プラズマコイです(^^)
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今回は「大塚ホールディングス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
大塚ホールディングスは大塚製薬を中軸とする「大手医薬品グループ会社」です。
「トータルヘルスケア企業」として医薬品・医療機器や、一般向けの飲食品など3セグメントで事業展開をしています。
長期投資家さんの「永久保有銘柄」として有名な銘柄です。
大塚ホールディングス(4578)は大手医薬品グループです🏥
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 14, 2022
治療薬の創薬など医療関係の事業が主力で💊
一般向けにはボンカレーやポカリスエットでおなじみの企業です🥤🍛
また、海外売上比率は50%を超えており年々上昇しています。
■株価指標(8/12時点)
PER 18.8倍
PBR 1.14倍
配当利回り2.13%
配当金が固定で、株主優待が魅力の銘柄です。
大塚ホールディングスの業績は安定的に推移をしており「固定配当」の企業です。
優待も合わせた総合利回りが3%を超えるようなタイミングで買いたい企業です。
なかなか株価が下がらない企業なので1株ずつコツコツ買うのも良いですね。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「大塚ホールディングス」は砂糖製品を中心の精糖会社
- 「大塚ホールディングス」のPER推移を見る
- 「大塚ホールディングス」の配当利回りを見る
- 「大塚ホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「大塚ホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「大塚ホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「大塚ホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「大塚ホールディングス」の配当金
- 「大塚ホールディングス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「大塚ホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「大塚ホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「大塚ホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「大塚ホールディングス」は安定業績、固定配当企業
- 【チャートは?割安?】「大塚ホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「大塚ホールディングス」は砂糖製品を中心の精糖会社
大塚ホールディングスのセグメントは4つ
- 医療関連
治療薬・輸液・診断薬・医療機器 - ニュートラシューティカルズ関連
機能性飲料・健粧品・OTC医療品・医薬外品(ポカリスエット、カロリーメイト、オロナミンC、OS-1など) - 消費者関連
飲料・食品(ボンカレーなど) - その他
化学品事業、運輸・倉庫業、電子機器事業など
医療関係で多くの製品領域をカバーしています。
「大塚ホールディングス」の事業利益はおもに「医療関連の製品」で生み出されています。
グローバル4製品の医薬品(エビリファイメンテナ、レキサルティ、サムスカ/ジンアーク、ロンサーフ)が主力製品です。
輸液事業(栄養剤、薬液の注入)や、医療機器の製造など幅広く事業展開しています。
また、機能的な飲料・食品も展開しています。
代表的な製品のオロナミンC、ポカリスエット、カロリーメイトなど「栄養+医薬品」という側面をもった製品も業績に大きく貢献しています。
一般消費者向けに、ボンカレーなどの食料品も展開していますね。
時価総額は22/8/12時点で「2兆6151億円」ということで超大型株ですね。
PERは18.8倍と一般的にはやや割高水準です。
今回は「大塚ホールディングス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「大塚ホールディングス」のPER推移を見る
PERは過去比較だと少し割安水準ですね。
「大塚ホールディングス」のPERは18.8倍(22/8/12時点)。
過去の推移を見ると少し割安感があります。
近年は20倍以上の年も多かったですが、2020年以降は20倍を切って推移しています。
PERは15倍以下になったところを狙いたい企業です。
「大塚ホールディングス」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇傾向です。
「大塚ホールディングス」の配当利回りは8/12時点で2.13%です。
配当利回りは2%前後でほぼ固定になっていますね。
配当が固定で株価もレンジ内をウロウロしているため、配当利回りも横ばい水準です。
株主優待は自社製品3000円相当
ポカリスエットやカロリーメイト、ソイジョイ、ボンカレーなど自社商品の詰め合わせ
※内容は時期によって異なると思います。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | 3,000円相当 |
「大塚ホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇傾向です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「大塚ホールディングス」の売上は上昇傾向です。
2021年は過去最高を達成しており、2022年もさらに最高を更新予定です。
売上は上昇傾向ですね。
「大塚ホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は上昇傾向です。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「大塚ホールディングス」の営業利益率は直近では10%程度です。
2022年は原価や販管費の増加から営業利益率は10%を切る9%で予定されています。
利益率としては厳しい局面であることが見て取れます。
「大塚ホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSはやや上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「大塚ホールディングス」のEPSはやや上昇傾向でしょうか。
2019年からEPSは200円を常に突破できており、安定感も高まってきています。
EPSベースの利益は概ね横ばいで推移していますね。
「大塚ホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は70%ほどです。
「大塚ホールディングス」の自己資本比率は70%ほどで推移しています。
有利子負債はありますが、この自己資本比率なら問題ないですね。
2021年の有利子負債比率は6.74%で低めの水準です。
財務的には心配無しです。
「大塚ホールディングス」の配当金
配当は100円固定です。
「大塚ホールディングス」の配当金は安定配当(固定配当)です。
長くに渡り配当金は同じで推移しています。
減配はしており、事実上で累進配当を達成中ですね。
今後の増配は期待せず、割安なときに買いたいですね。
「大塚ホールディングス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は40%あたりです。
「大塚ホールディングス」の配当性向は40以上目安としているようです。
配当金が固定となっており、配当性向は年によってブレ幅があります。
配当性向は市場平均より高く、株主還元意識としては高めの企業と言えます。
「大塚ホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは概ねプラスです。
「大塚ホールディングス」の営業CFは安定プラスで推移しています。
年によって上下のブレ幅はありますが、概ね1000億円〜2000億円水準を安定して稼ぎ出しています。
営業CFは、安定していて安心感のある推移です。
特に2019年から2021年は高い水準で安定していて好業績なことが見て取れます。
「大塚ホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「大塚ホールディングス」の現金は4106億円ほどです。
総資産は2.82兆円で、総資産に占める現金の比率は14%程度です。
現金比率は標準水準です。
現金は営業CFが多めに出ている2019年から徐々に上昇しており、現金がつみあがっていることがわかります。
現金保有額も問題なしです。
「大塚ホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定推移です。
「大塚ホールディングス」の当期純利益は安定推移の傾向です。
毎年約1000億円〜1500億円を目安として推移しています。
利益が安定推移をしているところから、株価も長期では横ばいで推移しています。
【まとめ】「大塚ホールディングス」は安定業績、固定配当企業
配当が固定されており、割安なときに買いたい企業です。
大塚ホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 約2% |
売上高 | ▲ | やや上昇 |
営業利益率 | ◯ | 10%前後 |
EPS(1株利益) | ◯ | 200円超え |
自己資本比率 | ◯ | 70%前後 |
1株配当 | ◯ | 固定配当 |
配当性向 | ◯ | 40%ほど |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 上昇傾向 |
当期純利益 | ◯ | 安定推移 |
総評としては「安定業績、安定配当の堅実企業」です。
長期の業績はほぼ横ばいと言える推移で、安定大型企業と言えるでしょう。
なかなか株価が下がってこない場合はコツコツ1株ずつ買うのが良く、
PERが15倍以下になってきたときに、割安感があれば一気に100株(1単元)で買うのがよいでしょう。
【チャートは?割安?】「大塚ホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】レンジ相場でなかなか買い場がこないですね。
調査時点(22/8/12)では株価は4,688円。
近年は株価推移から見ると、3500円〜4000円くらいで買いたい企業です。
その場合も、長期の永久保有銘柄として買うべきでしょう。
高利回りを狙うというよりも、一生持つくらいのイメージで、安定配当を目的として買う企業です。
その分、ボラティリティが低めの銘柄なのでリスクは低めです。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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