プラズマコイです(^^)
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今回は「セリア」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「セリア」は100円均一ショップを展開している企業です。
日本は「賃金の低迷が続くなか物価上昇率が高まっている」ことで、
消費者の購買力が実質的に上昇していません。
その中で豊かな生活水準を維持するために人気なのが100円ショップです。
同業他社ではダイソー、キャンドゥがあるなか、
セリアは女性に人気のおしゃれなアイテムが多いショップです。
投資対象の観点からも「毎年連続で増配株 & 増収増益を達成している」優良銘柄として人気です。
セリア(2782)は100円均一ショップを展開しています?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) March 30, 2022
安定成長の企業で各指標の数字も⭕です
? 11年連続増配
? 12年連続の増収・増益
? 営業利益率10%
? 自己資本比率70%超え
? 配当利回り2.4%
足元では円安による物価高が心配ですが業績は右肩あがりです!
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「セリア」は100円均一ショップを1700店以上展開
- 「セリア」のPER推移を見る
- 「セリア」の配当利回りをみる
- 「セリア」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「セリア」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「セリア」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「セリア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「セリア」の配当金(上昇傾向か?)
- 「セリア」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「セリア」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「セリア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「セリア」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「セリア」は連続で増収・増益・増配の連続ずくしの企業
- 「セリア」の今後の株価は?買い時かを予想する
「セリア」は100円均一ショップを1700店以上展開
売上・利益が常に右肩あがりの企業です
「セリア」の事業利益は主に「100円の低価格商品の販売」から生み出されています。
店舗数は1,787店舗(21年3月末時点)を展開しています。
セリアは”デフレの申し子”といえるほどの成長を続けています。
今の日本は実質的に賃金があがっていない中、低価格で高品質なコスパの高いものが人気になっています。
その中でもセリアの成長力は目をみはるものがあります。
セリアが儲かる理由
- 100円なのにおしゃれで「高見え」するデザイン性
- 商品をメーカーと共同開発で利益率を管理
- 従業員の労働コストや生産性の効率化にこだわり
足元では円安になっており業績懸念がありますが、新規出店を継続的に続けています。
海外展開は行っていませんが、100円均一の店舗を海外で展開するのは難しいかもしrません。
国内にとどまって事業を行ったほうが良いという考え方もあるでしょう。
セリアのセグメントは3つ
- 雑貨(売上の98%)
- 菓子食品
- その他
時価総額は調査時点(3/30)で「2,136億円」ということで中型株ですね。
PERは14.2倍と一般的には割安です。
今回は「セリア」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「セリア」のPER推移を見る
過去のPERから見ると割安に見えます。
「セリア」の調査時点のPERは14.2倍。
過去の推移をみると「かなりの割安水準」と見ていいと思います。
2022年は1月から地合いが悪く、まだ割安水準に置かれてます。
しかし過去の推移をみると20倍、30倍にいってもおかしくない銘柄です。
「セリア」の配当利回りをみる
利回りは上昇中です
「セリア」の配当利回りは直近予想では2.4%です。
過去の水準と比較するとかなり配当利回りがあがってきましたね。
ここ数年は順調に利回りが上昇しています。
「セリア」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上はここ2年はマイナスです
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「セリア」の売上は右肩あがりです。
毎年出店を重ねており、売上はその分上昇しています。
これからも出店を続ける限り売上が上昇するのは既定路線でしょう。
「セリア」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は10%と高いですね
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「セリア」の営業利益率は10%あたりです。
ほとんどがFC店舗ではなく直営店で運営している企業としては以上の高利益率です。
メーカーと一緒に商品開発を行うなど、高い利益率を実現できるような商品開発、商品ラインナップを行っています。
人件費も抑えるため、生産性が高効率になるよう、システム維新にも積極的な企業です。
「セリア」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは右肩あがりです
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「セリア」の2022年のEPSは197円予想と毎年連続で増加しています。
毎年の利益が美しく上昇しておりEPSにも反映されています。
EPSが毎年上昇しており素晴らしいですね。
「セリア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は横ばい。
「セリア」の自己資本比率は73%程度です。
有利子負債もなく無借金企業です。
日本企業らしく?安定的な財務で事業を展開しています。
財務的には盤石な企業でしょう。
「セリア」の配当金(上昇傾向か?)
配当金は連続増配です。
「セリア」は11年の連続増配株です。
毎年5円の増配をベースに時にはそれ以上の増配を実施した年もありますね。
2022年も1株70円と増配の予想です。
「セリア」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は35%が目安です。
「セリア」の配当性向は最近あがってきています。
連続増配企業の宿命でしょうか。
2022年の予想では35%となっています。
今後どこまで配当性向を上げる予定かが気になりますが、
そろそろ上昇の天井が見えてきました。
今後は毎年、連続増配の継続ができるかに注目です。
「セリア」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向です
「セリア」の営業CFは基本的に増加しています。
売上、利益とともに営業CFも毎年順調に増加しています。
セリアは店舗によりますが、特に路面店は「現金のみ」の決済手段が多く、
キャッシュ・フローとしても高回転が予想できます。
その結果が売上、利益に連動した営業CFに反映されているのでしょう。
「セリア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中です。
「セリア」の現金は2021年終了時は497億円程度です。
毎年フリーCFが大きくプラスで、利益の一部が現金として内部留保に回っていますね。
事業経営としては非常に順調で、安定して現金を積み上げられていることがわかります。
総資産のうち40%超が現金となっているキャッシュリッチ企業ですね。
「セリア」の当期純利益は上昇中か?
2022年も過去最高を予想。
「セリア」の当期純利益は過去最高益を毎年更新中です。
2022年も過去最高を突破できる予想ですね。
利益の伸びも非常にきれいで、実施ビジネスの上昇余地の高さ・強さを感じます。
【まとめ】「セリア」は連続で増収・増益・増配の連続ずくしの企業
好業績・好財務の企業です
セリアの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2.4% |
売上高 | ◯ | 右肩あがり |
EPS(1株利益) | ◎ | 右肩あがり |
営業利益率 | ◎ | 10%あたり |
自己資本比率 | ◎ | 73% |
1株配当 | ◎ | 22年連続増配 |
配当性向 | ◯ | 35%ほど |
営業CF | ◯ | 安定プラス |
現金など | ◯ | 安定プラス |
総評としては、好業績・好財務で連続増配ということで、
成長株であり、未来の高配当株でもある企業です。
今後どこまで増配できるかという部分はありますが11年連続増配の企業ですので、
今後も増配を続けられるのであれば、取得単価ベースで高配当株になる日も遠くないでしょう。
※高配当株…配当利回り3.5%(税引き) と定義しています。
「セリア」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】株価は底値付近
この記事の執筆時点では株価は2,817円。
直近は月次の数字が悪いのもあり株価が下落しています。
円安傾向なのもセリアには逆風ですね。
それでも毎年増収・増益を達成している企業で、
今買っても良い株かと思います。
時価総額も大きい企業なので、増配を続けられるうちは長期保有としてもよいでしょう。
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