほうがいいでしょう。
逆にペイロールにとってはコロナ騒動の落ち着きが一時的には業績の逆風になる可能性があります。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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