プラズマコイです(^^)
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今回は「ノダ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
ノダは「住宅建材メーカー」です。
住宅用の木材建材を製造販売しているメーカーです。
独自の建材ブランドにて内装材をテーマ別で用意しているところも特徴です。
さまざまなスタイルの住宅に対応した内装材を提供しています。
他には「建築工法を製造、販売」しているのも面白いですね。
建材だけではなく、建築の工法・手法まで事業内容は広がっています。
ノダ (7879)は住宅建材メーカー🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 13, 2022
建設業界の企業です🏠
業績は安定推移をの企業ですが2022年度は、木材価格の上昇から非常に良い業績が見込まれています🏋🏾♂️
株価は2018年の高値を更新して新高値をとりましたね♪
11年以上連続で非減配の安定配当企業でもあります💰
住宅など建設業界は好調で同社の業績もGoodですね。
住宅建設業界は2021年秋の住宅ローン減税契約期限の関係で特需も発生しており、2022/7/14現在では非常に好景気です。
一方、需要の一服や資材価格の上昇による住宅価格の上昇から今後は業績悪化が見込まれる業界でもあります。
この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。
「ノダ」は「住宅建材」を中心とした建材メーカー
ノダの事業セグメントは2つ
- 住宅建材事業
・建材製品(内装材・外装下地材・住宅機器 など)
・住宅工法製品(P&C-MJシステム、BIG-MJシステムなど)
・繊維板製品(MDF(中質繊維板)) - 合板事業
針葉樹合板、南洋材合板(広葉樹)など
半導体の高性能化、高需要化で業績は絶好調です
「ノダ」の事業利益は「住宅の建材・内装材など」で生み出されています。
主力商品は内装建材ブランドの「ビノイエ」「モードコレクト」「アートクチュール」「ユニバーサル ディレクト」です。
自社で空間デザインを行って、その世界観を具現化するための建材や工法を販売しているデザイン企業と言っても良さそうです。
時価総額は22/7/14時点で「232億円」ということで小型株ですね。
PERは3.9倍と一般的には割安水準です。
今回は「ノダ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「ノダ」のPER推移を見る
PERは過去比較で割安です。
「ノダ」のPERは3.9倍(22/7/14時点)。
7/13決算で大幅な上方修正を出した結果、PERが大きくさがりました。
そのため過去比較では割安に見えます。
もっともPERは慢性的に低い企業で、7/13の上方修正のお知らせにも、特需の反動や原価上昇により今後の業績悪化懸念が示されていました。
「ノダ」の配当利回りを見る
配当利回りは4.7%程度です。
「ノダ」の22/7/14時点の予想配当利回りは4.7%。
かなりの高配当です。
配当利回りが4.7%をつけていることは過去にはなく、株価も上昇していないことから、翌年以降の業績は反動減をすると市場が判断しているということでしょう。
株価の観点からみると、いま手をだすのは危険を孕んでいそうです。
「ノダ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は横ばいです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ノダ」の売上は横ばい傾向です。
2022年の売上成長率は20%を超えており絶好調です。
2023年は反落が懸念されますね。
「ノダ」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は5%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「ノダ」の営業利益率は5%ほどです。
2022年は10%を超えますが、これは一時的な要因と見ていいでしょう。
平常時の営業利益率は5%と少し物足りない水準です。
「ノダ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばい傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「ノダ」のEPSは横ばい傾向です。
EPSは上下しながらレンジ内で推移しているかたちです。
「ノダ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は上昇傾向です
「ノダ」の自己資本比率は47%程度です。
有利子負債が年々減少しており、自己資本比率は上昇傾向です。
自己資本比率は毎年少しずつ上昇しており財務力があがっていることがわかります。
今の流れであれば財務的には問題はなさそうです。
「ノダ」の配当金
配当は11年連続非減配中です。
「ノダ」の配当は11年連続非減配を継続中です。
この安定配当が「ノダ」の最大の魅力であると言えるでしょう。
安定配当企業として注目したい企業です。
2022年は1株60円と大幅増配の予想です。
大幅増配があると反動が心配ですね。
2023年以降も配当を維持できるかが気になります。
「ノダ」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20%程度が目安
「ノダ」の配当性向は20%を目安としています。
配当性向は低い企業ですね。
もし2023年の利益が半分になっても、配当性向を40%にすれば配当維持ができることになります。
その意味では多少業績が悪化し配当維持を期待できるでしょう。
「ノダ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定プラスです。
「ノダ」の営業CFは安定プラスです。
安定して30億円〜60億円ほどはキャッシュ・フローが出る企業ですね。
毎年安定してプラスの営業CFで、多少の業績悪化ではプラスには落ち着けそうです。
現金創出力の安定度は高い企業といえるでしょう。
「ノダ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「ノダ」の現金は2022年で202億円程度。
総資産は639億円ほど。総資産に占める現金の比率は31%程度です(30%以上は余裕あり)。
現金比率は高く、手元の現金は多いですね。
もっとも買掛金の残高も多く、ビジネスで200億円ほどの現金が必要という側面があり、現金が余っているというわけではなさそうです。
「ノダ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定プラスです。
「ノダ」の当期純利益は安定的にプラスです。
右肩あがりというわけではないですが、業績はレンジ内で安定しています。
2022年は過去最高を更新よていですね。
無難にいくなら業績が落ち着いてきて、配当利回りが高くなってから買い進めるのが良いでしょう。
【まとめ】「ノダ」は成長力は乏しいが安定配当が魅力
業績は安定している企業です
ノダの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 4.7% |
売上高 | ▲ | 横ばい傾向 |
営業利益率 | ▲ | 5% |
EPS(1株利益) | ▲ | 横ばい傾向 |
自己資本比率 | ◯ | 50% |
1株配当 | ◯ | 11年非減配 |
配当性向 | ◯ | 20% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 安定増加 |
総評としては、業績成長力は乏しいですが安定している企業です。
11年連続で非減配なところが魅力の企業で、配当性向が低いこともあり低PERを推移している企業です。
成長力には大きな期待を抱きづらく、長期保有銘柄で検討をする場合の懸念になりそうです。
【チャートは?割安?】「ノダ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】少し値動きがはげしくなりそうです。
この記事の現時点(22/7/15)では株価は1,285円。
7/13の決算が非常に好調で、上方修正をだしています。
そのため株価は今後激しく上下することになりそうです。
トレードとしては面白い反面、長期保有の観点でみたときは難しい銘柄でしょう。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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