プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「コタ」の財務分析をしていきます。
美容室向けのシャンプーやトリートメントを製造販売している企業です。
美容室のコンサルティングを行うと共に、
美容室限定で販売する「店販」戦略で高い利益率のビジネスを展開しています。
コタ(4923)は美容室向けのヘアケア用品の製造販売をしていいます。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 12, 2021
育毛成分の特許を取得し育毛剤開発をするとのことで、今後に期待しています。
本業も売上が毎年成長していて、営業利益率は20%と好業績な企業です?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
高利益率のビジネスで魅力的な企業
- 「コタ」は美容室向けの「シャンプー・トリートメント」を販売する企業
- 「コタ」の配当利回りを見る
- 「コタ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「コタ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「コタ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「コタ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「コタ」の配当金(高いほど良い)
- 「コタ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「コタ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「コタ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「コタ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「コタ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「コタ」は「安定成長」と「高い営業利益率」が魅力
- 【チャートは?割安?】「コタ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「コタ」は美容室向けの「シャンプー・トリートメント」を販売する企業
原価率の低い商材のため利益が残りやすい
「コタ」の事業利益はおもに「美容室向けの頭髪用化粧品」の運営で生み出されています。
主力の「コタ アイ ケア」は、シャンプーの価格が300mL 2,750円(税込)と高額のヘアケア用品です。
このような「高単価」の商品をドラッグストアやスーパーには卸さず「美容室 限定」で販売することにより値引きをせずに高い利益率を生み出せていると考えられます。
時価総額は調査時点で「413億円」ということで小型株ですね。
PERは27.49倍で少し割高な水準です。成長企業なのでこのくらいは許容できるでしょう。
今回は「コタ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「コタ」の配当利回りを見る
配当利回りは下がってきている
「コタ」の配当利回りは0%台です。
新興企業なので配当利回りは低めです。
今は配当を出している事自体に価値を見いだすタイミングですね。
連続増配をできそうな業績なので、今後の配当利回りは徐々に上がっていくと予想します。
株主優待は自社製品のシャンプーなどがもらえる
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | コタ アイ ケア コース(髪質改善)5,000円相当、または コタセラ スパ コース(頭皮改善)5,000円相当 |
500株 | コタ アイ ケア コース(髪質改善)8,000円相当、または コタセラ スパ コース(頭皮改善)8,000円相当 |
1,000株 | コタ アイ ケア コース(髪質改善)12,000円相当、または コタセラ スパ コース(頭皮改善)12,000円相当 |
2,000株 | コタ アイ ケア コース(髪質改善)15,000円相当、または コタセラ スパ コース(頭皮改善)15,000円相当 |
3,000株 | コタ アイ ケア コース(髪質改善)19,000円相当、または コタセラ スパ コース(頭皮改善)19,000円相当 |
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「コタ」の売上(上昇トレンドであるか?)
毎年順調に成長
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「コタ」は毎年ゆっくりですが売上成長を達成しています。
(2021年はコロナ影響のなか耐えたと言えるでしょう)
富裕層むけのビジネスで販路も狭いため、一気に売上が成長するビジネスモデルではないですね。
そのかわり高い営業利益率で利益を多く残す戦略ということでしょう。
「コタ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は20%と高い
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「コタ」の営業利益率は20%ほど。
非常に高い営業利益率を達成しており、さらに上昇が予想されています。
高利益のビジネスモデルですが、今後は顧客の幅を広げていかないとマーケットが頭打ちになってしまう懸念があります。
プラズマコイが期待しているのは「育毛剤ビジネス」です。
育毛剤は美容アイテムとして非常に需要が高いジャンルですので、完成すれば利益に大きく貢献してくれる可能性があります。
また今は女性向けの製品が多いですが、育毛剤は男性向けの需要が高いので、新たな顧客セグメントの開拓も期待できます。
「コタ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは右肩あがり
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「コタ」のEPSは毎年順調に成長しています。
右肩あがりで事業成長も順調ですね。
「コタ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い
「コタ」の自己資本比率は74%程度です。
無借金経営で、財務状況は盤石と言えます。
資産も毎年増加しており、経営状態には安定感があります。
「コタ」の配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄です。
「コタ」は連続増配の企業です。
細かく増配をしていますが毎年利益が成長しているので安定的に増配ができています。
毎年二桁の増配率が意識されているようです。
「コタ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%目安
「コタ」の配当性向は現段階で30%目安です。
市場平均ほどの配当性向で、業界的にこれ以上の配当性向はあがりにくいかと思います。
配当が増加するには利益成長が必須でしょう。
「コタ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFも順調に成長中
「コタ」の営業CFは増加傾向です。
売上や配当金と同様、少しずつですが確実に毎年成長をしています。
好調に業績が推移していることが伺えます。
「コタ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
利益が現金に積み上がっています
「コタ」の現金は毎年増加中です。
フリーCFが毎年10億円ほどあるので、現金も毎年増加しています。
そろそろ手元の現金も増えてきたので、そろそろ投資に資金を回しても良さそうです。
「コタ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
3.5億円くらいが当面の配当総額ターゲット
「コタ」の配当金は増加しています。配当総額も増加していますね。
自社株買いも定期的に行っているので、株主還元は高い企業かと思います。
配当を維持するには配当性向が30%ほどですので10億円〜12億円ほどの当期利益が目安となります。
「コタ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益も毎年右肩あがり
「コタ」の当期純利益は毎年増加しています。
毎年10%前後の成長率を維持しており非常に綺麗な推移をしています。
売上規模もまだ小さいため、当期純利益も5年で2倍近くまで増えていますね。
【まとめ】「コタ」は「安定成長」と「高い営業利益率」が魅力
非常に安定して成長している企業
コタの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 1%台 |
売上高 | ◯ | 成長中 |
営業利益率 | ◎ | 20% |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
自己資本比率 | ◎ | 70% |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 増加中 |
現金など | ◯ | 増加中 |
総評としては、非常に安定的に成長をできている優良企業だと思います。
ビジネスモデルが「店舗限定で販売」をするという販売チャネルを狭める戦略をとっており、差別化を図っているところがユニークです。
課題はマーケットの限界がどこにあるかということですね。
ビジネスの幅を広げていかないと顧客が頭打ちになってしまうことが懸念されます。
【チャートは?割安?】「コタ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】相場次第だがチャートが強い
この記事の執筆時点(21/09/12)では株価は1,673円。
株価は高値付近で、好業績の効果が見られます。
相場次第ですが今後も堅調に推移するかとおもいます。
決算が良いうちは安心して買える銘柄かと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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コタ自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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