プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「ZOZO」の財務分析をしていきます。
ZOZOはファッションECサイト「ZOZOTOWN」や古着のECサイト「ZOZOUSED」を展開しています。
他にもファッションコーディネートアプリ「WEAR」もZOZOのサービスです。
ZOZO(3092)は巣ごもり銘柄として注目しています。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) December 2, 2021
普通に成長力もあり”どっちに転んでも良い銘柄”だと思います?
決算説明資料がかわいく解かりやすいのも良いですね?
ZOZOTOWNはUXにこだわったサイトでファッション好きの人を中心にファンが多いECサイトです⭕ pic.twitter.com/mVh4HubVmf
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
優良顧客を多数抱えるファッションECサイトを運営しています。
- 「ZOZO」の事業はZOZOTOWNの運営
- 「ZOZO」の配当利回りを見る
- 「ZOZO」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ZOZO」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ZOZO」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ZOZO」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ZOZO」の配当金(高いほど良い)
- 「ZOZOの配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ZOZO」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ZOZOの現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
- 「ZOZOの配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
- 「ZOZOの当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ZOZO」はZOZOTOWNを運営。高い営業利益率を誇るプラットフォーマー企業。
- 【チャートは?割安?】「ZOZO」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ZOZO」の事業はZOZOTOWNの運営
UXにこだわったショッピングサイトが人気です。
「ZOZO」の事業利益はおもに「ZOZOTOWN」から生み出されています。
ZOZOTOWNの魅力を一言で言うと買い物のしやすさでしょう。
モール型ECと比べて洗練されたインタフェースは買い物のストレスを感じさせません。
また掲載アイテムは「ZOZOTOWNがオリジナルで撮影、採寸をし直す」という徹底ぶり。
ショッピング体験を最高にするための努力が感じられます。
他社がマネできない「ファッションへのこだわり」も感じられます。
「ZOZOTOWN」はビジネスモデルも優れています。
自社では在庫を持たず、在庫リスクを持つのはZOZOTOWNに出店をしている企業です。
シンプルに言うのであれば、ZOZOTOWNは最高のショッピング体験のインフラを提供し、中の商品や在庫リスクは出店企業に負わせるという仕組みです。
事業ポートフォリオは大きく3つ「ZOZOTOWN事業」「PayPayモール」「BtoB事業」とありますがメインはZOZOTOWNです。
時価総額は調査時点で「1兆969億円」ということで大型株ですね。
PERは31.68と少し割高です。人気が高い企業ですね。
今回は「ZOZO」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ZOZO」の配当利回りを見る
配当利回りは下がってきています
「ZOZO」の配当利回りは1%台です。
成長企業の印象が強いですが、2016年までは3%の配当利回りと、近年人気化していることがわかります。
2018年が株価のピークで、近年は好調な業績とは裏腹に株価は落ち着いてきています。
そのため配当利回りも少し上昇しています。
「ZOZO」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は大きく成長をしています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
ZOZOはの売上は安定して右肩あがり。
ビジネスの好調さを継続しています。
売上高は5年で2倍以上になっています。
「ZOZO」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は30%ほど!
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ZOZO」の営業利益率は30%ほど。
非常に高い利益率を実現できているのがZOZOの特徴です。
ZOZOの収益源は、主にZOZOTOWNで商品が売れた時の販売手数料です。
ネットで調べた感じですと「ZOZOTOWNの手数料35%」という記述が見つかりました。
※手数料の数字は実際とは異なる可能性があります。
この手数料の高さが高い営業利益率につながっていると思われます。
「ZOZO」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは右肩あがりです。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ZOZO」のEPSは右肩あがりです。
EPSは100円を超えて上昇中です。
毎年確実に成長できている成長企業と言えるでしょう。
毎年EPSが上昇しているのは良いですね。
「ZOZO」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は上昇中です
「ZOZO」の自己資本比率は44%程度です。
無借金経営を続けていましたが、
有利子負債を2019年に220億円しています。
(当時の総資産は789億円)
一時的に大きく自己資本比率はあがりましたが、そこから自己資本比率は上昇をしています。
財務的には問題ないでしょう。
「ZOZO」の配当金(高いほど良い)
連続増配の企業です
「ZOZO」は成長企業ながら配当金も多く出す企業です。
2021年度は1株55円と大幅な増配予想です。
2019年こそ減配していますが、それ以外は連続増配です。
連続増配企業というイメージはなかったので少し意外でした。
「ZOZOの配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%目安です
「ZOZO」の配当性向は50%が目安です。
配当性向は業界的には高めと言えるでしょう。
配当性向は50%くらいが上限の水準かと思います。
株主還元意識の高い企業です。
「ZOZO」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは上昇しています。
「ZOZO」の営業CFは右肩あがりの傾向です。
2021年は過去最高を2倍近く更新してきました。
事業は非常に上手く推移していると言えるでしょう。
「ZOZOの現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
現金はも積み上がり中。
「ZOZO」の現金は上昇中です。
フリーCFが強くプラスになっており、現金保有額も増加しています。
これは良いですね。
営業CFと同様に現金創出力が高く、資産が貯まっていっています。
営業CFの高さに対して投資額がすくなく、投資をしなくても稼げる強みを持っている事がわかります。
配当性向が高いのもプラットフォーマーとしての価値が高いからでしょう。
「ZOZOの配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
配当総額は100億円を突破!
「ZOZO」の配当総額は右肩あがりです。
業績がよく、増配を続けられていることがわかります。
ここまでは成長企業としては文句のない増配力ですね。
「ZOZOの当期純利益は上昇中か?
利益は過去最高を常に伺う展開です。
「ZOZO」の当期純利益は右肩あがりです。
2022年度は過去最高を突破する見込みです。
他の項目も強いですが当期純利益で過去最高をとってこれればいいですね。
現在の利益推移であれば株価にも好影響がでることは間違いないでしょう。
【まとめ】「ZOZO」はZOZOTOWNを運営。高い営業利益率を誇るプラットフォーマー企業。
今後も強みを生かして成長できるでしょうか
ZOZOの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 1%台 |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ◎ | 30% |
EPS(1株利益) | ◎ | 上昇傾向 |
自己資本比率 | ▲ | 約40% |
1株配当 | ◎ | 増加傾向 |
配当性向 | ◯ | 50%目安 |
営業キャッシュフロー | ◎ | 強く上昇中 |
現金など | ◎ | 強く上昇中 |
総評としては、文句のつけようがない優良企業です。
数多のファッションECサイトの中からこれだけ高い営業利益率を持てているのは、他社にマネできない強みがあるからにほかなりません。
高い営業利益率がある限り盤石な企業と言えるでしょう。
【チャートは?割安?】「ZOZO」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】業績は良いのでタイミングみたい
この記事の執筆時点(21/12/3)では株価は3,535円。
今はオミクロン株の報道で地合いが悪いですが業績を見ると過去最高を突破できてもおかしくないと思います。
売上成長率は鈍化気味なので決算で売上が再成長するようなら株価は急騰するでしょう。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
ZOZOは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
ZOZO自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
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- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
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