連続増配の株

【11年連続増配】「山口ファイナンシャルグループ(8418)」は銀行・証券など金融業を展開。株価は?投資すべき?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「山口ファイナンシャルグループ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
※以下、山口FGと表記します。

「山口FG」は山口県・広島県・北九州市で銀行業務を中心に、証券、クレジットカード、リース、コンサルティング業務などを展開している金融持株会社です。

傘下に山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行、ワイエム証券を有しています。

プラズマコイ

連続増配が魅力の銀行株です

2022年は設立以来、初の赤字になりました。
主な理由は含み損の外国債券・株式を整理し、コロナショックで業績悪化した企業に対する貸し倒れ引当金の増加です。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「山口FG」は山口銀行・もみじ銀行を中心とした地銀グループ

山口銀行を中核として金融業を営んでいます

「山口FG」の事業利益は「融資による金利収入」から生み出されています。
様々な企業にお金を貸してあげて、返済時の金利で利益を得るのが銀行の基本ビジネスです。

金利収入がメイン IR資料より引用

銀行のビジネスモデルは?・・・
お金をたくさん集めて、そのお金を運用して収益にする。

【内訳】

  1. 資金利益・・・おもに企業への貸出金、有価証券の利息収支など。
  2. 役務取引等利益・・・送金手数料、投資信託や保険の売買・管理手数料など。

最大のリスク要因は、融資している企業の倒産ですね。
お金を返してもえなければ損失を出してしまうことになります。

また、資金を株や債権などの投資に使っていますので、株価や債権価格の下落も利益を減少させることに繋がります。

「山口FG」は銀行業を中心とした金融サービスを展開

山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の3つの銀行を傘下にもつ。
保険サービスや証券業も展開。

11年連続増配で、増配株としても注目


コア事業は、法人や個人に融資をしたり、有価証券の運用になります。
割合は概ね以下の通り。有価証券の運用収益が業績のブレ幅に繋がりやすいですね。

IR資料より引用

山口FGの事業セグメントは主に3つ

  1. 法人事業
    企業など大規模顧客の事業
  2. リテール事業
    個人や小規模顧客の事業
  3. 有価証券有用事業
    株式・債権の売買を行う事業

時価総額は調査時点で「2,014億円」ということで中型株ですね。
PERは10.6倍と地銀株にしては高めのPERになっています。

今回は「山口FG」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「山口FG」のPER推移を見る


過去のPER的には10倍は割高です。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「山口FG」の今のPERは10.6倍。

過去の推移をみると割高と言えます
利益が減少傾向ですが株価はそれほど落ちておらず、割高感がでていますね。

「山口FG」の配当利回りをみる

配当利回りは上昇傾向です。

「山口FG」の配当利回りは4%を超えています。
連続増配株で配当利回りがあがってきており、業績が下落傾向でも配当利回りが株価の下支えになっている側面もありそうです。

株主優待はQUOカードやカタログギフト

優待は100株でもクオカードがもらえます。
株価が700円の時に買えば優待利回りは0.7%と利回りが大幅にアップしますね。

対象株数優待品
100株QUOカード:500円分
1000株地元特産品カタログ:5000円相当
5000株地元特産品カタログ:1万円相当

「山口FG」の売上(上昇トレンドであるか?)

業績は着実に上昇しています

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「山口FG」は横ばい推移です。
2022年は有価証券の売却(含み損の外国債券や株式の整理)、や貸し倒れ引当金(倒産企業の増加見込み)により大幅に減収です。

「山口FG」の経常利益

経常利益は減少傾向です

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。


「山口FG」の経常利益率は減少傾向です。

経常利益は赤字前から減少傾向で、2023年も2021年から見ても大幅に減少予想です。

有価証券の保有方針を見直した影響もありそうです。

今後の経常利益は、上昇傾向に転じるか不透明感がありますね。

「山口FG」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは減少傾向です

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。

「山口FG」のEPSは減少傾向です。
利益が減少傾向でネガティブな推移をたどっていることがわかります。

自社株買いは毎年一定額を行う方針のようですね。

「山口FG」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は銀行なので低いですね。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「山口FG」の自己資本比率は5%程度です。
銀行業は他人のお金(預金)が多いので負債が多くなります。

有利子負債は200億円程度しかなく、総資産の12兆円からみるとほぼゼロと見てもよいでしょう。

自己資本比率は5%程度しかありませんが銀行業なので問題ないですね。

「山口FG」の配当金(高いほど良い)

11年連続増配の企業です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「山口FG」の配当は11連続増配
毎年着実に増配を重ねており、配当利回りの上昇に寄与しています。

2022年の1株配当も31円と増配予定です。

連続増配の意欲が高い企業だということが伺えます。

「山口FG」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は40%が目安です。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「山口FG」の配当性向は40%ほどです。

配当性向は今までは25%以下でしたので、利益水準がさがっても、しばらく増配は維持できそうですね。

「山口FG」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFはマイナス傾向です

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「山口FG」の営業CFはマイナス傾向です。

銀行は営業CFがプラスになることが多いですが、預金残高の減少や、融資を多く行う年は営業CFはマイナスになります。

「山口FG」の場合は営業CFの、投資によって利益を得ている「投資FC」もあります。

概ね、投資CFと営業CFをそれぞれが補完し合うように推移していますね。

「山口FG」の現金等はいくらあるか?


現金は上昇中です。

“現金など”は多い方が良いです。
現金は業績悪化に対する備えになります。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「山口FG」の現金は2021年終了時は2兆円程度です。

概ね1兆円前後で推移していましたが、2021年、2022年と大幅に増加しています。

銀行の「富の源泉」である現金の保有額は順調に増加しています。
利益に結びつける現金の使い方が望まれますね。

「山口FG」の当期純利益は上昇中か?


当期純利益は減少傾向です。

「山口FG」の当期純利益は減少傾向ですね。
2022年の赤字以降は、業績復活の道を模索することになりそうです。

有価証券も大幅に削減しており、今後はインカム重視にするようで、配当金で少しずつ利益が増加していくシナリオでしょうか。

今後は利益も安定して出していく方向に舵をきっており、長期投資家としての側面を強めていく方向のようですね。

【まとめ】「山口FG」は減収減益で11年連続増配の企業

プラズマコイ

今は事業構造の転換期かもですね

山口FGの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り4%
売上高減少傾向
EPS(1株利益)減少傾向
経常利益減少傾向
自己資本比率5%くらい
1株配当11年連続増配
配当性向40%目安
営業CF安定せず
現金など増加傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、今後の業績が不透明感のある企業です。

11年連続増配は増配株として魅力的ですが、近年の業績が悪化しているため評価しづらいですね。

また、経営者の懸念もありますです。

「山口FG」の今後の株価は?買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【売り】株価は下落傾向で銀行株なら他にするのが無難でしょう。

この記事の執筆時点(22/6/10)では762円。

現在の業績推移や経営状況をみると、銀行系なら他の企業の方が安心感があります。

買う場合は、数年間は様子をみてその後に判断をしたほうがよいでしょう。

※本記事は個別株の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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