プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim
今回は運送業・倉庫事業を行っている「ヒガシトゥエンティワン(ヒガシ21)」の財務分析をしていきます。
オフィス移転サービスや、ビル内デリバリー、3PL運営など各種物流サービスを提供しています。
原油価格の上昇で業績が心配されているなか、業績は右肩あがりで成長中の成長企業です。
ヒガシ21 (9029)は運送会社?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) May 26, 2022
物流(倉庫・陸運・3PL)事業を展開しています?
原油価格が上がったタイミングでの株価は軟調気味でしたが、
好決算を続けており配当利回りも4%の高配当株になっています??
株価も直近高値を超えており上昇局面に入りました?
近年は3PLサービス(物流システムの提案から実行まで行う)の推移が良く業績が伸びています。
M&Aも行い事業規模を拡大していますね。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
3PL(輸配送、物流センター運営・倉庫保管、物流加工、産業廃棄物管理)を一括請け負える企業は注目です。
- 「ヒガシ21」は運送、倉庫事業を軸にサービスを展開
- 「ヒガシ21」のPER推移を見る
- 「ヒガシ21」の配当利回りを見る
- 「ヒガシ21」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ヒガシ21」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ヒガシ21」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ヒガシ21」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ヒガシ21」の配当金(高いほど良い)
- 「ヒガシ21」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ヒガシ21」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ヒガシ21」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ヒガシ21」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ヒガシ21」は業績が成長している割安高配当銘柄
- 「ヒガシ21」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ヒガシ21」は運送、倉庫事業を軸にサービスを展開
運送事業がメイン、次いで倉庫事業です。
「ヒガシ21」の事業利益は、おもに「運送事業」で生み出されています。
拠点間の物流を担うのはもちろん、オフィスの引越作業も行っています。
高層ビル内の物流(ビルデリバリー)も主力サービスですね。
他には介護サービスや、大口へのPCの販売やキッティング(初期設定)サービスも行っています。
埼玉県に2022年4月から稼働予定の「三郷ロジスティクスセンター」で、都心圏での3PL事業の拡大と、EC関連業務の拡大を目指しています。
2023年4月にも大阪にロジスティクスセンターを開設予定で積極的に投資を進めています。
ヒガシ21のセグメントは主に4つ
- 運送事業
事務所移転、ビルデリバリーなど - 倉庫事業
物流センター運営・倉庫保管 - 商品販売事業
PCキッティング・IT関連サービス - ウエルフェア事業
介護用品レンタル・販売サービス
時価総額は調査時点(22/5/26)で「86億円」ということで超小型株です。
PERは7.6倍と割安ですね。
今回は「ヒガシ21」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ヒガシ21」のPER推移を見る
いまのPERは割安です
「ヒガシ21」の調査時点(22/5/26)のPERは7.6倍。
過去の水準でみると割安水準です
業績もよいので、このPERは割安水準だと思ってよいでしょう。
「ヒガシ21」の配当利回りを見る
4%まであがってきました。
「ヒガシ21」の配当利回りは4%台かなり高配当株になってきました。
少しまえまでは配当利回りは2%台でしたが
2022年は好業績、増配により配当利回りが4%まで上昇しています。
優待もあり、10年以上連続で非減配の企業なので、割安&高配当株投資の候補として見ても良さそうです。
株主優待はクオカード
対象株数 | 優待品 |
---|---|
500株以上 | 1,000円相当 ※継続保有1年以上で1,000円を更に追加 |
1,000株以上 | 2,000円相当 ※継続保有1年以上で1,000円を更に追加 |
2,000株以上 | 4,000円相当 ※継続保有1年以上で1,000円を更に追加 |
優待はクオカードです。
500株の取得には大体30万円ほど必要なので配当のスパイス程度ですが、コンビニなどで使える嬉しい優待です。
「ヒガシ21」の売上(上昇トレンドであるか?)
業績は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ヒガシ21」の売上は、上昇トレンド。
堅調な売上成長をつづけています。
2018年に200億を突破しており、2023年には300億を突破する見込みです。
「ヒガシ21」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は5%に上昇しています。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ヒガシ21」の営業利益率は5%ほどです。
運送業界の企業は概ね4%〜5%ほどで、業界標準と言えますので問題ないでしょう。
特に2022年、2023年は5%を突破して上昇傾向が続いています。
効率的に利益をだせるような経営環境が整備されていますね。
「ヒガシ21」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは増加傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ヒガシ21」は2022年は85円予想で過去最高を突破!
2023年も同水準をキープ予定です。
「ヒガシ21」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は問題のない水準です。
「ヒガシ21」の自己資本比率は約55%です。
有利子負債も適度に利用しながら事業を成長させていく方針です。
自己資本比率は長期に渡り同水準で推移しており、財務状況の懸念はありません。
事業規模的にも有利子負債を利用して業績拡大をっているようで、
成熟企業というより、成長企業であるという判断ができます。
「ヒガシ21」の配当金(高いほど良い)
配当は連続非減配で増配傾向です。
「ヒガシ21」の配当は減配はなし。増配株です。
配当は増配を続けており増配株として魅力です。
成長企業なのにと言うべきか、成長企業だからというべきか、
いずれにしろ安定配当の銘柄です。
2023年度は1株26円と配当維持の予定です。
「ヒガシ21」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%を目安に設定
「ヒガシ21」の配当性向は30%あたりです。
安定的に増配をできている企業ですが配当性向は特に変化なしです。
利益が伸びた分だけ増配をできていることがわかりますね。
「ヒガシ21」の営業活動によるキャッシュフロー
毎年安定していて盤石なCF
「ヒガシ21」の営業CFは安定してプラスです。
2021年は現金の回収が時期に先延ばしにされている関係上、営業CFの見え方は悪くなっていますが、2022年にその分が反映されています。
それ以外は毎年安定してプラスを守れています。
キャッシュフローも問題ないでしょう。
「ヒガシ21」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は積み上がっている
「ヒガシ21」の現金は2022年終了時は34億円程度です。
現金は増加傾向です。
総資産の増加に伴い、現金も着実に増えています。
現金保有額の推移も問題なさそうですね。
「ヒガシ21」の当期純利益は上昇中か?
2022年は最高益を大幅に更新しました
「ヒガシ21」の当期純利益は毎年成長を続けていて、2022年度は過去最高を大幅更新しています。
2023年も同水準を維持予定です。
近年はは順調に成長できていますね。
【まとめ】「ヒガシ21」は業績が成長している割安高配当銘柄
着実に事業が伸びている成長&高配当企業です
ヒガシ21の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 4%台 ※優待も魅力 |
売上高(営業収益) | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ▲ | 5%台 |
EPS(1株利益) | ▲ | 85円 |
自己資本比率 | ▲ | 55%ほど |
1株配当 | ◯ | 増配傾向 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定プラス |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、堅調に業績が成長をしていながら、高配当にもなっている優良企業です。
産業に欠かせない「物流」インフラを支え、企業が課題とする物流網を支える企業として、
今後の業績成長が期待できる企業だと思います。
「ヒガシ21」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】好決算を受け上昇トレンド入り
この記事の執筆時点(22/5/26)では株価は650円。
直近高値を更新しており上昇トレンドに入ったように見えます。
今後は相場のトレンドの影響を受けながら、2021年の高値付近である800円を目指して上昇していく展開です。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
この記事が為になったと思ったら応援クリックをお願いします(^^)↓
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
関連コンテンツです。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。