プラズマコイです(^^)
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今回は「リコーリース」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「リコーリース」はリコーグループ(7752)のリース会社です。
リコー製品を中心としたリース業務の他、金融サービスや不動産関連の企業も行っています。
連続増配株で長期保有の銘柄として個人投資家に大人気ですね。
リコーリース (8566)はリース企業?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) March 29, 2022
リース企業は事実上、金融事業になり長期に渡って利益を出しやすいビジネスです?
リコーリースは利益が右肩あがりで連続増配22年の優良企業です⭕
優待もあり総合利回りが高く、高配当株投資の有望銘柄です?✔
利益が右肩あがりで業績も文句なしです
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「リコーリース」はリース・金融サービスを行う企業
- 「リコーリース」のPER推移を見る
- 「リコーリース」の配当利回りをみる
- 「リコーリース」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「リコーリース」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「リコーリース」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「リコーリース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「リコーリース」の配当金(上昇傾向か?)
- 「リコーリース」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「リコーリース」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「リコーリース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「リコーリース」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「リコーリース」は高利回りの連続増配企業
- 「リコーリース」の今後の株価は?買い時かを予想する
「リコーリース」はリース・金融サービスを行う企業
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リース事業を中心に3セグメントで事業を展開しています。
「リコーリース」の事業利益は主に「ファイナンス・リース」から生み出されています。
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ファイナンスリースとは、企業が事業を行う上で、機器などを企業に代わって購入し、それを貸し出すことです。
これにより企業は現金を他の事業活動に使うことができます。
リース会社は「金利を付加して返済をしてもらい、その分が利益になるという仕組み」です。
※ファイナンス・リース、オペレーティング・リースの違いについてはこちらの記事内で解説しています。
そのため、リース会社は「たくさんリースをして、たくさん金利手数料をもらいたい」ビジネスと言えます。
リコーリースのセグメントは3つ
- リース&ファイナンス事業
リコー製品を中心に複合機、パソコンなどのオフィス関連機器、医療機器、産業工作機械、計測器のリース・レンタルを行う - サービス事業
集金代行、医療・介護ファクタリングなど - インベストメント事業
太陽光発電、住宅賃貸・不動産関連の事業を行う
時価総額は調査時点(3/30)で「1,076億円」ということで中型株ですね。
PERは8.4倍と一般的には割安です。
今回は「リコーリース」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「リコーリース」のPER推移を見る
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過去のPERから見ると割安に見えます。
「リコーリース」の調査時点のPERは8.4倍。
過去の推移をみると標準的な水準と見ていいと思います。
過去の推移から見ると6〜7倍台が割安感がある水準です。
「リコーリース」の配当利回りをみる
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利回りは上昇中です
「リコーリース」の配当利回りは直近予想では3.3%です。
近年は配当利回りも上昇しており、高利回りになってきました。
株主優待はクオカードやカタログギフト
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株〜 | クオカード2,000円相当 ※1年保有で4,000円相当 ※3年保有で5,000円相当 |
300株以上 | カタログギフト5,000円相当 ※1年保有で8,000円相当 ※3年保有で10,000円相当 |
「リコーリース」の売上(上昇トレンドであるか?)
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売上はここ2年はマイナスです
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「リコーリース」の売上は右肩あがりですがここ2年はマイナス傾向です。
しかしそれまでの伸びは非常に堅調で3000億円規模の売上を保っています。
「リコーリース」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
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営業利益率は5、6%で安定しています
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「リコーリース」の営業利益率は6%あたりです。
長期に渡り営業利益率は横ばいです。
利益率は安定していて、安定したビジネスを展開できていることがわかります。
「リコーリース」のEPS(一株当たり当期純利益)
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EPSは右肩あがりです
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「リコーリース」の2022年のEPSは408円予想と毎年過去最高を更新しています。
毎年利益が伸びており、連続増配の原資になっていることがわかります。
伸び続けるEPSが素晴らしいですね。
「リコーリース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
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自己資本比率は横ばい。
「リコーリース」の自己資本比率は16%程度です。
リース企業なので有利子負債が多く40%を大きく割っています。
リース企業は金融業の側面が強く自己資本比率は低くなりがちです。
問題はないですね。
自己資本比率は15%前後で常に安定しています。
「リコーリース」の配当金(上昇傾向か?)
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配当金は連続増配です。
「リコーリース」は22年の連続増配株です。
常に増配をしてきた事は投資判断には非常にプラスです。
2022年も1株115円と配当は大きく増配を予想しています。
「リコーリース」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
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配当性向は40%が目安です。
「リコーリース」の配当性向は最近あがってきています。
2022年の予想では28%とあがってきました。
配当性向が上昇トレンドに入ってきており、今後の増配力に不安が出てきました。
それでも増配力は乏しくとも配当維持をする力は十分あるのでそこまで心配をしなくても良いでしょう。
配当性向を上げたくない場合は、連続増配企業の意地で毎年微増を続けるかもしれませんね。
「リコーリース」の営業活動によるキャッシュフロー
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営業CFは増加傾向です
「リコーリース」の営業CFは基本的にマイナスです。
リース企業の特徴として基本的には営業CFはマイナスになるという特徴があります。
2021年はプラスになっていますが、基本的には営業CFはマイナスでその分を有利子負債で補うという構造ですね。
リース企業は概ね同じような営業CFの推移になっており、今は営業債権を積み上げている最中ですね。
「リコーリース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
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現金は割とギリギリで進捗させています
「リコーリース」の現金は2021年終了時は110億円程度です。
2020年は8億と現金の保有額は少ない企業です。
現金保有額だけでみると資金がショートするのではないかと心配になりますが、
このあたりは財務部門が適切に管理しているのかと思います。
過去の推移をみても現金保有額は10億を切ることが珍しくない企業ですね。
「リコーリース」の当期純利益は上昇中か?
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2022年は過去最高を予想。
「リコーリース」の当期純利益は近年は右肩あがりです。
2022年は過去最高の予想ですね。
毎年安定して利益を伸ばせていることがわかります。
基本的に業績は右肩あがりの企業だと言えるでしょう。
【まとめ】「リコーリース」は高利回りの連続増配企業
高配当ポートフォリオの1角にしたい企業です
リコーリースの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 約3.3% |
売上高 | ◯ | 概ね右肩あがり ※近年マイナスは少し心配 |
EPS(1株利益) | ◎ | 連続増加 |
営業利益率 | ▲ | 6%あたり |
自己資本比率 | ▲ | 16% |
1株配当 | ◎ | 22年連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30%ほど |
営業CF | ▲ | マイナスが多い ※リース企業なので問題なし |
現金など | △ | 現金保有額は少ない |
総評としては、高利回り株で長期保有をしたい銘柄です。
今は総合利回りが3.9%ほどで、1年、3年と保有額があがれば優待利回りもあがりますし、
増配による利回りアップも期待できます。
少し配当性向が上がっているところは気になるので、
増配余力のチェックをしてから買いたい企業ですね。
「リコーリース」の今後の株価は?買い時かを予想する
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最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】今の水準なら買ってもOKです。
この記事の執筆時点では株価は3,445円。
少し前までは3,000円のときも有りましたが、地合いが不安定でしたね。
その点いまは、日本株も反発をしており、リコーリースのような優良銘柄を買うチャンスがでてきました。
未来の株価はどうなるかわかりませんが、取得単価ベースでの配当利回りがどんどん増えていく連続増配株だからこそ、今買ってもいいかと思います。
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