プラズマコイです(^^)
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今回は「日本ガイシ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
日本ガイシは社名の通り、送電線などで使われる「がいしメーカー」です。
その一方で事業は多角化を進めており現在の主力は自動車排ガス浄化用などの「セラミックス」になっています。
今は「セラミックス技術に強みを持つ」企業になっています。
営業利益率が高い企業というところもポイントです。
その技術力は非常に高い企業といえるでしょう。
他社にはない製品を作り出せるところが営業利益率に現れていると考えられます。
日本ガイシ(5333)は世界トップのがいしメーカー🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 13, 2022
送電用がいし⚡を作っていますが、主力は自動車排ガス用のセラミッックスですね🚗
海外売上比率が7割を超えており、
営業利益率が15%超えなのも魅力です♪
配当も増配傾向なバリュー株ですね🎏✔
高い技術力を生かしてニッチトップ製品を生み出していく企業です
自動車や半導体、電柱といった産業インフラに関わる事業を中心に行っており、安定成長が見込める事業を展開している企業です。
この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。
- 「日本ガイシ」は「がいし」や「セラミックス」製品などを展開s
- 「日本ガイシ」のPER推移を見る
- 「日本ガイシ」の配当利回りを見る
- 「日本ガイシ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「日本ガイシ」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「日本ガイシ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「日本ガイシ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「日本ガイシ」の配当金
- 「日本ガイシ」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「日本ガイシ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「日本ガイシ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「日本ガイシ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「日本ガイシ」は安定成長で高配当化している企業
- 【チャートは?割安?】「日本ガイシ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「日本ガイシ」は「がいし」や「セラミックス」製品などを展開s
日本ガイシの事業セグメントは4つ
- セラミックス事業
自動車排ガス浄化用セラミックス、NOxセンサー など - プロセステクノロジー事業
産業用機器・装置、半導体製造装置用セラミックスなど - エレクトロニクス事業
チップ型セラミックス二次電池「EnerCera(エナセラ)」、紫外LED用マイクロレンズ、窒化ガリウムウエハー「FGAN」、ベリリウム銅 など - エネルギーインフラ事業
がいし、NAS電池、亜鉛二次電池「ZNB」など
半導体の高性能化、高需要化で業績は絶好調です
「日本ガイシ」の事業利益は「セラミックス事業」で生み出されています。
自動車排ガス浄化用やセンサーが事業を牽引しています。
このセラミックス事業が売上の50%以上を占めていますね。
近年は事業の多角化が進んでおり、半導体関連や、エネルギー関連の事業も成長しており、多数のセグメントで事業を成長させています。
時価総額は22/7/13時点で「5,811億円」ということで大型株ですね。
PERは8.8倍と一般的には割安水準です。
今回は「日本ガイシ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「日本ガイシ」のPER推移を見る
PERは過去比較で割安です。
「日本ガイシ」のPERは8.8倍(22/7/13時点)。
過去比較では割安です。
PERは10倍を超えていたのですが2022年3月時点では7.7倍と直近では低PER化しています。
株価はレンジの中を推移していますが業績は上昇傾向なため割安感が強まってきました。
「日本ガイシ」の配当利回りを見る
配当利回りは3.6%程度です。
「日本ガイシ」の22/7/12時点の予想配当利回りは3.6%。
高配当株と言って良いレベルまで配当利回りがあがっています。
増配傾向なため配当利回りも上昇中です。
高配当企業としての魅力が高まっている企業です。
「日本ガイシ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「日本ガイシ」の売上は上昇傾向です。
2022年の売上成長率は10%を超えており2023年も10%以上の成長を見込んでいます。
売上は2022年に過去最高を突破しています。
「日本ガイシ」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は15%超えです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「日本ガイシ」の営業利益率は15%を超えています。
営業利益率は非常に高く、製品に強みを持つ企業であることがわかります。
ニッチな製品を扱う企業で、競合が少ないという部分も営業利益率が高くなる理由でしょう。
「日本ガイシ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「日本ガイシ」のEPSは上昇傾向です。
2022年のEPSは226円と過去最高を記録しました。
2023年は少しさがりますが依然として高いEPS水準を保てる予定です。
自社株買いも定期的に実行しており2022年は97億円ほど実施しています。
「日本ガイシ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は60%程度です
「日本ガイシ」の自己資本比率は60%程度です。
有利子負債も年々追加していますが資産も順調に積み上がっており、
自己資本比率は50%以上を保たれています。
財務的には問題はなさそうです。
「日本ガイシ」の配当金
配当は増配傾向です。
「日本ガイシ」の配当は増配傾向です。
2021年はコロナショックで大減配をしましたが、その年以外は増配傾向ですすんでいます。
2023年は1株66円と増配予想です。
安定配当の企業と見ていいでしょう。
「日本ガイシ」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%程度が目安
「日本ガイシ」の配当性向は30%を目安としています。
配当性向は標準レベルです。
無理をして配当をだしているわけではなく、業績成長と連動して配当金を増やせていることがわかります。
「日本ガイシ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは急成長です。
「日本ガイシ」の営業CFは安定プラスです。
過去と比較して大きく増えているわけではないですが、安定して500億円以上の営業CFが出ていますね。
2022年は過去最高の948億円でした。
2021年、2022年の営業CFは強い数字がでています。
事業により生み出される現金は増加傾向ですね。
「日本ガイシ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は横ばい傾向です。
「日本ガイシ」の現金は2022年で1548億円程度。
総資産は9828億円ほど。総資産に占める現金の比率は15%程度です(30%以上は余裕あり)。
現金比率はそこまで高くないですが10%を超えているので当面の運転資金としては問題ないでしょう。
総資産や有利子負債は増えていますが、現金保有額は横ばいで、相対的に現金保有額は減っているようにも感じますね。
「日本ガイシ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は高水準を維持しています
「日本ガイシ」の当期純利益は最高水準です。
2022年は708億円と過去最高を達成しています。
2023年も650億円と高水準を維持できる見込みで好業績ですね。
【まとめ】「日本ガイシ」は安定成長で高配当化している企業
高い技術を持つニッチトップ企業ですね。
日本ガイシの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.6% |
売上高 | ◎ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ◎ | 15% |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇傾向 |
自己資本比率 | ◯ | 50%以上 |
1株配当 | ◯ | 増配傾向 |
配当性向 | ◯ | 30% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 近年は最高水準 |
現金など | ▲ | 横ばい推移 |
総評としては、今後も安定業績を期待できる割安な高配当株
ニッチな製品を作っており競合が少なく、主要産業である自動車や半導体、電柱(がいし)を主軸に、NAS電池といった近年注目のエネルギーテーマの製品も展開しており今後も堅調な成長が期待できます。
【チャートは?割安?】「日本ガイシ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】割安感が高まっている企業です。
この記事の現時点(22/7/13)では株価は1,832円。
業績は好調ながら株価があがっておわず割安感が高い企業です。
PERは8.8倍で低水準、
配当利回りは3.6%で高配当化しています。
高配当ポートフォリオの安定配当枠で買いたい企業です。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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