プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「アンビスHD」の財務分析をしていきます。
住宅型有料老人ホーム「医心館」を軸に、看護ケアサービスを多数展開している企業です。
2019年のIPO組です。
「老人ホーム x 看護」のビジネスを展開。疾患持ちの高齢者の需要を取っています。
ほぼ間違いなく今後も成長が見込める分野だと思います。
アンビスHD(7071)は業績が絶好調ですね?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 9, 2021
毎回60%の売上成長率を達成しており高成長をしています?
高齢化社会が訪れており老人ホーム事業はわかりやすい有望セクターです?? pic.twitter.com/vTsKjt1OUu
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
これほどの成長株も日本株では珍しい。
それほど強力な会社です。
- 「アンビスHD」は「ホスピス事業」「在宅医療・看護」サービスを展開
- 「アンビスHD」の配当利回りを見る
- 「アンビスHD」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「アンビスHD」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「アンビスHD」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「アンビスHD」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「アンビスHD」の配当金(高いほど良い)
- 「アンビスHD」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「アンビスHD」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「アンビスHD」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「アンビスHD」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「アンビスHD」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「アンビスHD」は「増収増益」で「高利益率」な医療ホスピス企業
- 【チャートは?割安?】「アンビスHD」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「アンビスHD」は「ホスピス事業」「在宅医療・看護」サービスを展開
「老人ホーム」で快適に過ごせて「有事の際も素早く対応」ができるサービスを展開
「アンビスHD」の事業利益はおもに「医心館」の運営で生み出されています。
ターゲットが疾患を持った方なので「看護師、介護士」の両方の人材が必要になります。
そうなると普通の老人ホームでは対応ができない場合があります。
そんな時に登場するのが「医心館」ですね。
「慢性的な疾患を持つ方」や「人生の終末期の方むけ」に看護ケアを提供します。
しかも盤石なサポート体制でサポートできるのが特徴です。
アンビスHDのサービスは主に2つ
- 住宅型有料老人ホーム「医心館」の運営
- 訪問看護などの日常生活サポート
時価総額は調査時点で「1818億円」ということで中型株ですね。
PERは75.94倍で割高な水準です。今後の成長に強い期待をされています。
今回は「アンビスHD」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「アンビスHD」の配当利回りを見る
配当利回りは下がってきている
「アンビスHD」の配当利回りは0%台です。
新興企業なので配当利回りは低めです。
今は配当を出している事自体に価値を見いだすタイミングですね。
連続増配をできそうな業績なので、今後の配当利回りは徐々に上がっていくと予想します。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「アンビスHD」の売上(上昇トレンドであるか?)
強烈な成長力を維持
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「アンビスHD」は毎年60%の売上成長率を達成しています。
明らかに「イケイケのNewビジネス」と言えるでしょう。
時代のニーズを捉えている会社かと思います。
売上は毎年成長を続けており順調そのもの。
事業展開、今後の成長力にも期待できます。
「アンビスHD」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率はもっと上がれるはず
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「アンビスHD」の営業利益率は20%ほど。
非常に高い営業利益率を達成しており、さらに上昇中です。
これだけ高い営業利益率はなぜでしょう?
こちらの記事によると、医療保険のビジネスにより高い利益率を達成しているということでした。
保険ビジネスということを考えると、規模が拡大するほど営業利益率が高くなることも頷けます。
非常に強いビジネスモデルだと判断できます。
「アンビスHD」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSも100円近くに上昇予定
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「アンビスHD」のEPSは2021年の予想では100円ほどまでいきそうです。
強いビジネスモデルを持っているのでEPSが右肩上がりな点も有望ですね。
「アンビスHD」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は減少している
「アンビスHD」の自己資本比率は31%程度です。
しかし直近決算では50%を超えてきており、安定期に入ったように見えます。
有利子負債を入れながらも素早く業績成長ができて資産的には問題ない水準までもってきています。
数年で自己資本比率を向上できているところもGOODですね。
「アンビスHD」の配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄です。
「アンビスHD」はグロース期ながら配当をだしています。
2021年度は9円の予定で毎年3円ずつ増配している形ですね。
今から仕込んでおけば毎年増配をしてくれそうな予感があります。
現段階で配当があるのも嬉しいところです。
「アンビスHD」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は余裕あり
「アンビスHD」の配当性向は現段階で12%です。
今後は少しずつ配当性向もあがってくると予想しています。
3年〜5年くらいの間で、市場平均の30%くらいまでは上げてくるかな?と思っています。
「アンビスHD」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFも順調に急成長中
「アンビスHD」の営業CFは増加傾向です。
他の指標を見ても営業CFの伸びは十分予想できましたがこちらもOKですね。
問題なしです。
「アンビスHD」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金も積み上がり
「アンビスHD」の現金は2021年に大きく増えました。
基本的には有利子負債が増えて、事業で使った分以外が残ったかたちでしょうか。
今後「医心館」を開設するための費用など事業成長に向けて準備しているといったところですね。
「アンビスHD」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
2億円くらいが当面の配当総額ターゲット
「アンビスHD」の配当金は直近ではまだまだ1億円にも満たないですね。
自社株買いはあまりしない企業なので増配の分だけ配当総額があがってきます。
ちなみに21/8/12段階で発行済株式総数は約2400万株です。
その時点で1株9円の配当と計算すると、総額では2億1600万円の配当支払いになりますね。
「アンビスHD」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は毎年2倍になっている
「アンビスHD」の当期純利益は毎年2倍になっています。
これだけ利益成長率が高いと記事執筆時点での「PER77倍も割安」に見えてきます。
※個人的には50倍くらいだと安いなと思います。77倍は”そろそろ上げすぎ”かもです。
業績は絶好調といえますね。
【まとめ】「アンビスHD」は「増収増益」で「高利益率」な医療ホスピス企業
明るい未来しか感じられない!
アンビスHDの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 0%台 |
売上高 | ◎ | 急成長 |
営業利益率 | ◎ | 20% |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
自己資本比率 | ◯ | 50%ほど |
1株配当 | ▲ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30%までは行けそう |
営業キャッシュフロー | ◎ | 強い伸び |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、施設を急ピッチで開設しており、今後も成長が見込める業種だと思います。
課題は成長が急すぎて、看護師の獲得や労務環境問題の懸念もあります。
課題は営業利益率ですね。ここが伸びれば利益体質が1段階あがることになります。
【チャートは?割安?】「アンビスHD」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】PER70倍を突破している今は注意
この記事の執筆時点(21/09/11)では株価は7,650円。
最近は好決算、好相場ということで、株価が右肩あがりです。
4000円あたりでも高くて買えない・・・と思っていたところで一段階ああがっています。
これ以上あがるとPERが恐ろしいことになるのでなかなか入りづらいですね。
値がさ株でもあり、初心者の個人投資家は手を出さないほうが無難そうです。
プラズマコイは5000円くらいまで落ちてきたら検討したいと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
アンビスHDは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
アンビスHD自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
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