こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当株として注目のテクノフレックスの財務状況をチェックしていきたいと思います。
テクノフレックスの事業内容を見てみましょう。
産業用機器のメーカーです。
株式会社テクノフレックスは、
https://jp.misumi-ec.com/vona2/maker/TCF1/ より
各産業向け(建築配管・水道配管・半導体・製鉄・造船・ガス・電力・火力・原子力・一般プラント)の各種配管に使用される管継手(フレキシブルメタルホース、伸縮管継手全般、アルミ複合管)などの金属製品から樹脂製品の製造を手掛け、装置類の設計・製作と据付工事、真空配管の溶接工事、真空テストの企画実施などのサービスも取扱う会社です。
「テクノフレックス(証券コード 3449)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「テクノフレックス」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
4%も高配当株
テクノフレックスでは直近では、IRバンクでは2019年からしか表示されていませんが、直近では高配当化となっています。
業績をチェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
横ばいで、堅調な企業
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
テクノフレックスは売上が横ばいです。
2021年は減収の見込みですが、株価も概ね横ばいです。
EPS(一株当たり当期純利益)
EPSもまぁまぁといった水準
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが目安ですが、50円〜100円のレンジに収まります。
見れば見るほど、堅調な企業
EPSも大きなトレンドがなく、
非常に底堅い、堅実なビジネスですね。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい」と覚えて置きましょう。
業種ごとで異なりますが、市場平均は7%なので、
営業利益率が10%を超えているのは合格点といえます。
2021年もダメージを受けていて10%を割ることが予想できますが、
長期で考えるなら、株価が下がってきたときに拾うのも良いかもしれません。
基本的に高い営業利益率です
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は60%台で更に増加中
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜をチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
テクノフレックスは自己資本率が60%台で絶賛上昇中。
利益を毎年積み上げている財務安定企業と言えます。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」です。
2020年12月は増配
2020年12月期はも年間配当は41円と配当は増配予定です。
業績次第ですが、成熟産業のため、
株主還元の意志が強くなってきています。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
配当性向からみるとまだまだ余力があります
配当性向は「市場平均の30%と同等」で、
まだまだ増配余力のある企業ですね。
2020年12月は配当性向はあがりそうですが、それでも問題無しのレベルです。
営業活動によるキャッシュフロー
基本的にプラスに出来る企業
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
本業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
産業向けのインフラを担っているので、非常に手堅いビジネスであり、
安定的に稼いでいけるビジネスです。
確実に利益は積み上げられますね。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
基本的には現金は多い方がいいです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
現金は徐々に積み上がっていっていますね。
総還元額(現金などの何パーセントか?)
総還元額は「配当金総額 + 自社株買い」で行った
株主還元の総額です。
テクノフレックスは自社株買いは行っていないようで、
配当金のみの計算ですね。
今後は5、6億円くらいの配当支払いですね
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、
現金などの内部留保で配当が賄えれば、配当維持が期待できるということです。
現状の財務状況であれば、短期的に業績が悪化しても、配当金は十分支払えそうです。
しかし、近年の配当金の上下から見ると、
経営状態が悪くなったら減配を行いそうな感じです。
【まとめ】テクノフレックスは非常に手堅く、収益力、財務力がある評判の企業
社会のインフラ用途のメーカーで
非常に堅調なビジネスを行っている企業
テクノフレックスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ○ | 4%台 |
売上高 | △ | 横ばい |
EPS(1株利益) | ▲ | 50〜100円 |
営業利益率 | ○ | 10%くらい |
自己資本比率 | ○ | 60%以上で上昇中 |
1株配当 | ○ | 増配傾向 |
配当性向 | ○ | 30%目安 |
営業CF | ○ | 基本的にプラス |
現金など | ◎ | 毎年の配当金支払いの8倍くらい所持 |
非常に盤石な基盤があるので、業績悪化の可能性を折り込みつつ、
配当利回りが3.75〜4%くらいならポートフォリオの1部に入れても良いかもしれません。
※投資は自己責任でお願いします。
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