プラズマコイです(^^)
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今回は「長瀬産業」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
長瀬産業は「化学品の商社」です。
主に化学品、合成樹脂、電子材料、化粧品、健康食品等の輸出・輸入及び国内販売をおこなっています。
ゲーム機器、自動車部品、ディスプレイ、半導体用途などの部材・素材を流通させています。
長瀬産業(8012)は化学品の商社?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) May 25, 2022
5つの事業セグメントでバランス良く事業ポートフォリオを組んでおり、売上も緩やかに上昇中です⤴
特筆すべきは12年連続で増配をしているという増配力ですね?⤴
配当利回りは3.4%と過去10年で最高水準の割安度です?✔
連続増配株ながら、配当利回りが上昇中の割安企業です♪
12年連続で増配を達成しており、13年目も増配の予定です。
安定増配で割安感がある有望株です
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「長瀬産業」は5つのセグメントの商社ビジネスを展開
- 「長瀬産業」のPER推移を見る
- 「長瀬産業」の配当利回りをみる
- 「長瀬産業」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「長瀬産業」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「長瀬産業」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「長瀬産業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「長瀬産業」の配当金(上昇傾向か?)
- 「長瀬産業」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「長瀬産業」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「長瀬産業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「長瀬産業」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「長瀬産業」は利益が増加中の12年連続増配企業
- 「長瀬産業」の今後の株価は?買い時かを予想する
「長瀬産業」は5つのセグメントの商社ビジネスを展開
5つの事業セグメントで事業を展開しています
「長瀬産業」の事業利益は「5つのセグメントからバランス良く」から生み出されています。
製造業・販売業などの各企業向けの素材を取り扱っています。
今後の注力分野は「エネルギー関連など将来の収益拡大が見込まれる事業」や「バイオ、半導体、フード関連など」のようです。
商社なので上手く時代に合わせて商材を変化させれば持続的に業績をあげることが可能ですね。
長瀬産業の主なセグメントは5つ
- 加工材料
染料、顔料、機能性色素、情報印刷関連材料、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、自動車補修塗料、導電塗料、合成ゴム、無機材料、合成樹脂資材、樹脂成形機・金型 - 生活関連
医薬・農薬原料、研究用試薬、検査薬、酵素剤、食品添加物、スポーツニュートリション、化粧品添加物、飼料、界面活性剤、化粧品 - 電子・エネルギー
変性エボキシ樹脂、半導体アセンブリ材料・装置、研磨剤、真空機器、ディスプレイパネル用部材、ディスプレイ製造工程用薬液管理装置、蓄電池システム、エネルギーマネジメントシステム - モビリティ
合成樹脂製品、二次電池用素材、センサー部品、電動化製品、センサー部品、車載ディスプレイ関連部材 - 機能素材
塗料・インキ・接着剤用原料、ウレタン原料・副資材、樹脂原料、樹脂添加剤、界面活性剤、油剤原料、フッ素ケミカル、5G関連素材、シリコーン原料
時価総額は調査時点(5/25)で「2,136億円」ということで中型株ですね。
PERは7.4倍と一般的には割安です。
今回は「長瀬産業」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイ調査のため事実と異なる内容の可能性があります。
「長瀬産業」のPER推移を見る
いまのPERは割安です
「長瀬産業」の調査時点(5/25)のPERは7.4倍。
過去の水準でみるとかなり割安であると考えられます。
2022年になりPERは8倍以下になっており、過去の水準から行くとかなり割安といえるでしょう。
「長瀬産業」の配当利回りをみる
配当利回りは3.4%です。
「長瀬産業」の配当利回りは3.4%です。
配当利回り的には上昇傾向で、近年の推移をみると魅力度があがっています。
いまはコロナショック時と同等の配当利回りで、割安に放置されていると見て良さそうです。
株主優待は優待カタログギフト
「長瀬産業」の優待はNAGASE優待カタログです。
配当と合わせて総合利回りだと4%ほどが狙えます。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | 6ヶ月保有:1,500円相当 3年保有:3,000円相当 |
300株 | 6ヶ月保有:5,000円相当 3年保有:10,000円相当 |
「長瀬産業」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は横ばい推移です
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「長瀬産業」の売上はこの10年は横ばい傾向が見られます。
成長企業といった感じはうけませんね。
安定的に売上を維持している企業です。
「長瀬産業」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は上昇中です。
業種や年度で異なりますが、日本企業の平均は4〜7%ほどと言われています。
「長瀬産業」の営業利益率は3%ほどです。
近年は少しずつ営業利益利益率も上昇しており、効率的な経営が進んでいることがわかります。
2022年は4.5%と大幅に上昇しました。
「長瀬産業」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは過去最高。
EPSは「上昇中であるか、100円超え」を目安としています。
「長瀬産業」のEPSは200円を超えており、過去最高を更新中です。
自社株買いも積極的に行っており、2023年のEPSも過去最高を突破予定です。
「長瀬産業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は38%程度です
「長瀬産業」の自己資本比率は46%程度です。
有利子負債比率が近年上昇傾向で、自己資本比率も50%を割っています。
自己資本比率は50%前後を目安としているようです。
他の商社企業も概ねこのくらいの自己資本比率で特段低いということはありません。
自己資本比率としては問題なさそうです。
「長瀬産業」の配当金(上昇傾向か?)
配当金は連続増配を継続中です。
「長瀬産業」は連続増配を続けています。
12年連続で増配を実施ています。
2023年も1株60円の予想で13年連続の増配が予定されています。
「長瀬産業」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20〜30%ほどです。
「長瀬産業」の配当性向は20~30%目安です。
配当性向は市場平均より少し低い水準です。
連続増配企業ながら配当性向は低く、今後の増配余力も高いと言えます。
「長瀬産業」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向。
「長瀬産業」の営業CFは増加傾向です。
2022年はマイナスですが、商品の仕入れでマイナスになっているようです。
後述の現金保有額と照らし合わせて考えると、
2022年の単年だけであれば営業CFのマイナスも問題なさそうです。
「長瀬産業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「長瀬産業」の現金は2022年終了時は282億円程度です。
現金は毎年増加傾向ですね。
2022年は営業CFはマイナスですが、投資用の有価証券を売却、有利子負債の追加により現金保有額は増加しています。
「長瀬産業」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新
「長瀬産業」の当期純利益は安定上昇です。
2022年は過去最高を更新しており、2023年も2年連続で更新予定です。
直近の業績は好調で利益推移は文句なしですね。
【まとめ】「長瀬産業」は利益が増加中の12年連続増配企業
高利回り株として注目です。
長瀬産業の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.4% |
売上高 | ◯ | 横ばい |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 3%ながら上昇中 |
自己資本比率 | ▲ | 50%前後 |
1株配当 | ◎ | 12年連続増配 |
配当性向 | ◯ | 20〜30% |
営業CF | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、長期保有に向いている増配企業です。
商社という事業特性上、景気による業績変化はありそうですが、連続増配の実績があり、
配当+優待の総合利回りも4%を超える魅力的な優待銘柄といえるでしょう。
「長瀬産業」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】迷いどころですが下落傾向のチャートが気になります。
この記事の執筆時点(5/25)では株価は1,767円。
10年以上の長期で見ると株価は上昇傾向です。
連続増配株でもありますし、今はPERも7.4倍の割安水準です。
景気敏感株である部分は気になりますが、今までの増配実績を考慮して今買っても良い銘柄だと思います。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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