プラズマコイです(^^)
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今回は「菊水電子工業」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
菊水電子工業は「電源メーカー」です。
国内外(海外売上が45%)向けに電源や電子計測器を作っている企業です。
産業用の電源装置や、電子機器・電子部品の安全測定の計測器の製造販売しています。
菊水電子工業 (6912)は電源・計測器を製造しているメーカーです🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 7, 2022
堅い企業というイメージがありましたが公式サイトを見ると今風のマンガとプロモーションYouTubeが掲載されていました🎏🤯
■株価指標(8/5時点)
PER 11.7倍
PBR 0.73倍
配当利回り3.14%https://t.co/KZRzzCEtsm
業績は右肩あがりでピークを迎えています。
使われる産業は「航空・宇宙、クルマ、半導体、IT関連」など幅広く、
電気は現在主流のエネルギーであり、電源装置を扱う同社の業績も堅調な推移が予想されます。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「菊水電子工業」は電源装置を中心としたメーカー
- 「菊水電子工業」のPER推移を見る
- 「菊水電子工業」の配当利回りを見る
- 「菊水電子工業」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「菊水電子工業」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「菊水電子工業」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「菊水電子工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「菊水電子工業」の配当金
- 「菊水電子工業」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「菊水電子工業」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「菊水電子工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「菊水電子工業」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「菊水電子工業」は安定業績の電源メーカー
- 【チャートは?割安?】「菊水電子工業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「菊水電子工業」は電源装置を中心としたメーカー
菊水電子工業のおもな事業セグメントは2つ
- 電源機器
直流電源、交流電源などの電源装置 - 電子計測器
安全関連の試験機器、EMC関連の試験機器、バッテリーテスターなど
各産業で使われる「電源装置を製造」しています。
「菊水電子工業」の事業利益はおもに「電源機器」の事業で生み出されています。
電圧・電流を安定供給する電源装置が主な製品ですね。
ほかにも電子計測器も作っています。
耐電圧試験、絶縁抵抗試験、アース導通試験などの電気に関する試験を行うための製品ですね。
時価総額は22/8/5時点で「95億円」ということで小型株ですね。
PERは11.7倍と一般的には割高水準です。
今回は「菊水電子工業」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「菊水電子工業」のPER推移を見る
PERは過去比較だと割安水準ですね。
「菊水電子工業」のPERは11.7倍(22/8/5時点)。
過去の推移を見ると割安感があります。
PERは11倍台であれば割安感がありますね。
2022年は利益が大きくあがったところもあり2021年と比較してPERが大きくさがりましたね。
小型株ということもあり、株価の値動きは少なめな企業です。
「菊水電子工業」の配当利回りを見る
配当利回りは3%を超えています。
「菊水電子工業」の配当利回りは8/5時点で3.14%です。
配当利回りは高めの企業です。
配当利回り3%以上は狙える企業で、安定配当株でもあるので利回りも魅力です。
「菊水電子工業」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇傾向です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「菊水電子工業」の売上は上昇傾向です。
2022年は100億円を突破しており好調です。
2023年も引き続き好調が予想されています。
半導体関連など特需があるようで、今後は継続できるかもしれませんが、
一旦需要が落ち着いて下がる局面も想定しておきたいですね。
「菊水電子工業」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は標準水準ですね。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「菊水電子工業」の営業利益率は7%前後です。
2022年の営業利益率は10%を超えており高利益率化していますが、
平常時は7%あたりで製造業としては標準レベルです。
需要が高ければたくさん生産が出来るので営業利益率も高くなるといった事業構造でしょう。
「菊水電子工業」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは低めですね。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「菊水電子工業」のEPSは横ばい傾向です。
2022年は85円まであがっています。2023年も同水準の予定です。
しかしEPSは100円未満で推移しており、EPSが高い企業とは言えませんね。
「菊水電子工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高いです。
「菊水電子工業」の自己資本比率は80%程度で安定しています。
有利子負債もなく、財務は盤石ですね。
時価総額が低い製造業はこのパターンの企業も多くありますね。
「菊水電子工業」の配当金
配当は上昇傾向です
「菊水電子工業」の配当金は上昇傾向です。
2021年に1度減配していますが、それまでは連続非減配で上昇傾向と言えます。
2023年も1株30円と配当維持の予想です。
増配株として魅力の企業です。
「菊水電子工業」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%以上が目安です。
「菊水電子工業」の配当性向は50%以上を目安としているようです。
配当性向は市場平均より少し高めですね。
2022年は少し配当性向が高くなっており、利益が想定より多くなっていることが伺えます。
「菊水電子工業」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは横ばい傾向です。
「菊水電子工業」の営業CFは安定推移です。
長期的に見ると横ばいか、やや上昇傾向でしょうか。
2022年は仕入れが先行して営業CFも大きく減っていますね。
営業CFの上下は比較的激しめな企業です。
「菊水電子工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は安定推移です。
「菊水電子工業」の現金は29億円ほどです。
総資産は135億円ほどで、総資産に占める現金の比率は21%程度です。
現金比率は少し高めの水準です。
過去推移を見ていくと、現金保有額は安定推移で、特に問題なく事業運営はできていそうです。
「菊水電子工業」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は絶好調です。
「菊水電子工業」の当期純利益は絶好調です。
2022年は8億円弱と過去最高の水準まで上昇しています。
半導体関連の需要が好調みたいです。
2023年も少し需要は落ち着くようですが好調さが継続する予定です。
【まとめ】「菊水電子工業」は安定業績の電源メーカー
需要が底堅い製品を扱っている企業ですね。
菊水電子工業の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.1% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ▲ | 平時は7%前後 |
EPS(1株利益) | ▲ | 安定推移 |
自己資本比率 | ◎ | 80%前後 |
1株配当 | ◯ | 増加傾向 |
配当性向 | ◯ | 50%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 横ばい。 |
現金など | ◯ | 横ばい |
当期純利益 | ◯ | 近年好調 |
総評としては「安定した利益が出せる、安定配当企業」です。
今後も既存事業の需要は続きそうで、ディフェンシブな業績が期待できます。
新産業向けの電源需要など、成長余地もありそうです。
リスク要因としては近年は特需感があるところです。
2024年以降で減収・減益になる可能性はありますね。
【チャートは?割安?】「菊水電子工業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】チャートは上昇傾向で好調ですが様子見です。
調査時点(22/8/5)では株価は956円。
株価チャートは長期では右肩あがりです。
2022年と2023年の売上、利益は過去と比べて好調で、株価も上昇傾向です。
PERも11倍台と低く、今買っても良さそうな企業ですが、
2024年に売上、利益が下がる可能性を考慮すると買いづらいかもです。
コイとしては今後さがる可能性があることを考慮して様子見で考えています。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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