プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は半導体に関連する銘柄の「アドテック プラズマ テクノロジー」の財務分析をしていきます。
先日の決算が好決算でしたね。
アドテック プラズマ テクノロジー(4432)の2Q決算は10/12?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) October 6, 2021
請求書発行やデータ集計を自動化するソフトを販売しているDX企業です?
売上帳票などを機関システムから取るなどは結構な作業負荷になるので短時間でできるようなシステムは需要が高そうだと思っています?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
半導体不足が続くなか企業の増産に向けて製品の需要が拡大!
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」は主に「半導体」の製造装置に搭載する「プラズマ用高周波電源」を製造する電源メーカー
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当利回りを見る
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当金(高いほど良い)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「アドテック プラズマ テクノロジー」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「アドテック プラズマ テクノロジー」は業績が好調な「半導体関連企業」
- 【チャートは?割安?】「アドテック プラズマ テクノロジー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「アドテック プラズマ テクノロジー」は主に「半導体」の製造装置に搭載する「プラズマ用高周波電源」を製造する電源メーカー
プラズマ・・・いいですね!
同じ”プラズマ系”として応援したいです
「アドテック プラズマ テクノロジー」の事業利益はおもに「プラズマ用高周波電源」から生み出されています。
最近では中国、米国の対立やロックダウンなどで、半導体の製造・流通が滞っています。
その中で「5Gの通信機器、リモートワークやオンライン会議などのパソコンやサーバ向けの半導体需要」の拡大がありました。
さらに「自動車向け半導体需要の急増等」により、半導体メーカー各社の設備投資が増加されています。
結果として「アドテック プラズマ テクノロジー」の「プラズマ用高周波電源」の需要も高まっていますね。
メインは半導体関連の事業(売上の9割)ですが研究機関向けの装置の電源も提供している
アドテック プラズマ テクノロジーの事業セグメントは2つ
- 半導体・液晶関連事業
半導体・液晶基板製造工程で使用する製造装置に搭載するプラズマ用RF電源などを提供 - 研究機関・大学関連
重粒子線がん治療装置用電源及び加速器用電源等などを提供
時価総額は調査時点で「153億円」ということで小型株ですね。東証二部上場です。
PERは10.24倍と割安水準です。10/13の決算発表前は8倍でしたね。
今回は「アドテック プラズマ テクノロジー」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当利回りを見る
配当はまだまだ少ない
「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当利回りは0.6%です。
配当利回りとしては高くはないですね。
配当狙いの銘柄とはいえません。業績をみてタイミング良く買いたい銘柄です。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の売上(上昇トレンドであるか?)
2022年のガイダンスが超強気
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の売上は半導体需要にともない右肩あがりです。
2022年のガイダンスは43%の成長と強い数字を出してきました。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の営業利益率(10%以上は欲しい)
利益率は高い
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の営業利益率は13〜17%ほど。高い水準だと言えます。
特に近年は高い営業利益率で推移できており、利益体質の経営ができています。
「アドテック プラズマ テクノロジー」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは過去最高を目指す
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「アドテック プラズマ テクノロジー」のEPSは上昇中で2022年は過去最高を突破する見込みです。
利益が大幅に上昇する見込みでEPSの数字も好調です。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率はほどほど
「アドテック プラズマ テクノロジー」の自己資本比率は52%程度です。
有利子負債を増やして積極的に現金を増やしています。
しかし自己資本比率としては50%台なので財務的に問題とはならないでしょう。
毎年利益が積み上がっており、
そのため自己資本比率も上昇中で問題なしです。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当金(高いほど良い)
減配はしない会社。
「アドテック プラズマ テクノロジー」は配当も少ないですがそのかわり減配もしない企業です。
少しずつ保守的に配当をだしていく株主還元政策ですね。
2022年は過去最高の業績を見込みますが配当予想は1株12円で据え置いています。
配当は増配が十分期待できますね。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は10%以下。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当性向は10%以下です。
株主還元意識はそれほど高くない企業と言えます。
この配当性向ならそう簡単に減配はしなさそうですね。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFはマイナスが目立つ
「アドテック プラズマ テクノロジー」の営業CFは近年マイナスです。
利益はでていますがキャッシュの流れはそれほど芳しくないことがわかります。。
キャッシュフローがプラスになるわけではない事業ということは留意しておきましょう。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中
「アドテック プラズマ テクノロジー」の現金は増加傾向です。
近年は有利子負債によって現金が増えていますね。
キャッシュアウトが先行する年が多いですね。
周期的にもガイダンスの数字からもそろそろ一気に回収する年がくるかな?といったところでしょうか。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
1億円に満たない配当金
「アドテック プラズマ テクノロジー」の配当金はほとんど出してないですね。
1億円にも届かない配当総額です。
事業規模も小さく、しかも配当性向も低いということが顕著にでている数字です。
「アドテック プラズマ テクノロジー」の当期純利益は上昇中か?
2022年度は過去最高を予想
「アドテック プラズマ テクノロジー」の当期純利益はかなり右肩あがりです。
半導体需要の影響で利益は追い風ですね。
2022年度は71%の成長率で非常に期待できる1年です。
【まとめ】「アドテック プラズマ テクノロジー」は業績が好調な「半導体関連企業」
まだまだ半導体の需要が続きます。
アドテック プラズマ テクノロジーの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 0.6% |
売上高 | ◎ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 15%前後 |
EPS(1株利益) | ◯ | 100円は余裕で突破 |
自己資本比率 | ◯ | 50%台 |
1株配当 | ▲ | 増配傾向だが少ない |
配当性向 | ▲ | 10%未満 |
営業キャッシュフロー | ▲ | マイナスの年も目立つ |
現金など | ▲ | 有利子負債で増加 |
総評としては、半導体関連銘柄として業績は好調です。
一方では株主還元意識が低く、営業CFや現金の積み上がり方が安定しているとは言いづらい安定感に欠ける企業です。
【チャートは?割安?】「アドテック プラズマ テクノロジー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】好決算銘柄なのでトレード要員にしたい
この記事の執筆時点(21/10/15)では株価は1,900円。
好決算銘柄なので今後はしばらくあがっていくと予想します。
業績が安定する企業ではないのでトレード要員として見ると良いかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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アドテック プラズマ テクノロジー自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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